試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

クハ100-91[ツヌ116F] 第二次冷房改造車 新表示器点灯色変更試行 (表示器用プリズム色挿式点灯色変更試作車)

2015-10-30 21:41:24 | 国鉄/JR101系
水性。

KATO製101系新金型運転台付先頭車両では1stLOTライト基板振替を進行させている。
点灯色温度を布幕らしく改める効果はあるがそれなりに手間を要するのが弱点と言えよう。
クハ100-91(ツヌ116F:Mc154)はクモハ101-70(ツヌ131F:Mc70)とライト基板を相互交換した。


国鉄101系クハ100-91(ツヌ116F)。
※津田沼区仕様。

クハ100-91が現行LOTライト基板更新車化されたため簡便に表示器点灯色変更を行えるか試行する。
第二次冷房改造車用屋根板交換で出場してから間もないが再入場となった。
中間組込車でもあり表示器点灯色変更試作車には打ってつけである。
特にクハ100-91は今後プロトタイプ変更予定の無いツヌ116Fを構成する車両で都合が良かった。


入工中のクハ100-91。

今回ライト基板には一切手を掛けない。
表示器用プリズムへの色挿しのみで対処するいんちき細工である。
どのように色を挿すか考えるため文具コーナーを彷徨った。
油性マジックはちょうど良い色が無い。
茶マッキーも候補だったが色合いが濃すぎる気がした。
加えて塗布に失敗すると油性マジックは除去が面倒でもある。
手にしたのは水性の[紙用マッキー]だった。
プラスチックとの相性や色温度がどうなるか全く判らないままの購入だった。
水性を選んだのはオレンジ色が水性だけだったためと簡単に消去できるためである。


適当に色挿しを施した表示器用プリズム。

先ずプリズムケースを分解して表示器用プリズムを塗り易くする。
表示器用プリズムは乗務員室仕切前部より前は全てを,それ以降は天面だけを塗り潰した。
塗布箇所は自己判断によるもので適当に行った。
これで過多か不足かは点灯試験を行わないと判らない。
ちなみに他は製品仕様のままである。


竣工直前のクハ100-91。

水性塗料のため組み立て時に余計な所に当たらないよう気を付けた。
直ぐに消せるということは直ぐに剥がれることでもある。
一連の工程で最も気を使う作業は組み立てというお手軽加工以下の内容で終えた。
点灯試験は前照灯に惑わされないようにするため尾灯で行っている。




クハ100-91 点灯試験[ 4 三鷹]:尾灯(表示器点灯色変更試行)。
※津田沼区仕様:現行LOTライト基板更新車。

予想したよりも表示器用プリズム色挿しの効果は高かった。
もっと白色に近いかとんでもない方向に行くかと覚悟していたが良い方向に転じてくれた。
適当に行った表示器用プリズムへの色挿し箇所も一発で決まった。
1stLOTライト基板よりも布幕らしいかもしれない。
せっかくなので前照灯でも点灯試験を行った。


クハ100-91 点灯試験[ 4 三鷹]:前照灯(表示器点灯色変更試行)。
※津田沼区仕様:現行LOTライト基板更新車。




JR101系クモハ100-192 点灯比較[03C 中野]:ラシ101F(旧表示器点灯色変更施工車)。
※弁天橋区仕様:1stLOTライト基板振替施工車。

その結果違和感は全く抱かず光斑が逆に布幕感を演出するように映った。
1stLOTライト基板へ振替えたクモハ100-192(ラシ101F:Mc201)との比較でも劣っていないと思う。
初の水性塗料でどの程度まで効果が続くかが課題だと言えよう。
このまま上手く色が乗った状態で安定してくれるとありがたい。
せっかく手応えを得られたクハ100-91(ツヌ116F)だが再びライトスイッチ部品を[OFF]位置に切り替え竣工させた。

安直な方法で表示器点灯色変更対策が可能になった。
1stLOTライト基板も数に限りがある。
KATO製101系のバリエーション展開次第では不足することも有り得るだろう。
ライト基板を交換することなく点灯色温度を変えられる水性塗料は大きな戦力になるかもしれない。
取り敢えず武蔵小金井区,豊田区仕様は表示器用プリズム色挿式による表示器点灯色変更方式へ切り替える。
ラシ104F(Mc136)については少し考えてから判断したい。
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