試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

国鉄101系豊田電車区冷房5F [Mc198] 3+7第二次冷房改造車編成 (側面窓セルHゴム支持再現色温度統一完了)

2018-07-05 21:58:58 | 国鉄/JR101系
完遂。

中古製品のKATO製国鉄101系クモハ100-39(トタ5F:Tc14)が回着した。
このクモハ100-39は部品取用であり車両としての用途を持たない。
よってクモハ100-44(元カノ20F:Mc53→クモハ100-34:カノ13F)用種車だったクモハ100-39(トタ5F)とは明暗が分かれた。


国鉄101系トタ冷房5F 第二次冷房改造車編成(1978/3)。
[トタ冷房5F]:Mc198-M'252-T'c79+Mc197-M'251-T123-T298-T124-M250-M'c184
◆側面見附統一。

クモハ100-39(トタ5F)の主用途はクモハ100形用屋根板と明灰色Hゴム支持再現側面窓セルの確保である。
KATO製クモハ100形は単独での導入が難しい状況が続いていた。
しかもHゴム支持再現色温度が適合しないクモハ100形800番代は対象外でなかなか発見できなかった。
難航した末にようやく中古製品での導入が叶っている。
車両状態は良好だが朱色1号の旧製品車体では拡張性が無い。
今のところクモハ100形内嵌式尾灯車(黄色5号)の増備計画も無くクモハ100-39(トタ5F:Tc14)用予備車体にする方針である。


クモハ100-39(トタ5F)。

在籍するKATO製101系のうち武蔵小金井区,豊田区仕様では明灰色Hゴム支持再現側面窓セルへの統一を進めてきた。
ツヌ109F(Mc202)の組成へ向け波動用車両の見直しを行った結果ムコ3F(Mc78),トタ冷房5F(Mc198)が未達で残された。
このうちムコ3Fはクハ100-86Assy車体(Mc170:弁天橋区仕様)の導入でクハ100-67用101系800番代LOT側面窓セルを置き換えた。
最後まで残る101系800番代LOT側面窓セル装着車はクハ100-79(トタ冷房5F)だけになっていた。
トタ冷房5FのHゴム支持色温度統一はクモハ101-197の入場以降から動きが止まっている。
明灰色Hゴム支持再現側面窓セルはクモハ101-1006(元トタ5F-2:Mc1006→クモハ101-56:ムコ3F-2)が最終供出車となった。
慢性的な保守部品不足はあと1両まで来ていた101系武蔵小金井区,豊田区仕様のHゴム支持色温度統一に抑止を掛けている。


入工中のクモハ100-39,クハ100-79 (トタ5F,トタ冷房5F)。

保留車は波動用車両再編による元ムコ10F-2(Mc193),元トタ5F-2出自車に車両更新捻出車(元ツヌ107F:Tc83)が加わった。
ツヌ109Fは組成が決まった一方でクハ100-22(元ムコ10F-2)のクモハ100形編入も確定している。
しかしクモハ100形用屋根板(保管品)には第二次冷房改造車用しか手元になくクモハ100形への編入に壁が現れた。
武蔵小金井区,豊田区仕様のHゴム支持色温度統一と形式変更を両立させるには新たなクモハ100形が必要となった。
条件を満たせるのはクモハ100-4,クモハ100-39(トタ5F),クモハ100-81(トタムコ3F),クモハ100-108(ツヌ118F)に限られる。
まだ保守部品確保用車両の導入に踏み切る前だったため単車での捜索が続いた。
その最中に現れたのがクモハ100-39(トタ5F)であった。


窓セル交換中のクモハ100-39,クハ100-79。

回着したクモハ100-39(トタ5F)は先ず101系0番代1stLOT側面窓セルをクハ100-79へ供出する。
両車とも側面窓セル取り外し時の引っ掛かりは無かった。
側面窓セル窓サッシ印刷に劣化は見られず磨きクロスで拭き上げた後に交換している。
なお運転台付車用側面窓セルは旧金型車体用と新金型車体用で運転台側の成形が僅かに異なる。
この点は過去の側面窓セル交換で把握出来ていた。
前面窓傾斜角度の違いに端を発する前面窓セルと側面窓セルの競合は押し込みで対処できる。
但し万が一を考え先に運転台側を車体へ滑り込ませた。
先ずクハ100-79だけを組み立てクモハ100-39は一旦作業を保留している。




クハ100-79(トタ冷房5F:101系0番代1stLOT側面窓セル交換施工)。

そして明灰色Hゴム支持化されたクハ100-79(トタ冷房5F)が竣工した。
現在のトタ冷房5Fは旧ムコ3F(Mc78)が主な種車である。
だが内嵌式尾灯車のクモハ101-78(旧ムコ3F)は第二次冷房改造車には適さず車両更新を行った。
クモハ101-193(ムコ10F:Mc194)へ振替えクモハ101-198に充当したものの側面窓セル交換を省略してしまった。
後に開始されたHゴム支持色温度統一は段階的に進められユニット間での見附を優先した時期がある。
当初クハ100-79はクハ100-67(旧ムコ3F)を受け継ぐ101系0番代2ndLOT側面窓セル装着車だった。
モハ100-252(トタ冷房5F←モハ100-76:旧ムコ3F)とユニットを組むクモハ101-198はクハ100-79との相互交換にて対処した。
2ndLOT品から1stLOT品へ遡ったもののクハ100-79は初竣工当時に極めて近い側面見附に戻った事になる。




クハ100-79+クモハ101-197 (101系0番代1stLOT側面窓セル装着車+101系0番代1stLOT側面窓セル装着車)。

クハ100-79と連なるクモハ101-197(トタ冷房5F)は当初クモハ101-17(旧ムコ3F)を種車とした。
しかし内嵌式尾灯が気になり始めクモハ101-193(ムコ10F)にて車体更新をを行っている。
今考えると側面窓セルを交換しなかったのは失敗だった。
101系800番代LOT側面窓セル装着車のまま更新したためその後のHゴム支持色温度統一を余計にややこしくさせたと思う。
後日クモハ101-1006との相互交換でクモハ101-197を明灰色Hゴム支持再現側面窓セル装着車へと変更した。
施工時は繰り返された側面窓セル交換でその出自が判らなかった。
101系0番代1stLOT窓セルを装着したクハ100-79との差異は殆ど感じられない。
よってクモハ101-197用側面窓セルは101系0番代1stLOT品だったと思われる。


クモハ101-197,クハ100-79 (101系800番代LOT前面窓セル装着車,101系0番代2ndLOT前面窓セル装着車)。


ムコ予備00F。
(101系0番代2ndLOT前面窓セル装着車,101系800番代LOT前面窓セル装着車)。

これで101系武蔵小金井区,豊田区仕様編成の側面見附は全て明灰色Hゴム支持車で揃えられた。
ムコ10F出自車の一部には前面窓セルのみ101系800番代LOTで残る車両が存在している。
クモハ101-197もその1両だが中間組込車でありトタ冷房5Fの前面見附に差異は無い。
トタムコ3F(Mc78:6両口)とムコ10F(Mc194:6両口)を組み合わせたムコ予備00F(Mc60)ではクモハ100-802が該当する。
但し5+5(8M2T)編成のムコ予備00Fは特発で組成された経緯を踏まえ敢えて交換していない。

トタ冷房5Fの出場で101系武蔵小金井区,豊田区仕様での側面窓セル交換は一段落を迎えた。
まだトタ5Fはサハ100-210に戻せていないため課題が残る。
単独での導入は困難を極めている。
保守部品確保を兼ねたトタ5F(二代目)の追加投入も視野に入れる方向である。