源平の史跡を訪ねて

全国いたるところにある源氏と平家の史跡を訪ねています。少しだけ源氏物語の史跡も紹介しています。

源平合戦の虚像を剥ぐ

2005-09-27 00:35:39 | 源平の歴史
25日(日)、神戸市兵庫区 歴史資料ネットワーク主催の歴史講演会に行ってきました。
約300名くらいが参加していました。

日時:平成17年9月25日(日)13時~16時
場所:神戸水道局 たちばな研修所

      【源平合戦シンポジウム】
1.スライド「神戸源平史跡の今昔」  神戸大学大学院 山本陽一郎
2.基調講演「源平合戦の虚像を剥ぐ」 東京都立大学 助教授 川合廉
3.パネルディスカッション 「内乱史研究の最前線~武士、伝承、地域社会」

【川合助教授の講演内容】
合戦後、京武家社会の頂点にたった義経が、一の谷合戦について語ったため義経自身の活躍がいかにすばらしかったかと言う話が都では定説になった。
そのため、生田の森の攻防の記述は少なく、鵯越(山手)を攻めた地元の有力武将・多田行綱の戦闘などは義経の行動として伝説化されてしまった。
(このような内容だったと思います。)

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4 コメント

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講演会 (しずか)
2005-09-27 08:28:51
面白そうな講演会ですね。

私も近くなら参加したかったです。

川合教授のお話は定説を覆すような内容だったということでしょうか。

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Unknown (ラメール)
2005-09-27 09:52:36
しずかさん



おはようございます。



川合助教授の講演は、おっしゃる通り義経の大活躍を否定する内容でした。

京に凱旋した総大将義経が自分の活躍を話すとき当然いいように話す。(これはありうることです。)山手(鵯越え)で戦った地元武将・多田行綱は、あとで抹殺されています。
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源平合戦シンポジューム (merry)
2005-09-27 10:38:30
エッーツ・・

鵯超えで戦った多田行綱の戦功が義経のものになって、その後当人が抹殺されたとは、ちょっとショックなお話ですね。

でも今の時代と当時では命の重さが違うのですね。

そんな武士の時代だったのでしょう。



おおまかに見ても、範頼が平家を攻めあぐねていた時に、義経が出陣する事によって短時間に決着がついたという事は、やっぱり義経は戦の天才だと思います。

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Unknown (ラメール)
2005-09-27 14:28:27
merryさん



訪問とコメントありがとう。



川合助教授の話は、衝撃的でもありましたがありえる話だと思いました。しかし、825年も語り継がれた義経伝説は、多くの人がヒーロー義経に憧れ、慕う気持ちを持ったからでしょうね。
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