試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

クモハ100-34[カノ13F] (クモハ100-44[カノ20F] 改番,塗装変更車転写済インレタ除去方式変更試行)

2016-06-03 21:32:32 | 国鉄/JR101系
簡易改番。

作業はKATO製国鉄101系カノ13F(Mc59:塗装変更車+旧製品)への再編に戻りクモハ100-44(カノ20F:Mc53)を入場させた。
モハ101-68(カノ13F:塗装変更車←サハ101-105:元ラシ104F-1)が改番入場した際クモハ100-34用組標記インレタが目に入った。
ただ高経年台紙は思ったほど削減が進んでおらずクモハ100-44(塗装変更車→クモハ100-34:カノ13F)でも改番方式に悩んている。


国鉄101系クモハ100-44(カノ20F)。
※塗装変更車。

クモハ100-44(←クモハ100-39:トタ5F)では1-3位側:[クモハ100-]+[44],2-4位側:[クモハ100-]+[4]+[4]を組み合わせた。
だが両側とも車両番号標記インレタ転写は失敗に終わり離れた[クモハ100-44]が釣り合いを悪くしていた。
当然ながら転写済の[クモハ100-44]標記を全て剥離しクモハ100-34用組標記に頼れば配置は改善される。
ただインレタ節約も課題になっているため先ず[クモハ100-44]の間を逆利用し[クモハ100-44]だけ剥離出来るか試みる。
そして失敗した場合[クモハ100-34]のみの節約式改番を採用するか全桁転写に踏み切るか考える二段構え作戦とした。


入工中のクモハ100-44。

状態が良くない塗装変更車であり塗装被膜を傷めないようゴム系接着剤巻取用爪楊枝をインレタ除去に使用した。
これはサハ101-105(元ラシ104F-1←サハ101-105:元ツヌ131F-1)での節約式改番準備が芳しくなかったためである。
柚肌仕上がりだったサハ101-105は平滑な塗装被膜ではなく[サハ101-105]標記跡にはインレタ屑の黒ずみが残ってしまった。
そこでクモハ100-44ではゴム系接着剤巻取用爪楊枝を[クモハ100-44]に当て引き剥がす方式とした。
すると軟性の残るゴム系接着剤が[クモハ100-44]を見事に巻き取り無事[クモハ100-44]標記跡へと辿り着けた。


[クモハ100-44]。

取り敢えずこの状態なら節約式改番は可能と判断し開いた[クモハ100-44]に代わり[クモハ100-34]を転写する。
高経年台紙には[3]標記が一桁だけ残っている組標記の使い残しが多くこれを有効利用した。
ちなみにバラインレタと化した[3]標記の大半は本来103系用で101系には使用されなかった箇所である。
1-3位側,2-4位側とも一直線上に[クモハ100-44]標記が並んでいたため[クモハ100-34]の転写目安は合わせ易かった。
また前後に転写を妨げる標記が無く離れていた[クモハ100-44]もあり差し込み転写は無難な結果となった。


[クモハ100-[3]4]。

若干不均等に映る[クモハ100-34]標記だが[クモハ100-44]時代よりも不自然さは薄れたと思う。
なお当初1-3位側,2-4位側共に[クモハ100-34]が開き気味だったためバーニッシャーで[クモハ100-34]を軽く押し潰した。
以前から[4]標記,[7]標記インレタ転写が鬼門となっており[クモハ100-44]標記でも隙間を生じさせてしまった。
だが今入場では皮肉にも転写失敗が節約式改番を成功へと導く結果に至り事後策の全桁転写は回避されている。




クモハ100-34(カノ13F:クモハ100-44 改番)。
※塗装変更車。

クモハ100-34とクモハ100-44はほぼ同形態だったため改番のみでクモハ100-34(カノ13F:塗装変更車)の竣工を迎えられた。
高経年台紙削減か車両番号標記位置完全修正の争いとなったが結果的に節約式改番で正解だったと思う。
また試験的に採用したゴム系接着剤除去用爪楊枝での車両番号標記インレタ除去成功も収穫となった。
在籍する塗装変更車はその殆どが柚肌を防げておらず改番異動時の切り札になるかもしれない。
ただクモハ100-34への改番は配置が悪かった[クモハ100-44]標記のお陰であり引き続き転写技量向上を目指す。




モハ101-68+クモハ100-34 (カノ13F:元サハ101-105+元クモハ100-44)。
※塗装変更車+塗装変更車。

モハ101-146(カノ20F:旧製品→サハ101-105:ラシ104F-1)が異動したためカノ13Fの中野方ユニットは塗装変更車で揃った。
仕上がり水準にばらつきがある塗装変更車を組み合わせる以上当初から側面見附は崩れると考えていた。
その結果柚肌車と厚塗車が並ぶ両極端なユニットとなったが編成見附均等化及び塗装変更車集約には繋がったと思う。
玉突きを行いながら進めた車両振替は旧ラシ104F-1(T105:再生産品+塗装変更車)をメーカー塗装車で統一する狙いがあった。
カノ20Fの再編でもラシ104F(Mc136:再生産品+旧製品←ラシ104F-1:T105,ラシ104F-2:T264)を優先する姿勢は健在だったらしい。
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