苦笑い

思いつくまま記録できたらいいね

夢に日付を 徳増須磨夫さん ~人生の応援歌~

2011-09-25 22:35:56 | 読書

「夢に日付を」と言うと、いまや渡邉美樹氏の2005年の著作『渡邉美樹の夢に日付を!手帳術』を

思い浮かべる人がほとんどだろうと思います。 その10年程も前に同名の『夢に日付を NTT出版

という単行本が出版されていた事を知る人はほとんど居ないのではないか。

その本は、徳増須磨夫さんが書いたエッセイ集で、当時、私は、佐々淳行氏

が新聞に寄稿していた推薦文を見て本を購入した。 その本は全編・人への優しさに充ち溢れた、

まさに、人生の応援歌と言うにふさわしい内容であった。

特に若い人たちに愛情を持って語りかけるような内容が多く、人生の道しるべとして多くの人に力

を与えてくれたのではないかと思う。

その一節にこうある。(事象に基づき語り口調なので、誤りを恐れず少し略して要旨を記すと)

「よく」生きていくのは、未来に目標を掲げ、価値あるものを実現しようとする創造的な行動

である。

「よく生きるために、夢をえがくことです、その手の届きそうもない夢に日付を入れてごらん

なさい。夢が目標に変わるでしょう。 そうすれば、夢は必ず実現します。」

 というものです。

読んでいて「ああこれだ…」と思いました。 もう少し早くこの本に出合えればとも思いました。

しかし、それからでも、この言葉のように実践していれば、また、一寸違った人生になっていた

かもしれません。

 残念ながら、この本は絶版になり、今は出ておりません。

聞いてみたいのは、渡邉美樹氏やその担当者に、この本の存在を知っていたのか、知っていたとし

たらこの本の感想を…。

 

徳増須磨夫さんは、元住友海上保険火災保険の社長、会長を務められた方、2008.9.10肺炎

のため死去されました。

その人となりは、阿部和義氏の追悼録に詳しい。    http://bit.ly/r5ODGy

 

 

 


百歳の詩人 柴田トヨさん ~人生の応援歌~

2011-09-23 18:15:24 | 読書

柴田トヨさんの詩集「くじけないで」を買ったのは昨年のことであったろう。

新聞で、99歳の詩人の記事を見て、興味を持って買ってみたが、その詩を読んで感動した。

非常に前向きで、その一言一言が心にしみわたる。 多分、ご本人の思ったことを全く脚色しないで

そのままを綴った結果だろうと思う。 
    それには、この人のまっすぐな意志

    と生き方がその下地にあってのことなんだろう。

 

             
  「貯金」は、小生の一番好きな詩である。 人生の指針ともなる。

 

        
              

 「溶けてゆく」大人になって、こんな素直な表現ができますか。

 この人の詩集を読むと、人生、遅すぎることはないよ、何時からだってやれるよ。

 と言っているような勇気をもらえる。

        

 今年百歳になって、また、『百歳』と言う詩集を出したと言う。

 この人の生き方が、まさに人生の応援歌である。


読書、本

2011-09-23 11:49:15 | 読書

私の読書傾向は、ひどい乱読である。 おまけに読むのが遅い。

森鴎外、夏目漱石、武者小路実篤等を読んでいたのは、中学生くらいだったろうか。

 

その後、江戸川乱歩、松本清張等の推理小説にはまったこともあった。 この分野ではなぜか、多岐

が好きだった。

同じころから、時代小説、歴史小説に徐々にウエイトが移っていったように思う。

時代小説は、人間味が感じられる山本周五郎藤沢周平、それに、山本一力等も読後感が良い。

歴史小説は、何といっても、司馬遼太郎に代表されるように、時代考証の

しっかりした作家が良い。 時代背景など、ありえない物は、読んでいてしらけてしまう。

地味だが、童門冬二吉村昭も確かな内容だと思う。 今は、池宮彰一郎の『島津奔る』を読んでい

るが、この人の本も、よく調べて書いているような気がする。

                                    

読書傾向に従って、購入した本も相当多数に上っている。 『吉川栄治全集』『三島由紀夫全集』

内の何巻かは持っていた(全巻はとても買えなかった)。  確か、外箱付きの立派な装丁の本だった。

                                     

 

それらの膨大な本は、今は影もない。 本はすぐ増えて場所をとる。 そのため、処分し片づけて今日

まで来ている。 最近は、ブックオフに売ってしまうのが、一番良い方法だと思っている。 妻の話だと、

先日、段ボール3箱分持って行って、3000円近くになったと言っていた。 

安くても、それで処分してくれれば言うことはない。

   

先日、司馬遼太郎『坂の上の雲』をもう一度読もうと思って見たら、文庫本8巻の内なぜか1,2巻

のみがない。  なぜこのような処分の仕方をしたのか不明である。  やむを得ないのでAmazonで

購入申し込みをした。  また、とっておいたはずの『翔が如く』単行本7巻も無くなっている。

これからは、大事にする物とそうでない物ををきっちり区別する手間を、惜しまないようにしたい。 

それにしても、今、手元にある本の一部を見ても、あまりの統一性のなさに驚く
              

 


テレビの力

2011-09-21 15:38:18 | 日記

NHKの朝の番組で、フライパンで簡単にできる燻製の作り方を放映した。

この番組の内容は      こちら▼
http://yaplog.jp/cank/archive/598

燻製好きの私は、その道具となる、フライパンに敷く径24cm位の焼き魚用の網とチップ等

買いに、新しくできたビバホームに出かけた。 あいにく、丁度良い大きさの網は置いてなく、店

内を探し、店員にも聞いた。 店員もあきれ顔で「何かあったんすか?今日は、同じものを求め

て来るお客さんでいっぱいです。」と逆に聞いてくる始末。 店内を見回すと確かに、同じものを

探しているらしい客が大勢ウロウロしていた。 この店では、ヒッコリーのチップを買った。

                                  

もしかしてと思って、今度は、比較的大きいダイソーに行ってみたが、やはり欲しい網は見つか

らなかった。 このうえは市原のジョイフル本田に行くしかないと思って、勇躍、車を飛ばした。

                   

しかし、ここでも目当ての商品は見つからず、同じような客の姿が、眼を惹いた。

ただ、ここで驚いたのは、早くもチップとフライパンと網の代用となる魚焼き器等を並べて燻製作

りのコーナーを設けて店員が説明に当たっていたことだ。

代替え品を買って帰ろうかと思ったが、冷静なカミさんに「その内に、必要な網が入荷するんじゃ

ない。」と言われて、成程、これだけ話題になったものが入らない訳がない。 と考えて買わずに

帰った。  テレビの力に驚かされたが、今度は、テレビの力を信じたい。