試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

クモハ101-197[トタ冷房5F] 第二次冷房改造車 101系0番代2ndLOT側面窓セル交換,窓サッシ印刷補修施工 (トタ5F-2[Mc1006] 廃止)

2018-05-17 21:16:59 | 国鉄/JR101系
見切発車。

KATO製国鉄101系トタ5F-2(Mc1006)の廃止を決断した。
トタ5F(Tc14)は10両体制に戻り波動用クモハ101-1006+モハ100-1006(元トタ5F-2)が保留車へ廻っている。
今後の措置は計画中の新編成組成準備状況を伺いながら決定する。


さよならトタ5F-2。

現状新編成用組成準備車には7両が不足しており10両編成化が叶うかさえも掴めていない。
捻出予定3両のうち1両は形式変更が伴い部品の手配も要する。
そのためトタ5F-2の廃止は時期尚早と言えた。
この状況下で廃止に踏み切ったのはトタ冷房5F(Mc198)の側面窓セルHゴム支持色温度統一が絡んでいる。
クモハ101-1006+モハ100-1006はクモハ101-17(旧ムコ3F:Mc78),モハ100-146(トタ5F:Tc14)が各々の種車だった。
2両ともトタ5F-1(Mc38)に揃えた101系0番代LOT側面窓セル装着車である。
だがトタ5F(Tc14←トタ5F-1)から離脱させたため部品供出が可能になった。
残り3両まで進めたトタ冷房5Fの101系0番代LOT側面窓セル統一は捻出車が尽き中断に追い込まれた。
101系800番代LOT側面窓セル装着車の淘汰には届かないが作業を再開する。
なおトタ5Fは4,5号車のバリエーション用車両が消滅しただけで旧金型車両が先頭に立つ組成に変更は無い。


クモハ101-197 第二次冷房改造車(トタ冷房5F:101系800番代LOT側面窓セル装着車)。

トタ冷房5Fはクモハ101-197+モハ100-251,クハ100-79が101系800番代LOT側面窓セル装着車で残っていた。
都合良くクモハ101-1006+モハ100-1006のユニット単位で側面窓セル供出が行える。
101系0番代LOT側面窓セル振替対象車はクモハ101-197+モハ100-251に決定した。
予定では手早く2両の窓セル交換を終える算段だった。
しかしクモハ101-1006の側面窓セル窓サッシ印刷が思いの外芳しくなかった。
計画を変更しクモハ101-197(トタ冷房5F)だけの単独入場とした。
窓サッシ印刷補修はクモハ100-184,クモハ101-198(トタ冷房5F)から3両続く展開になっている。


入工中のクモハ101-1006,クモハ101-197 (元トタ5F-2,トタ冷房5F)。

旧クモハ101-197はクモハ101-17(旧ムコ3F)が種車で当初は101系0番代2ndLOT側面窓セルが装着されていた。
しかし第二次冷房改造車と内嵌式尾灯の齟齬を抱えており後日クモハ101-193(ムコ10F:Mc194)にて車体更新を行った。
ジャンク車両への車両更新は避け屋根板,床板一式を旧クモハ101-197から流用している。
窓セル類は状態が良く交換対象に入らなかった。
この際に入れ替えておけば今日まで引き摺らなかったと思われる。
編成見附に気を配らなかった更新内容が惜しまれる。
ちなみにクモハ101-78(旧ムコ3F)は黄色5号に塗装変更し旧クハ101-35(ツヌ103F:Tc48)へ転用した。
しかしツヌ103Fでもクハ101形0番代には不釣り合いな内嵌式尾灯が災いし元クモハ101-53(元カノ20F:Mc53)へ再編入された。
その後元カノ20Fカノ13F(Mc59)へプロトタイプを変更した際にクモハ101-59へ改番され現在でも千葉方の先頭に立っている。




クモハ101-1006(元トタ5F-2:101系800番代LOT側面窓セル交換施工)。

クモハ101-197に取り付けられていた101系800番代LOT側面窓セルは劣化が見られなかった。
交換する窓セルは側面用と妻面用の3枚である。
先にクモハ101-1006(元トタ5F-2)へ窓セルを移設し暫定竣工させた。
101系800番代LOT側面窓セルに変更されたクモハ101-1006は側面の印象が若干変化した。
やはり朱色1号の車体ではHゴム支持色温度差がより大きく感じられる。
追ってモハ100-1006も同様の施工を施す。
但し新編成組成準備と連動しユニットを解消する可能性が高い。
現時点でクモハ101-1006とユニットを組むモハ100形は101系800番代LOT側面窓セル装着が必要条件となる。


窓サッシ印刷を補修した側面窓セル(1-3位側)。

元クモハ101-1006用側面窓セル窓サッシ印刷は1-3位側の掠れが目立っていた。
しかも各窓毎で斑点状剥離が生じる厄介な状態である。
窓サッシの復活にはクモハ100-184,クモハ101-198と同一の油性ペイントマーカー式を採用した。
3両連続の工程でかなり要領を掴めた気がする。
ただ側面窓へのインク付着は面倒を起こすだけであり作業は慎重に進めている。
1-3位側の窓サッシは補修痕が各部に散在する結果となった。
塗装斑はクモハ101-198に比べ抑えられたと思う。


近似のHゴム支持色温度で揃うクモハ101-198,クモハ101-197 (トタ冷房5F,トタ冷房5F)。

KATO製国鉄101系での側面窓セルHゴム支持色温度統一はムコ予備00F(Mc60)先行している。
5+5(8M2T)編成のムコ予備00Fはムコ10F(Mc194:6両口)出自車が5両含まれ側面窓セル供出が思うように進まなかった。
同時期にツヌ122F(Mc155)も101系800番代LOT側面窓セル交換を開始した。
トタ冷房5Fや103系サハ103形750番代まで巻き込み意地で両編成のHゴム支持色温度を揃えた。
複雑な組み替えを経ており出自は追えない状況にある。
先に側面窓セル交換を実施したクモハ101-198とは微妙な色温度差がある様に見える。
明灰色Hゴム支持再現側面窓セルはトタ5F,トタムコ3F(Mc78),ツヌ118F(Mc155:旧製品),弁天橋区仕様(Mc170)で採用された。
各々で僅かな色温度差があるのかもしれない。


忘れずに交換した妻面窓セル。

ムコ予備00Fとツヌ122FのHゴム支持色温度統一開始時は交換を側面窓セルだけに絞っていた。
途中から全交換に改めたが後年まで初期竣工車の改善を図れなかった経緯がある。
トタ冷房5Fでの窓セル交換再開まで時間が開いてしまい施工漏れが不安視された。
そのため今入場では先にクモハ101-1006用窓セルを全撤去する予防策を採っている。


クモハ101-197 [59T 武蔵小金井]:101系800番代LOT前面窓セル装着車。


クモハ101-198 [51T 東京]:トタ冷房5F(101系0番代LOT前面窓セル交換施工車)。

クモハ101-1006用前面窓セルはクモハ101-198との振替えで101系800番代LOTに変更されていた。
従ってクモハ101-197と交換しても全く意味を成さない。
交換対象から外れた前面窓セルのみ101系800番代LOT品が残った。
4号車に配されるクモハ101-197は101系0番代LOT前面窓セル装着が絶対条件ではない。
その結果種車の面影が伺える数少ない箇所となった。
クハ100-79(トタ冷房5F)はクハ100-67(旧ムコ3F)以来の101系0番代LOT前面窓セル装着車である。
トタ冷房5Fではクモハ101-197だけ前面見附の趣が異なる状態が続くと思われる。


クモハ101-197 点灯試験[59T 武蔵小金井]:2ndLOTライト基板装着車。
※表示器点灯色変更未施工車。


クモハ101-198 点灯比較[51T 東京]:トタ冷房5F(2ndLOTライト基板装着車)。
※表示器点灯色変更施工車。

前途の通りクモハ101-197用床板一式は旧クモハ101-17から流用され続けている。
4号車配置は変わらずクモハ101-17時代を含め前尾灯を点灯させる機会に恵まれて来なかった。
入場を機に点灯試験を実施し通電状況の確認を行った。
中間組込車用ライト基板は予備品を兼ねる。
点灯具合に不安定さは無く戦力となる見通しが立った。
但し表示器点灯色変更対策は見送られたままである。
トタ冷房5Fは分割せずに走行させており今後も施工予定は無い。




クモハ101-197(101系0番代2ndLOT側面窓セル交換施工)。

明灰色Hゴム支持再現に改められたクモハ101-197(トタ冷房5F)が竣工した。
予想通り側面窓セル窓サッシ印刷の補修に時間が割かれている。
単独入場への切り替えは当たりだったらしい。
モハ100-251と側面窓セルを交換するモハ100-1006はまだ外観点検を行っていない。
仮に側面窓セル窓サッシ印刷に剥離が生じていると4両連続で補修を行うことになる。
失敗確率こそ下がったものの集中力の要求度合いは変わらない。
準再用ダミーカプラーへ交換するクモハ100-184の再入場も待っている。
出来る限りの時間短縮が図れると思いたい。
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