苦笑い

思いつくまま記録できたらいいね

   映画 ベン・ハー

2014-10-10 09:00:44 | 映画

  

CSでかって一世を風靡した映画「ベン・ハー」を観ました。

今観てもまったく色褪せることなく、圧倒的な迫力でそのスケールの大きさを感じさせられました。

 

1959年 アメリカ合衆国映画         監 督 ウイリアム・ワイラー


出 演 者
 

あ ら す じ

ユダヤの豪族の息子ベン・ハーは、ローマ人のメッサラと幼馴染であるが、成人して軍団の

長としてユダヤに赴任して来たメッサラに裏切られてしまう。 母と妹は牢に入れられ自分は

奴隷としてガレー船の漕ぎ手となるが、そこでローマの将軍の命を救い将軍の養子になる。

数奇な運命をたどったベン・ハーは、母を救うために故郷に帰りメッサラと対峙し、母と妹が

の消息を聞き、やがて戦車競走での対決を経て、業病の二人にめぐり合うことになる。   

  

感   想

映画はキリストの生誕で始まり、終わりにキリストの啓示を受けることになる。  その設定の

とおり単なるスペクタルではない奥深さを感じさせる。  観る人によって取り方は異なると

われるが、ヤマ場が次々と登場してきて行き次ぐ暇もない。   圧巻は戦車の競争シーン

広大な競技場を作って4人の監督が撮ったシーンを編集して大迫力の場面が出来たとのこと。

 

さすがにアカデミー賞11部門を総なめにした映画です。  

よくあの時代こんなスケールの大きな映画を創りましたね。

チャールトンヘストンと言うとこの映画と「十戒」がすぐ浮かびます。

 


映画 フレンチキス

2014-06-19 16:27:17 | 映画

 

  BSで観たこの映画、とにかく予想外の展開に引きづられて驚きながら楽しく観てしまいました。

     映画 「 フレンチキス 」

  1995.5 米映画   DVD発売 2000.1    監 督    ローレンス・カスダン

  出 演
   

  メグ・ライアン主演のラブコメディですから、コメディ部分が大部分と言ってよい映画です。

  活動的な彼女が、フランス男と引き起こすドタバタも映画の見所 

  フットワークが軽く、展開が早いので、本来は結構深刻な問題を扱っていながら楽しく観る

  ことができます。
             

  ストリー   アメリカ女性でカナダの医師と婚約をしている女性が、フランスでの医師会に

  出席したまま「好きな女性ができたので、結婚する事が出来ない」との電話を受けて渡仏を

  決意する。 苦手な飛行機に我慢しながら乗っている時に、何やら怪しげなフランス人が隣

  の席に座って来た事で、その後の複雑な展開が始まる。
                           
   You Tube の動画を参考までにリンクしてみました。 ⇓ 

    https://www.youtube.com/watch?v=L-uDYnN987E

          

    付け加えると、エンディングでケヴィン・クラインが唄うLa Merも好いですよ。


 「追憶」この映画見逃していました

2014-06-05 16:08:41 | 映画

  CSで映画「追憶」を観ました。

  この映画のタイトルや、音楽は皆さんはほとんどの方がご存知で、もちろん映画自体をご覧になった方も

  沢山いたと思います。 

  ところが私は今日までこの映画を見る事が無く、一番感じた事は「いやー、見逃していたな」と言う思いです。

  映画の概略をザックリ言ってしますと、
                                

   

   出 演
   

   あらすじ
    

   観終わった感想

     日常行動や生活感、政治信条などが全く異なる二人がお互いを思いながらも、一緒に生活していくことが

   出来ずに別れていく気持ちが切ないほど伝わって来て胸を打つ。

   第二次大戦を挟んでのアメリカの政治・社会状況が伝わって来て、成程といった感慨にもなる。 ルーズ

   ベルトが共産主義シンパであったことは知られているが、主人公ケイティー等左翼思想に燃える人達が

   原爆禁止のビラまきをやっていた事等は日本人の殆んどが知らない事実で好感が持てる。

    別れて10年位経って偶然、出会った二人の会話からは、お互いを慈しむ何とも言えない会話が過ぎ去っ

   た日々を追憶させる。 

     それに、主演のバーブラが歌う the way we were (追憶)の曲が何とも言えず好い… 。
   

     https://www.youtube.com/watch?v=yUn43mTnyjg#mce_temp_url#

     


「ブラス!」は好い映画です

2014-05-26 16:43:02 | 映画

     

    イヤー久々に好い映画を見ました。 CSで、ジワーと来たその映画は邦題「ブラス!」と言う映画です。

    これでは何のことか分かりませんが、簡単に言うとこんな映画です。

     

    原題の「Brassed off 」は「うんざりする」の意味の様ですが、それに「ブラスバンド」を掛けて邦題

    がつけられたらしいのです。

    とにかく、登場してくるバンドマン(炭坑夫)其々の表情が好い。 貧乏で間もなく廃坑によって追わ

    れる男たち、バンドのカンパと称する運営資金のやり繰りにも苦労しながら、女房の目を盗んで演奏

    活動を続ける姿が何とも言えず好い。

    指揮者のダニーは元炭鉱夫で体調が悪い中、楽団活動に命を掛けている様にさえ見える。

                

    この街にやって来た若い娘グロリアは爽やかで、最初に演奏する「アランフェイス協奏曲」はやさしい

    音色の本当に好い曲です。

                          

    ダニーの息子フィル極貧で、家財道具一切と家族に離れられて、教会のキリスト像に叫ぶセリフ「あ

    んたは俺たちに何もしてくれない。どうしてジョン・レノンを殺し、若い坑夫も死なせたのか、サッチャー

    だけ生き残っている」は強烈なパンチだと思う。

    高校生のバンドで同じ様な筋書きの話を見た様な気がするが、これは大の大人が生活掛かってい

    る中で、純粋にバンド活動に向って行く姿にジワジワっと来るのかもしれない。
          本当に好い映画を観た充実感が広がります。


映画 時雨の記

2014-05-08 09:27:28 | 映画

                

   CSの日本映画チャンネルで映画「時雨の記」を観ました。

   1998年 東映撮影所      原作  中里 恒子        監督  澤井 信一郎

                

   出演    吉永 小百合     渡 哲也     佐藤 友美     林 隆三 

   あらすじ  中年の建設会社専務が、20年前一目惚れした女性に偶然出会う。 男はやがて華道

   を教えながら鎌倉で一人暮らしをしている女性のもとを頻繁に訪れるようになり、二人は静かに恋

   を育んでいく。  鎌倉、京都、奈良を舞台にした大人のプラトニック・ラブと言える。

                  

    寸評   初めて逢ってから20年も経って、そんなに都合よく話がトントンと進むか   二大俳優と

    舞台を鎌倉、京都、奈良そしてスペイン等に設定して物語の不自然さを消しているのではないか

    という批判は当たらなくはない。 

    だとしても、このような形での大人の綺麗な恋の物語もあっても良いのではないかと考えてみたい。