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jokichi つれづれ日記

自然観察大好きじいさんが 見たこと 感じたこと を気ままに綴ります。

コシジオウレンに見る大気汚染

2014-12-22 23:23:16 | 越後駒ヶ岳のこと

コシジオウレン は春の雪融けを待って一番最初に咲く花だ。
雪の下でツボミを膨らませる ショウジョウバカマ も開花の早い花だが コシジオウレン は
雪が消えてから花穂を伸ばして 白く可憐な花を咲かせる jokichi の好みの花のひとつだ。
五片の白い花弁に見えるのは萼だと言うが ミツバオウレン のそれよりふくよかなカタチでいい。ところで 上の画像の左下隅の葉に注目して頂きたい。
ピントがずれていて申し訳ありませんが 葉に着いている灰色のものは確認いただけると思います。
この葉の上に降り積もった雪に含まれていた水以外の固形物が風雨に流されず残ったものです。
くわしく分析などは出来ませんが 大陸由来の黄砂やPM2,5の集まりだと思われます。
この花を撮影したのは 今年の7月30日です。
この頃になると遠目には白く見える雪渓も近寄って見ると煤煙のような黒いものが表面を覆います。白い萼片は受粉が終わって子房がかなり大きくなっても散り落ちることなく残っている。
それが群落全体に多数の花が咲いているように見えて いい景色を演出する。
訪花昆虫を呼び寄せるためのテクニックのひとつだとjokichi は勝手に解釈している。
 

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