みなさん、こんにちは!
今回は前回のservingの続きです。
前回の復習になりますが、serving(サービング)とは、
英語で「~人前」を表す言葉です。
したがって一人前は one serving と言います。
【~人前】で注文するものと言えば、餃子??ということで
I had three servings of gyoza(Chinese dumplings) for dinner yesterday.と言えば、
「昨日夕食に餃子三人前食べました。」となります。
「昨日餃子を5人前作った。」は
I made five servings of gyoza yesterday.
餃子ばかりも面白くないので、
「パスタを2人前注文した」(※注文する=order)は
I ordered two servings of pasta.
もしそれがスパゲティだったら
I ordered two servings of spaghetti.となります。
他に、「~人前」で注文するもので思いつくのがお寿司ですが、
「お寿司一人前」にもこのservingが使えます。
ところで、お寿司の一人前っていったい何貫くらいになるんだろうなぁと
このブログを書きながらふと疑問に思い、検索してみましたら、
同じような疑問を持つ人がいたようで、
ヤフーアンサーズにこんな質問が。
One serving of sushi is how many pieces of sushi?
答えはベストアンサーにある通り、
It depends. (お店とお寿司の種類に依りますよね。)
ヤフーアンサーズとは関係ありませんが、
以前、仕事で、生徒さんが言いたいことを英語に訳してネイティブの先生に伝えるお手伝いをしていたことがあるのですが、
そこである日、一人の生徒さんが「(ある話の)主人公がお寿司10人前食べた!」と言ったことがありました。
「10人前」の言い方を知らなかったその生徒さんは、そこのルール通り、私に「訳して!」と合図を送ってくれました。
もし、それが、私がメインで教えているレッスンだったなら、その生徒さんに自分の言葉で言えるように
(そのほうが絶対に楽しいので)お手伝いできたのですが、その時は諸々の事情で、
私が代わりに"He ate ten servings of sushi."と言ってネイティブの先生に伝えなければなりませんでした。
その後、その生徒さんが「10人前」と自分で言葉に出して言うことなくレッスンは終了してしまったのですが、
その日以来、このservingという言葉を目にするたびに、その生徒さんの事や、
それをその生徒さんに自分で言えるように手伝ってあげられなかったことへの悔しさを思い出します。
「お寿司10人前」という時に、たまたま私は知っていたからservingを使って言えただけで、
このservingを使わなくても(知らなくても)、基本単語で十分同じことを伝えることができます。
「お寿司10人前」ということは「お寿司10人分」、つまり『10人の人のためのお寿司』です。
ということは、、、
He ate sushi for ten people.
これで十分です!
料理の説明で
This is for three people. と言えば「これは三人前です」
お祭りなどのイベントがあるとして、
I have to make fried noodles for 100 people. と言えば
「焼きそばを100人分(100人前)作らなきゃいけない」となります。
そして、この【何々for…people】他にも応用が利きます。
「2人掛けのテーブル」は
a table for two people
この表現はレストランなどでよく使われるため
peopleを省略して
This is a table for two. と言うだけでも通じる表現になっています。
晩御飯など、forの後にくる数字が人の人数だと明らかな時もpeopleは省略してOKです。
今日は少し時間があったので色々リサーチしていましたら、
交際状況(relationship status:既婚、未婚など)を表すジョークに
こんなのがありました。
Made dinner for two. Ate both!
(二人分夕食作って、一人で全部食べた!)
期待していたのにフラれた。恋人募集中だけどまだいないっていう感じでしょうか。
基本単語だけで深いこと(?)言いますね(^-^)
英会話は自分の頭で考えて、そして、
自分が知っている言葉で言える範囲のことを表現する練習をしてこそ、上達します。
今は自分たちの教室、そしてカルチャーのクラスで、
生徒さんに自分で英語を理解し、そして自分で表現する喜びを知っていただくこと、
そして、その力をつけて頂くことが一番の目標です。