試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

国鉄101系津田沼電車区102F [Tc75] 7+3編成 (旧ツヌ103F[Tc48],元ツヌ124F[Tc74] 再編,改番) ※旧製品

2016-08-22 21:13:11 | 国鉄/JR101系出場:総武・中央線
妙案。

KATO製国鉄101系元ツヌ124F(Tc74)構成車のうち最後まで残っていた2両を改番しツヌ102F(Tc75:旧製品)が出場した。
ツヌ102Fは先頭車両:旧ツヌ103F(Tc48:旧製品),中間車両:元ツヌ124F(弁天橋区仕様+旧製品)出自車で構成される。
各々三代目ツヌ118F,七代目ツヌ118F(Mc155:旧製品)が種車であり外観差は殆ど無く均整の取れた編成になった。




国鉄101系ツヌ102F (1984/10)。
[ツヌ102F]:Tc75-M209-M'203-T256-T249-M208-M'c160+Mc138-M'112-T'c59。
※旧製品。
◆旧ツヌ103F,元ツヌ124F 再編。

当初の計画通りプロトタイプは1980年代に設定したが意外にも選択肢が少なく出だしから躓いた。
候補は4編成しか残らず最終的にクハ101形,クハ100形が先頭車両となるツヌ102F(Tc75:1984/10)を選択している。
現在クモハ100-171(ラシ106F:Mc191),クモハ100-175,クハ101-83(ツヌ107F:Tc83)が貴重な旧製品LP411前照灯先頭車両である。
在籍する津田沼区仕様のうち初期出場編成は1979年3月現在の編成表を基にした関係でLP402前照灯編成が多数派となった。
一部旧製品LP402前照灯先頭車両にて推進した車両更新,車体更新は前面見附の違和感払拭が施工名目であった。
しかし都度車体更新では効率が悪く新金型車体導入や同時に発生する保留車の10両編成化等費用面でも不利になる。
そこで元ツヌ124Fをツヌ103F(弁天橋区仕様+旧製品)用種車に廻し新たな旧製品LP411前照灯編成出場へと切り替えた。


モハ101-209(モハ101-229改番車)。
※旧製品。

残り3両だった元ツヌ124F構成車だがモハ101-229+モハ100-223(旧製品)は無難に改番を終えられた。
節約式改番を引き継いだが73系用高経年台紙のフォント太さは[モハ101-229],[モハ100-223]と大凡合致している。
ツヌ102Fへの改番では散々苦労した追加転写だったが最後の最後で組標記インレタを活用し配置が崩れないよう留意した。
車両番号標記インレタは各々[モハ101-2]+[09],[モハ100-2]+[03]での組み合わせを採用した。
入場前の[モハ101-229],[モハ100-223]は窮屈な車両番号標記に留まっており改番で解消が図られている。
そのためツヌ102Fでは珍しくモハ101-209+モハ100-203(ツヌ102F:旧製品)の標記は改番前を上回る車両となった。


モハ100-203(モハ100-223改番車)。
※旧製品。

これも組標記インレタのお陰だが組成準備過程では73系用高経年台紙に残るバラ標記インレタ消費も進めた。
モハ100-112(←モハ100-173:元ツヌ124F),サハ101-249(←サハ101-92:元ツヌ124F)にはバラ標記インレタを積極採用した。
不得手とする揃目標記や[4]標記,[7]標記インレタ転写を克服すべくまだ残っていた組標記には依存しなかった。
だが多少の改善こそ伺えるものの途中で転写を見切った車両も多く及第点まで達せないまま終わっている。
なおサハ101-256(元ツヌ124F:旧製品)だけはツヌ124F(1979/3),ツヌ102F(1984/10)共に組成されており改番を経ていない。
入場を要さなかったサハ101-256(ツヌ102F:旧製品)は手間が掛からなかった代わりに窮屈な車両番号標記が残る。
再転写も考えたが作業簡略化や他車両との釣り合いを天秤に掛けた結果現状維持で問題無いと判断した。


サハ101-256(未改番編成異動車)。
※旧製品。

行先表示類は旧クハ101-48,旧クハ100-47(元ツヌ103F:旧製品)を引き継いだ[27C 飯田橋]としている。
一旦消滅した[飯田橋]表示編成の復活により再度列車線直通快速用を除く行先表示が勢揃いした。
なお今後[幕張]幕,[飯田橋]幕,[御茶ノ水]幕,[武蔵小金井]幕は採用しないつもりでいる。
[武蔵小金井]幕以外は部品が無いためで101系メイクアップパーツ2(11-511)を入手しない限り充当できない。
出場計画が存在する編成では東行,西行の配分に注意しながら限られた行先表示を割り当てる予定である。


ツヌ107F,ツヌ102F。
※旧製品。

一連の入場でクハ101-75(←旧クハ101-48),クハ100-59(←旧クハ100-47)はLP411前照灯車に改装された。
これにより101系津田沼区仕様ではツヌ107F(Tc83:旧製品)以来2編成目となる旧製品LP411前照灯編成が登場した。
やはり旧製品LP411前照灯車は旧製品LP402前照灯車よりも前面見附の違和感が和らいだように見える。
旧ツヌ103F(旧製品)をLP411前照灯編成へ仕様変更出来ない窮余の策でもあったが元ツヌ124Fの廃止は正解だったと思う。
またツヌ102Fの出場により今まで不可能だった旧製品LP411前照灯編成同士での離合も実現させている。
ちなみにツヌ107Fは10両貫通編成が必要条件でLP411前照灯先頭車両は必須項目ではなく実車都合だった。


ツヌ115F。
※旧製品。

旧ツヌ103Fが消滅したため旧製品LP402前照灯編成はカノ1F(Mc178),ツヌ115F(Mc144),ツヌ116F(T'c91)まで減少した。
このうちカノ1F,ツヌ116Fには第二次冷房改造車が組み込まれており独自の特徴を有する編成となっている。
一方ツヌ115Fもクハ100-12(旧製品:電装準備工事車)が特異な存在ではあるがカノ1F,ツヌ116Fに比べ個性は薄く見えてしまう。
その代わり離合編成のプロトタイプに左右され難い強味があり自由度は3編成で最も高いと言える。
今後更なる旧製品LP402前照灯先頭車両削減を実施するとなればツヌ115Fが更新対象候補に挙がると思う。


ツヌ102Fサイドビュー(クハ101-75:クハ101-74改番車)。
※旧製品。

ツヌ102Fは元ツヌ124Fを旧製品編成に復帰させたと同義であり前面見附以外の印象は殆ど変わっていない。
標準的な7+3編成で全体の癖も無く多数が在籍する津田沼区仕様では珍しい編成となった。
黄色5号7+3非冷房車編成は唯一の存在でありLP411前照灯先頭車両とを併せバリエーション強化に繋げられた。
LP411前照灯交換施工による錯覚効果で前面見附の違和感が軽減され活躍の場は広がると思う。
その一方旧ツヌ103Fがツヌ103Fへ昇格したためLP411前照灯車改装を要する旧製品編成も姿を消している。
安直な方法で旧製品運転台付車の前面見附改善を演出出来たが展開と同時に打ち切りとなった。
今のところ旧製品LP402前照灯編成で残るカノ1F,ツヌ115F,ツヌ116Fのプロトタイプ変更は考えていない。
前面見附変更手段は車両更新若しくは車体更新に限られるがこれは今後のツヌ118F(再生産品)増備次第だと思われる。
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