試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

モハ100-170[ラシ105F] 車体振替 (モハ100-199[ツヌ102F-1] 改番,再生産品LOT屋根板・側面窓セル交換施工) ※'旧製品

2018-10-05 21:46:37 | 国鉄/JR101系
分散。

2017年4月に出場させたKATO製JR101系ラシ105F(Mc148:再生産品+旧製品)を以て習志野区仕様の増備は中止となった。
当初ツヌ105F(Mc148:1986/8)をプロトタイプに据えた保留車組成だったが車両番号重複が原因でラシ105Fへと変更されている。
JR移行当時の習志野区101系は7編成しか承継されず全て4+6編成で統一されていた上に差異も少なかった。


国鉄101系モハ100-170(ラシ105F)。
※再生産品。

これまでに出場済だった習志野区仕様4編成ではATS-B形車上子付胴受(101系メイクアップパーツ1:11-510)を標準採用していた。
そのためツヌ105F-2(Mc148)からラシ105Fへのプロトタイプ変更により急遽ATS-B形車上子付胴受が必要となった。
既に保管品は無く補充も行えないためクモハ101-195,クモハ100-805(ツヌ110F:Mc195)を純正ダミーカプラーへ交換した。
今後101系メイクアップパーツ1の確保は難航が確実でありラシ105Fにて一旦習志野区仕様出場を打ち切っている。
保留車を寄せ集めたラシ105Fだがクモハ101-148,クモハ100-160には再生産品車両が充当され編成見附は悪くなかった。
だがラシ105Fはラシ104F(Mc136:再生産品)とのプロトタイプ重複問題を抱えており今回の旧製品編成再編に繋がっている。


入工中のモハ100-170,モハ100-199 (ラシ105F,ツヌ102F-1)。
※再生産品,旧製品。

部品不足が絡みラシ105Fへ異動させる旧製品車両はモハ101-206+モハ100-199(ツヌ102F-1:M206)で落着した。
モハ101-206(ツヌ102F-1:旧製品)のユニット相手だったモハ100-199(旧製品)はモハ100-170(ラシ105F)へと改番される。
両車は旧ツヌ107F(Tc83:旧製品)時代からユニットを組んでいたがラシ105Fへの転用に伴い解消となった。
旧製品車体へと載せ替えられるモハ100-170(ラシ105F:再生産品)の工程はモハ101-208(ラシ105F:旧製品)に準ずる。
屋根板,側面窓セルの交換を要するためモハ100-170,モハ100-199とも分解が避けられない作業となった。
第一工程はモハ100-170への改番とし何処まで[モハ100-199]標記を継続使用出来るか確認している。


[モハ100-199]:2-4位側。

先のモハ101-206(ツヌ102F-1→モハ101-208)では転写状態が災いし[モハ101-206]標記の剥離に迫られた。
同じくペイントリムーバー式印刷消去車のモハ100-199(ツヌ102F-1)も余り良い車両番号標記配置とは言えなかった。
しかし[モハ100-199]は直線状に並べられており車体裾側へ向けてずれていた[モハ101-206]標記と比べればまだましであった。
よって節約式改番は1-3位側,2-4位側とも[モハ100-199]が存置対象に決定し[モハ100-199]へと改めている。
ところがどのインレタを組み合わせたか不明だが[モハ100-199]標記跡の転写糊除去には大幅な時間を要した。
これは初期竣工車でもありペイントリムーバー式印刷消去完了後の塗装被膜仕上げが甘かった影響だと思われる。
加えて2-4位側には深目の擦過痕が発覚し塗装被膜修正とを併せてラプロス#8000にて平滑化している。


[モハ100-1[7][0]]:2-4位側。

車両番号標記インレタはモハ101-208に引き続き再度73系用,201系用高経年台紙を持ち出した。
[モハ100-170]には台紙に残るモハ70形用組標記インレタが使用可能だったため先ず1-3位側を[モハ100-1]+[70]で纏めた。
2-4位側も[モハ100-1]+[70]を踏襲出来る環境にあったが1-3位側で使い残されたモハ70形用組標記が目に留まった。
この中途半端なモハ70形用組標記を並べ替えれば[モハ100-1]+[7]+[0]が組み合わせられると気付いた。
失敗した場合でも他のモハ70形用組標記がまだ残っており2-4位側には使い勝手の悪い歯抜けインレタを使用している。
再転写が前提だったが1-3位側,2-4位側とも一発で転写を終られえてしまい高経年台紙削減には結び付かなかった。


屋根板色温度が異なる新旧LOT屋根板 (元モハ100-199用屋根板,モハ100-170用屋根板)。

後は屋根板,側面窓セル交換を進めながら新旧モハ100-170の組み立てまで突き進むだけとなった。
ところがモハ100-170(ラシ105F:旧製品)では元モハ100-170(元ラシ105F)用側面窓セルの組み付けに苦戦している。
101系800番代LOT側面窓セルにて多々現れる症状だが再生産品LOT側面窓セルでも生じるとは思わなかった。
モハ100-170(ラシ105F:再生産品)の側面窓セル撤去は労さずに行えておりモハ100-170との相性が悪かった模様である。
他方旧モハ100-170(元ラシ105F:再生産品)は引っ掛かりなく側面窓セル装着に至り相変わらず原因を掴めないまま終わった。
なおクモハ101-148,クモハ100-160(ラシ105F)の前面窓支持色変更試行結果次第では新金型編成に復帰させる可能性も残る。
その際は再生産品LOT側面窓セル装着車へ戻す予定でありモハ100-170の分解には注意が必要となる。


車体振替が完了した旧モハ100-170,モハ100-170 (元ラシ105F,ラシ105F)。
※再生産品,旧製品。

振り替えた主要部品はモハ101-208から変更しておらず車体だけを交換した結果と同義になった。
従ってモハ100-170(旧製品):再生産品LOT部品装着車,旧モハ100-170(再生産品):旧製品LOT部品装着車の図式に変わりはない。
だが再生産品LOT側面窓セル交換による影響か不明ながらモハ100-170用床板は車体との嵌合が渋くなった。
特に2エンド側では台枠と妻面車体裾が競合してしまい無理矢理解消させると今度はKATOカプラーとの支障に至る。
応急対策は床板を1エンド側より滑らせながら組み込む方式しかなく要注意指定車となった。
KATO製101系での車体不等沈下発生は導電板が関わる事例で占められていたためこれには意表を突かれている。




モハ100-170(ラシ105F:モハ100-199 改番,再生産品LOT屋根板・側面窓セル交換施工)。
※旧製品。

モハ101-208に続きHゴム支持幅が細く見える独特の側面見附へと変わったモハ100-170(ラシ105F:旧製品)も竣工となった。
Hゴム支持再現色温度が大きく異なる101系800番代LOT側面窓セルでは交換を繁く行ってきた。
同様に再生産品LOT狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セルも旧製品車両の雰囲気を改める要素になると思う。
ただ再生産品運転台付車用LOT側面窓セルは個体差が激しく全車狭幅Hゴム支持再現車統一への道は険しい。
仮にラシ107F(Mc202)の車体更新で捻出されればクハ101-73,クハ100-54(ラシ105F:旧製品)も側面窓セル交換対象車となる。
よってラシ105Fを出場させる前にクモハ101-202,クモハ100-191(ラシ107F:塗装変更車)用側面窓セルを再確認する予定である。




旧モハ100-170(元ラシ105F:旧製品LOT屋根板・側面窓セル交換施工)。
※再生産品。

旧モハ101-208(元ラシ105F)と同じく旧モハ100-170(元ラシ105F:再生産品)も塗装変更車廃止用種車となる。
現時点ではラシ107Fへ直接組み込むか決めかねている状況でその措置はまだ確定していない。
肝心なラシ107Fの塗装変更車廃止も未だ計画が二転三転しており廃車は予定より大幅にずれ込んでいる。
保留車に廻された旧モハ101-208,旧モハ100-170(元ラシ105F)だが何れは復帰予定で着々と地固めは進んでいると思う。
今後はどの様に再生産品車両と旧製品車両を操配するかがラシ107F用塗装変更車廃止進展の鍵を握ると思われる。


サハ101-246+モハ101-208 (ラシ105F:再生産品LOT側面窓セル装着車+再生産品LOT側面窓セル装着車)。
※旧製品。

再生産品LOT屋根板,側面窓セル統一によりモハ100-170以下8両(ラシ105F:旧製品)は大凡整った外観となった。
しかしクハ101-73,クハ100-54だけは再生産品LOT広幅Hゴム支持印刷側面窓セルを装着しておりこの2両だけ側面見附が異なる。
一方屋根板はクモハ101-148,クモハ100-160(ラシ105F:再生産品)の車体振替を残すのみとなりLOT統一が確実になった。
課題の再生産品LOT運転台付車用狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セルだが他編成で供出可能な車両を探る。

分割:2020年03月01日
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