本日のテレビで、気になる話題を取り上げている番組が二つあった。
1 つは、テレビ朝日で、「地震の予知は不可能である」ことを、東大のロバートゲール教授が
出演して話していたこと。
http://www.best-worst.net/news_GunC3QxC6.html
同教授は、2011.4.14英科学誌ネイチャー電子版に論文を発表し、同8.27日本地震学会
特別シンポジュウムでも、同様の意見を述べている。 教授は、地震発生の考え方として、次の
ような提言をしている。 ①実用的な地震予知は絶望的であること、②予知を前提とした大震災
対策特別措置法を撤廃すること、③地震予知に投ずる予算は護岸対策、耐震補強等に回すべき、
とするものである。
もちろんこれに対する反対意見もあるが、私も、今まで一度も出されたことのない地震予知
には懐疑的であり、現状での研究結果をはっきり示し、その上に立った対策なり、研究がな
されるべきだと考えている。 なんだか地震予知の実態が少し見えたような気がする。
2つ目は、NHKで「1週間の食事を調査しどれだけ放射性物質を摂取している
か」全国6か所の家庭で摂った食事を検査して、放射性物質(セシウム)の量を調べた番組
北海道、福島、都内(江戸川、目黒)、大阪、広島、6か所の家庭の食卓に出た食品を
全部検査したが、全ての家庭で 0の数値がほとんどで、出た時にも問題にならない様
な低い数値であった。 福島の家庭では、地元の食材を中心に摂っている所も同様で
あった。
イメージ(クリップアートから)
正直ホットしたが、一方で予想もできた結果である。 これからも、このような調査を確実
にやることは必要であるが、また、必要以上に過剰反応するのは、控えたいものである。
風評被害だけは絶対避けたいものです。