試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

クモハ100-39[トタ5F] 第二次冷房改造車 回着 (塗装変更:黄色5号,屋根板・床板交換施工 クモハ100-44[カノ20F]用種車)

2016-02-09 21:48:12 | 国鉄/JR101系
最大限。

以前KATO製国鉄101系クモハ100-39(トタ5F:Tc14)を確保したが部品欠落があるジャンク車両だった。
回着は元クハ100-22(ムコ10F:Mc194)用屋根板を取り付けたクモハ100-4(トタ5F:Tc14)の入場前まで遡る。
このクモハ100-39は第二次冷房改造車屋根板用へ交換済だった上に屋根上機器が全て撤去されていた。


国鉄101系クモハ100-39(トタ5F)。
※第二次冷房改造車。

導入名目はクモハ100-44(カノ20F:Mc53)用種車に起用するクモハ100形内嵌式尾灯車の確保である。
廃車となった元クモハ100-108(Mc155:元ツヌ118F)を活かす手もあったが所要部品が賄えずジャンク車両に頼った。
また元クモハ100-108は外嵌式尾灯車であり内嵌式尾灯車への改装が必須となるため再用には至らなかった。
回着したクモハ100-39(トタ5F)の現状が痛々しく完全なる第二次冷房改造車仕様に仕立て直し記録を残している。
ただ第二次冷房改造車仕様の投入は想定しておらず一足先にクモハ100-4をクモハ100形用屋根板擬へ交換した。
捻出した元クモハ100-4用屋根板をクモハ100-39へ移設しクモハ100-44(塗装変更車)の竣工に結び付ける作戦とした。


入工中のクモハ100-39(トタ5F)。

先ずクモハ100形非冷房車への復帰に向け保管品からPS16形パンタグラフ,避雷器,ベンチレーターを持ち出した。
このうち避雷器は誤って旧モハ100-231(ラシ101F:Mc201←サハ101-233:ツヌ118F)を竣工させた際に仕入れた。
クモハ100形,モハ100形Assy車体には避雷器が搭載されており破損及び紛失しない限り出番は無いと思われた。
だが中古製品での増備は実現せず避雷器を欠くクモハ100-39(トタ5F)が回着したため活躍の場に恵まれている。
さっそくクモハ100-39を分解し黄色5号への変更に取り掛かったが塗装作業は約7箇月振りとなった。
しかも前回は大失敗でありクモハ101-53(カノ20F:塗装変更車←元クハ101-35:元ツヌ103F)と同程度の仕上がりを目指した。


印刷を消去した元クモハ100-39

クモハ100-39(トタ5F)に再現されていた車体標記,シルバーシートマーク印刷は全てペイントリムーバーで消し去った。
また捻出可能な黄色5号LP402前照灯が尽きてしまったため朱色1号LP402前照灯用ライトケースも同時に塗装する。
作業当日はほぼ無風だったが他形式の塗装変更で使い切れなかったグリーンマックス製黄色5号スプレーが裏目に出た。
冬季の作業と重なったため入念に暖めた後撹拌を繰り返したものの残念ながら安定の厚塗りに終わっている。
原因は車体断面への吹き付けを考慮せずに噴霧する初歩的な誤りであり前回の失敗は全く活かせなかった。
前面窓上部には塗料溜まりが生じる有り様だったが下手な塗装剥離は行わず現状のまま乾燥を待った。


黄色5号に塗装変更された元クモハ100-39(元トタ5F)。

導入したクモハ100-39(トタ5F)はKATO製101系の初陣を飾ったトタ5F(Tc14)構成車で1stLOTライト基板が取り付けられていた。
このままでは元クモハ101-170(弁天橋区仕様:Mc170)用床板を丸ごと転用したクモハ101-53との差異が生じてしまう。
選択肢は1stLOTライト基板若しくは現行LOTライト基板への統一となったが今後の部品供給を考え後者が有利だと判断した。
中期表示器点灯色変更施工車では床板振替にて1stLOTライト基板へ交換しており運転台付中間組込車に現行LOT床板が廻った。
記録を遡ったところクモハ100-805(ツヌ110F:Mc195)に元クモハ100-183(ツヌ103F:Tc48)用床板が移設されたと判明した。
クモハ100-183(津田沼区仕様)の点灯機会は皆無であり元クモハ100-39(元トタ5F)との床板相互交換に至っている。


床板を供出したクモハ100-183(ツヌ103F)。
※津田沼区仕様。

予想通りクモハ100-183にはクモハ100-805(←クモハ100-806:ムコ10F)から受け継いだ現行LOTライト基板が残されていた。
但しクモハ100-183は中間組込車だったため元クモハ100-39(元トタ5F)への転用に併せダミーカプラーへ交換した。
その他クモハ100-39用プリズムケースには前照灯用プリズムガイドが無く保管品の津田沼区仕様用を充てた。
同時にプリズム色挿式表示器点灯色変更対策を施し現行LOTライト基板でも布幕らしく見えるよう改めている。
そしてクモハ100-4から捻出したクモハ100形非冷房車用屋根板を元クモハ100-39に取り付けた。
クモハ101-170(Mc170)用屋根板を用いたクモハ101-53とは若干色温度差があるが部品不足の最中であり致し方ない。


一旦作業中断となる元クモハ100-39

クモハ100-39(トタ5F)の回着記録時にも使用したが若干余裕が生まれたAssyベンチレーターを全面採用している。
捻出品や保管品を寄せ集めた結果元クモハ100-39(元トタ5F)の組み立て工程まで辿り着きクモハ100-44の竣工が視界に入った。
塗装水準を除いて作業は順調き進んでいたがここで厚塗りが引っ掛かり小規模な修正へと取り掛かっている。
前記した塗料溜まりや必要以上の厚塗り箇所を消しゴムで均し磨きクロスにて整える作業が繰り返された。
ようやくクモハ101-53と同程度まで持ち込めた時点で前面車体裾下部のステップ両端に朱色1号が露出していると気付いた。
どうやら磨き過ぎて黄色5号の塗装被膜が薄かった部分を剥がしてしまったらしくその措置に困った。
再塗装するほどの状態ではなく簡易補修が妥当だと判断し黄色5号塗料を乗せた爪楊枝で隠蔽まで漕ぎ着けた。
取り敢えず朱色1号は誤魔化せたが再び乾燥時間が生じたためまだ揃っていないクモハ100-44用部品の準備を進める。
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