急浮上。
KATO製JR101系ラシ105F(Mc148:再生産品+旧製品)は旧製品編成再編に併せ独自の仕様変更を施してきた。
何れも旧製品車体へ再生産品LOT屋根板及び側面窓セルを装着させラシ106F(Mc191:旧製品)との差別化強化策にしている。
そのため車体振替後の新ラシ105F(旧製品)では再生産品LOT狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セルに拘ってきた。
JR101系クハ100-54(ラシ105F)。
※旧製品。
クハ100-54(ラシ105F:旧製品←旧クハ100-30:旧ラシ104F)は新ラシ105Fでの狭幅Hゴム支持車統一最終入場車となる。
他車両との振替えにより再生産品LOT側面窓セルへと交換済だったが広幅Hゴム支持車からは脱せていない。
しかも1-3位側用だけは狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セルが廻されたため二面性を持つ車両でもあった。
当初運転台付車用狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セル供出車はクハ101形,クハ100形を理想としたが空振りに終わった。
二転三転した結果候補にはツヌ106F(Mc160:再生産品+旧製品),ツヌ113F(Tc74:再生産品+旧製品)しか残らなかった。
だがツヌ106F,ツヌ113Fとも狭幅Hゴム支持車はクモハ101形及びクモハ100形に限られユニット単位での入場が必要となる。
加えて狭幅Hゴム支持車の比率が高く捻出を図った場合編成単位に相当する側面窓セル交換へと発展してしまう。
既存編成での側面見附統一も課題ではあったが車体LOTを纏める計画が関係しツヌ106F,ツヌ113Fからの転用は断念した。
入工中のクモハ101-155,クハ100-54 (ツヌ118F,ラシ105F)。
※再生産品,旧製品。
そこでツヌ107F(Tc83:再生産品)用車両更新種車から外れた十三代目ツヌ118F(Mc155:再生産品)構成車に目を着けた。
10両貫通貫通編成の旧ツヌ107F(旧製品)ではクモハ101-155+モハ100-158+クハ100-78(ツヌ118F:再生産品)を必要としなかった。
まだプロトタイプ候補すら定まっていない保留車ならば側面窓セル交換が及ぼす影響は小さくなるはずである。
既にクハ100-78はクモハ100-108(ツヌ118F→クモハ100-175:ツヌ107F)との振替えを経て広幅Hゴム支持車へと変わっていた。
モハ100-158も廃車発生品で広幅Hゴム支持車に変更可能なためクモハ101-155だけが狭幅Hゴム支持車のまま残る状況だった。
ここに保留車組成時の編成見附向上が加わりクモハ101-155用狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セルはクハ100-54へ転用となった。
窓セル交換後のクモハ101-155(1-3位側)。
1-3位側だけは狭幅Hゴム支持再現側面窓セルだったクハ100-54だが分解序でであり全てを相互交換対象とした。
当然ながらクハ100-54からクモハ101-155(ツヌ118F)への側面窓セル移設を行うと自動的に方転される。
従ってクモハ101-155の2-4位側には狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セルが取り付けられた。
その結果クモハ101-155は側面窓セル振替後も2-4位側に限り入場前と同一の側面見附を維持している。
同様にクハ100-54も1-3位側の変化は無く2-4位側だけが狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セルへと改められた。
なお車体前面窓周りの設計変更により新旧LOT運転台付車用側面窓セルは運転台側成形形状が若干異なる。
旧製品車体へ再生産品LOT側面窓セルを取り付ける際は僅かに前面窓セルと干渉するため押し込みが欠かせない。
しかし組み付け後の安定性に問題は無くこれまで旧製品車両で実施した再生産品LOT側面窓セル交換でも実証されている。
窓桟を補修した前面窓セル(クハ100-54用)。
クハ100-54用前面窓セルは桟銀色印刷再現に波打ち現象が生じており元クモハ100-39(廃車:トタ5F)での修繕方法を試行した。
銀色印刷が劣化した側面窓セル窓サッシと同じく油性メタリックマーカーで前面窓縦桟モールドを塗り潰す。
しかし前面窓縦桟はモールドが細く側面窓サッシとは勝手が異なり上手く行かず変わり映えしない結果となった。
元クモハ100-108(廃車:元ツヌ118F→クモハ100-108:ツヌ122F)用前面窓セルは銀色印刷の大半が失われた状態だった。
これを転用した元クモハ100-39では前面窓縦桟が復活したように感じられたが単に劣化が酷過ぎたためだと判った。
従って波打ち現象程度ではむしろ前面見附を悪化させるだけと言え下手な手出しは無駄足になると思われる。
湯口跡が残る再生産品LOT[千葉]幕。
保管品の[千葉]幕削減はクハ101-73(ラシ105F:旧製品)と同じくクハ100-54でも行われ再生産品LOT品を充てた。
ツヌ118F(再生産品)から捻出された行先方向幕部品は湯口痕が目立ち運転台付中間組込車でしか使用に向かない。
その数は増加傾向にあり失敗しても痛手が少なく教習を兼ねクハ100-54用[千葉]幕では整形へと踏み切っている。
行先方向幕部品表面に張り出した湯口痕の修正は一つ間違えると使用不能へと直結してしまう。
先ずクラフトナイフで右上及び左下2箇所に存在する湯口痕を一旦起こしてから部品断面ごと軽く削った。
大量に抱える再生産品LOT[千葉]幕での湯口痕切除試行が味方したらしくクハ100-54では嵌合精度低下は生じなかった。
余裕が無い行先方向幕部品では環境が異なるかもしれないがこれで来たるべき機会にも備えられると思う。
車体に収まる行先方向幕部品(クハ100-54)。
ここで一旦クハ100-54関連の作業は中断となりクモハ101-155(ツヌ118F)の組み立てへと取り掛かった。
そのクモハ101-155だがまだ措置が決まっておらず行先表示類は[13C 千葉]のまま存置している。
前面窓セルと元クハ100-54用側面窓セルは再生産品LOT品で揃っており競合せずに組み付けが可能だった。
第一次整備時に表示器点灯色変更対策まで進めたため後は保留車のプロトタイプ確定を待つのみとなった。
だが候補を絞り込む前に1-3位側と2-4位側で異なるHゴム支持印刷再現の解消が必要で狭幅Hゴム支持車化は難しい。
一方広幅Hゴム支持車ならばクモハ101-202(ラシ107F:Mc202)の廃車で対応可能となるがそれでも10両編成化には壁が残る。
モハ100形用床板捻出をも待たなければならなずクモハ101-155の再入場は新ラシ107Fが更新出場した後になると思われる。
↓
クハ100-54 [07 千葉]:前面窓縦桟補修施工,行先表示変更施工。
※旧製品。
元クモハ100-39 [51T 高尾]:廃車(前面窓縦桟補修試作車)。
元クモハ101-155(ツヌ118F)用側面窓セルは状態が良く窓サッシ印刷補修は行わずにクハ100-54を組み立てた。
二匹目の鰌を狙った前面窓縦桟補修だが全くと言って良いほど効果を得られないまま終わってしまった。
改めて元クモハ100-39を確認したところ前面窓縦桟は製品印刷に比べ線が細くなっていた。
前面窓へのマスキングに課題を残すが補修は油性メタリックマーカー式よりも油性ペイントマーカー式が有利に思える。
[13C 千葉]表示へと復帰させたクハ101-73とは対照的に弁天橋区仕様(Mc170)発生品である[07 ]幕は交換しなかった。
中野区,津田沼~習志野区仕様先頭車両は[XXB]幕,[XXC]幕に限定されるため敢えてサフィックスの無い[07 ]幕を存置している。
[クハ100-54]:2-4位側。
最終工程は2-4位側の乱れた車両番号標記修正で改番竣工当時から再転写計画がありながら放置され続けてきた経緯がある。
ラシ104F(Mc136:再生産品)との共通要素が多いラシ105は後発編成に甘んじており結局実施には至らなかった。
今入場を逃すと何時取り掛かるか分からなくなる上に節約式再転写が採用可能でもあり[クハ100-54]の剥離へと踏み切った。
[クハ100-54]標記のうち[クハ100-54]は[クハ100-30]を引き継いでいるがまずまずの状態が保たれていた。
その代わり[クハ100-78]標記跡が顔を出し初期ペイントリムーバー式改番車ならではの弱点により相殺されている。
改番入場では隠蔽に走った[クハ100-78]標記跡だがラプロス#6000にて根本から修正を図り完全消去へと至った。
↓
[クハ100-[54]]:2-4位側。
2-4位側の[クハ100-54]は組標記インレタを活用したと思えないほど乱れており特に[クハ100-54]は目も当てられない状態だった。
肝心な[クハ100-78]標記跡も全く覆えておらず大失敗を晒け出していたが塗装被膜修正により隠蔽策は不要となった。
まだクモハ54形用組標記インレタが1組だけ残されていたため前回入場と同じく[クハ100-]+[54]での転写に挑んでいる。
今回は大きなずれも無く一発転写で切り抜けられ配置が大幅に崩れていた[クハ100-54]標記を解消させた。
この後[クハ100-54]と若干フォント太さの異なる[クハ100-54]が気になりバーニッシャーを軽く当てながら調整した。
↓
クハ100-54(再生産品LOT狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セル交換,2-4位側車両番号標記修正転写施工)。
※旧製品。
車両番号標記インレタ再転写を以てクハ100-54(ラシ105F:旧製品)が竣工し新ラシ105Fは全車狭幅Hゴム支持車で統一された。
ツヌ118F(再生産品)で苦しめられているHゴム支持印刷再現差異だが今回は偶然が味方してくれたと思う。
仮にクハ100-78(ツヌ118F)が広幅Hゴム支持車へと変更されていなければツヌ106Fかツヌ113Fから捻出するしかなかった。
交換が危ぶまれた再生産品LOT運転台付車用狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セルだがクモハ101-155(ツヌ118F)に助けられた。
ちなみにクハ100-54もクハ101-73用に近い狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セルが装着されたため編成見附悪化は防げている。
↓
クハ100-54+クハ101-73(ラシ105F:再生産品LOT狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セル装着車+再生産品LOT狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セル装着車)。
※旧製品。
旧製品編成再編前のラシ105Fではクハ101-73,クハ100-54に再生産品車両と旧製品車両を繋ぐ役割が与えられていた。
広幅Hゴム支持車でも違和感を抑えられていた要因は両端ユニットへ塗装仕上げの異なる再生産品車両が配されたためである。
ところが新クモハ101-148,新クモハ100-160,新モハ101-208,新モハ100-170(ラシ105F:旧製品)にて編成見附向上が付加された。
これにより当初の役目が失われたクハ101-73,クハ100-54も急遽狭幅Hゴム支持車への変更が決定している。
遣り繰りが難しく完全な形態にこそ持ち込めなかったが側面窓セル交換を行っただけの答は得られたと思う。
↓
国鉄101系クモハ101-155(ツヌ118F:再生産品LOT狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セル交換施工)。
※再生産品。
クモハ101-155(1-3位側広幅Hゴム支持印刷再現側面窓セル交換施工)。
※再生産品:1-3位側。
そしてクハ100-54が持っていたHゴム支持印刷再現の二面性はクモハ101-155(ツヌ118F:再生産品)に移された。
従って1-3位側と2-4位側では側面見附に差異が存在するが保留車の10両編成化は未だ目処が立っていない。
不足する形式は単独増備で凌ぐ方向であり全車が揃うまでクモハ101-155の側面窓セル交換には手を着けないつもりでいる。
しかし上記の通り差異解消はある程度狙いを定めており正式竣工時には整った側面見附へと改められるはずである。
ラシ107F(塗装変更車+再生産品+旧製品+弁天橋区仕様)の更新が一段落すれば運転台付車用側面窓セル問題は解決出来ると思う。
KATO製JR101系ラシ105F(Mc148:再生産品+旧製品)は旧製品編成再編に併せ独自の仕様変更を施してきた。
何れも旧製品車体へ再生産品LOT屋根板及び側面窓セルを装着させラシ106F(Mc191:旧製品)との差別化強化策にしている。
そのため車体振替後の新ラシ105F(旧製品)では再生産品LOT狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セルに拘ってきた。
JR101系クハ100-54(ラシ105F)。
※旧製品。
クハ100-54(ラシ105F:旧製品←旧クハ100-30:旧ラシ104F)は新ラシ105Fでの狭幅Hゴム支持車統一最終入場車となる。
他車両との振替えにより再生産品LOT側面窓セルへと交換済だったが広幅Hゴム支持車からは脱せていない。
しかも1-3位側用だけは狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セルが廻されたため二面性を持つ車両でもあった。
当初運転台付車用狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セル供出車はクハ101形,クハ100形を理想としたが空振りに終わった。
二転三転した結果候補にはツヌ106F(Mc160:再生産品+旧製品),ツヌ113F(Tc74:再生産品+旧製品)しか残らなかった。
だがツヌ106F,ツヌ113Fとも狭幅Hゴム支持車はクモハ101形及びクモハ100形に限られユニット単位での入場が必要となる。
加えて狭幅Hゴム支持車の比率が高く捻出を図った場合編成単位に相当する側面窓セル交換へと発展してしまう。
既存編成での側面見附統一も課題ではあったが車体LOTを纏める計画が関係しツヌ106F,ツヌ113Fからの転用は断念した。
入工中のクモハ101-155,クハ100-54 (ツヌ118F,ラシ105F)。
※再生産品,旧製品。
そこでツヌ107F(Tc83:再生産品)用車両更新種車から外れた十三代目ツヌ118F(Mc155:再生産品)構成車に目を着けた。
10両貫通貫通編成の旧ツヌ107F(旧製品)ではクモハ101-155+モハ100-158+クハ100-78(ツヌ118F:再生産品)を必要としなかった。
まだプロトタイプ候補すら定まっていない保留車ならば側面窓セル交換が及ぼす影響は小さくなるはずである。
既にクハ100-78はクモハ100-108(ツヌ118F→クモハ100-175:ツヌ107F)との振替えを経て広幅Hゴム支持車へと変わっていた。
モハ100-158も廃車発生品で広幅Hゴム支持車に変更可能なためクモハ101-155だけが狭幅Hゴム支持車のまま残る状況だった。
ここに保留車組成時の編成見附向上が加わりクモハ101-155用狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セルはクハ100-54へ転用となった。
窓セル交換後のクモハ101-155(1-3位側)。
1-3位側だけは狭幅Hゴム支持再現側面窓セルだったクハ100-54だが分解序でであり全てを相互交換対象とした。
当然ながらクハ100-54からクモハ101-155(ツヌ118F)への側面窓セル移設を行うと自動的に方転される。
従ってクモハ101-155の2-4位側には狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セルが取り付けられた。
その結果クモハ101-155は側面窓セル振替後も2-4位側に限り入場前と同一の側面見附を維持している。
同様にクハ100-54も1-3位側の変化は無く2-4位側だけが狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セルへと改められた。
なお車体前面窓周りの設計変更により新旧LOT運転台付車用側面窓セルは運転台側成形形状が若干異なる。
旧製品車体へ再生産品LOT側面窓セルを取り付ける際は僅かに前面窓セルと干渉するため押し込みが欠かせない。
しかし組み付け後の安定性に問題は無くこれまで旧製品車両で実施した再生産品LOT側面窓セル交換でも実証されている。
窓桟を補修した前面窓セル(クハ100-54用)。
クハ100-54用前面窓セルは桟銀色印刷再現に波打ち現象が生じており元クモハ100-39(廃車:トタ5F)での修繕方法を試行した。
銀色印刷が劣化した側面窓セル窓サッシと同じく油性メタリックマーカーで前面窓縦桟モールドを塗り潰す。
しかし前面窓縦桟はモールドが細く側面窓サッシとは勝手が異なり上手く行かず変わり映えしない結果となった。
元クモハ100-108(廃車:元ツヌ118F→クモハ100-108:ツヌ122F)用前面窓セルは銀色印刷の大半が失われた状態だった。
これを転用した元クモハ100-39では前面窓縦桟が復活したように感じられたが単に劣化が酷過ぎたためだと判った。
従って波打ち現象程度ではむしろ前面見附を悪化させるだけと言え下手な手出しは無駄足になると思われる。
湯口跡が残る再生産品LOT[千葉]幕。
保管品の[千葉]幕削減はクハ101-73(ラシ105F:旧製品)と同じくクハ100-54でも行われ再生産品LOT品を充てた。
ツヌ118F(再生産品)から捻出された行先方向幕部品は湯口痕が目立ち運転台付中間組込車でしか使用に向かない。
その数は増加傾向にあり失敗しても痛手が少なく教習を兼ねクハ100-54用[千葉]幕では整形へと踏み切っている。
行先方向幕部品表面に張り出した湯口痕の修正は一つ間違えると使用不能へと直結してしまう。
先ずクラフトナイフで右上及び左下2箇所に存在する湯口痕を一旦起こしてから部品断面ごと軽く削った。
大量に抱える再生産品LOT[千葉]幕での湯口痕切除試行が味方したらしくクハ100-54では嵌合精度低下は生じなかった。
余裕が無い行先方向幕部品では環境が異なるかもしれないがこれで来たるべき機会にも備えられると思う。
車体に収まる行先方向幕部品(クハ100-54)。
ここで一旦クハ100-54関連の作業は中断となりクモハ101-155(ツヌ118F)の組み立てへと取り掛かった。
そのクモハ101-155だがまだ措置が決まっておらず行先表示類は[13C 千葉]のまま存置している。
前面窓セルと元クハ100-54用側面窓セルは再生産品LOT品で揃っており競合せずに組み付けが可能だった。
第一次整備時に表示器点灯色変更対策まで進めたため後は保留車のプロトタイプ確定を待つのみとなった。
だが候補を絞り込む前に1-3位側と2-4位側で異なるHゴム支持印刷再現の解消が必要で狭幅Hゴム支持車化は難しい。
一方広幅Hゴム支持車ならばクモハ101-202(ラシ107F:Mc202)の廃車で対応可能となるがそれでも10両編成化には壁が残る。
モハ100形用床板捻出をも待たなければならなずクモハ101-155の再入場は新ラシ107Fが更新出場した後になると思われる。
↓
クハ100-54 [07 千葉]:前面窓縦桟補修施工,行先表示変更施工。
※旧製品。
元クモハ100-39 [51T 高尾]:廃車(前面窓縦桟補修試作車)。
元クモハ101-155(ツヌ118F)用側面窓セルは状態が良く窓サッシ印刷補修は行わずにクハ100-54を組み立てた。
二匹目の鰌を狙った前面窓縦桟補修だが全くと言って良いほど効果を得られないまま終わってしまった。
改めて元クモハ100-39を確認したところ前面窓縦桟は製品印刷に比べ線が細くなっていた。
前面窓へのマスキングに課題を残すが補修は油性メタリックマーカー式よりも油性ペイントマーカー式が有利に思える。
[13C 千葉]表示へと復帰させたクハ101-73とは対照的に弁天橋区仕様(Mc170)発生品である[07 ]幕は交換しなかった。
中野区,津田沼~習志野区仕様先頭車両は[XXB]幕,[XXC]幕に限定されるため敢えてサフィックスの無い[07 ]幕を存置している。
[クハ100-54]:2-4位側。
最終工程は2-4位側の乱れた車両番号標記修正で改番竣工当時から再転写計画がありながら放置され続けてきた経緯がある。
ラシ104F(Mc136:再生産品)との共通要素が多いラシ105は後発編成に甘んじており結局実施には至らなかった。
今入場を逃すと何時取り掛かるか分からなくなる上に節約式再転写が採用可能でもあり[クハ100-54]の剥離へと踏み切った。
[クハ100-54]標記のうち[クハ100-54]は[クハ100-30]を引き継いでいるがまずまずの状態が保たれていた。
その代わり[クハ100-78]標記跡が顔を出し初期ペイントリムーバー式改番車ならではの弱点により相殺されている。
改番入場では隠蔽に走った[クハ100-78]標記跡だがラプロス#6000にて根本から修正を図り完全消去へと至った。
↓
[クハ100-[54]]:2-4位側。
2-4位側の[クハ100-54]は組標記インレタを活用したと思えないほど乱れており特に[クハ100-54]は目も当てられない状態だった。
肝心な[クハ100-78]標記跡も全く覆えておらず大失敗を晒け出していたが塗装被膜修正により隠蔽策は不要となった。
まだクモハ54形用組標記インレタが1組だけ残されていたため前回入場と同じく[クハ100-]+[54]での転写に挑んでいる。
今回は大きなずれも無く一発転写で切り抜けられ配置が大幅に崩れていた[クハ100-54]標記を解消させた。
この後[クハ100-54]と若干フォント太さの異なる[クハ100-54]が気になりバーニッシャーを軽く当てながら調整した。
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クハ100-54(再生産品LOT狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セル交換,2-4位側車両番号標記修正転写施工)。
※旧製品。
車両番号標記インレタ再転写を以てクハ100-54(ラシ105F:旧製品)が竣工し新ラシ105Fは全車狭幅Hゴム支持車で統一された。
ツヌ118F(再生産品)で苦しめられているHゴム支持印刷再現差異だが今回は偶然が味方してくれたと思う。
仮にクハ100-78(ツヌ118F)が広幅Hゴム支持車へと変更されていなければツヌ106Fかツヌ113Fから捻出するしかなかった。
交換が危ぶまれた再生産品LOT運転台付車用狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セルだがクモハ101-155(ツヌ118F)に助けられた。
ちなみにクハ100-54もクハ101-73用に近い狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セルが装着されたため編成見附悪化は防げている。
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クハ100-54+クハ101-73(ラシ105F:再生産品LOT狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セル装着車+再生産品LOT狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セル装着車)。
※旧製品。
旧製品編成再編前のラシ105Fではクハ101-73,クハ100-54に再生産品車両と旧製品車両を繋ぐ役割が与えられていた。
広幅Hゴム支持車でも違和感を抑えられていた要因は両端ユニットへ塗装仕上げの異なる再生産品車両が配されたためである。
ところが新クモハ101-148,新クモハ100-160,新モハ101-208,新モハ100-170(ラシ105F:旧製品)にて編成見附向上が付加された。
これにより当初の役目が失われたクハ101-73,クハ100-54も急遽狭幅Hゴム支持車への変更が決定している。
遣り繰りが難しく完全な形態にこそ持ち込めなかったが側面窓セル交換を行っただけの答は得られたと思う。
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国鉄101系クモハ101-155(ツヌ118F:再生産品LOT狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セル交換施工)。
※再生産品。
クモハ101-155(1-3位側広幅Hゴム支持印刷再現側面窓セル交換施工)。
※再生産品:1-3位側。
そしてクハ100-54が持っていたHゴム支持印刷再現の二面性はクモハ101-155(ツヌ118F:再生産品)に移された。
従って1-3位側と2-4位側では側面見附に差異が存在するが保留車の10両編成化は未だ目処が立っていない。
不足する形式は単独増備で凌ぐ方向であり全車が揃うまでクモハ101-155の側面窓セル交換には手を着けないつもりでいる。
しかし上記の通り差異解消はある程度狙いを定めており正式竣工時には整った側面見附へと改められるはずである。
ラシ107F(塗装変更車+再生産品+旧製品+弁天橋区仕様)の更新が一段落すれば運転台付車用側面窓セル問題は解決出来ると思う。