sirius

SiriusとAldebaranとPolaris

UKの混迷

2016-06-30 19:18:54 | 日記

日常イギリスと言っている。

正式には、the United Kingdom of Great Britain and Northen Ireiand となる。

EU離脱が決定してから一週間。

EU側はさっさと離脱通告を提出して出て行けと。

キャメロン首相はこれ以上自分に解決する力のないことを認めて首相を辞めると。

後の首相がやってくれとばかりに放り出した。無責任窮まるのでは。

国内はスコットランドが住民投票でUKからの離脱を図るも残留が多数となった。

今回は残留が6割以上。この際もう一度住民投票でUKから離れて独立を、の動きもある。

ウェールズも残留へ、はたまた首都であるロンドンも独立してEUに残留しようとの過激な動きもある。

日本で言えば東京都が独立しようみたいな話。

 

まあ、熱が冷めれば落ち着いた話もできるだろうが、はたしてどうなるか。

とにかく国を真っ二つに割った結果だけに。

 

欧州委員会で演説したスコットランド議員。演説が終わると満場の拍手に包まれた。

13,4世紀から諸侯による領土の奪い合いのあったところだけにすんなりいくかどうか。

日本だって戦国時代は領地の奪い合いで戦が絶えなかった。

今でもその名残は地方に行けば残っているだろう。

大阪人の東京に対する感情。太閤さんの土地柄だけに。

現在の政治でも、思惑はともかく東京に対抗しようとする勢力が作られた。

国の基本的な部分では一致する。

対抗心は「パフォーマンス」か?

だろうな。

 

「セコセコ」なんて言って。何のことやら。

 


第九章 亡霊たちの戦争

2016-06-29 19:19:16 | 日記

内田康夫:中央構造帯。

戦後について短く触れているので。


 戦後、「東京裁判」に象徴されるように・・・。東条英機元総理大臣をはじめとするA級戦犯七名は絞首刑に処せられた。

・・・多くの戦争犯罪が日本軍の侵攻先の、たとえばマレー半島やフィリピンなどで軍事裁判にかけられ、

山下奉文大将などのように現地で処刑されたケースも数多い。

・・・敗戦の責任を取って自決した軍人も多い。陸軍大臣阿南惟幾大将の割腹自殺は

あまりにも有名だが、・・・。

戦後、進駐軍の手で裁かれるのを潔しとしないで自殺した近衛文麿元総理大臣のような人もいる。

 その一方で、戦犯として投獄されながら生きながらえ、後に政界や財界にカムバックした人々も多い。

総理大臣になった岸信介などはその代表的な人物だ。

軍備や戦争の放棄をうたった平和憲法の下で、

アメリカ主導とはいえ、日本の再軍備を推し進めたのは、かつて日本をミスリードした

その人たちであることを思うと、事の善悪はともかく、なんとも割り切れないものがある。


お咎めなしとして釈放された「戦犯」がどのくらいいて、その後誰がどのようになったか分からない。

が、作者はここで戦後の政治体制を「批判」している。

少なくとも戦時中、東条内閣の閣僚として名を連ね戦時遂行した責は、

「裁判」と言う形で問われないにしても自らを省みる。

戦後政治にかかわらないという考えは持てなかったのだろうか。

安倍晋三氏の祖父である。

 


夏本番か

2016-06-29 14:12:36 | 日記

先週末は低温注意報が出ていた。

暖房を入れるのに躊躇う。齢のせいかと。

天気予報で低温注意報が出るくらいだから暖房入れよーっと。

すぐ暑くなるから、入れては切りの繰り返し。

 

今週に入って突然の暑さ。北向きと南向きの窓を開けて凌ぎやすい。

それでも室内は29℃。湿度が30%くらいだからまだいいが。

今週いっぱいは最高気温が夏日の予報。

少しは暑くならないと。農作物の生育が遅れているとJAが知らせていた。

 

ちゃんと生育してくれないと値段にもろに跳ね返って来るから。

西日本は大雨でそうとう被害が出ているみたい。

 

「水を治めるものが国を治める」古からの言い伝え。

 

 

 


中央構造帯

2016-06-28 19:50:35 | 日記

内田康夫著である。

プロローグから一章、二章と読み進む中でこれは「旧日本長期信用銀行」の粉飾決算や飛ばしとか言われた

バブル後に発覚した金融事件だな、と思い読んでいた。

三章に入って突然あの「浅見家」が出てくる。

やっぱりそうだっか。

 

プロローグは終戦が決まった直後に起こった「自決」をめぐり

その後の展開を暗示。また「平将門」が関東を拠点にして「京」と対立していた。

以前、「平将門」は読んだ。最後は藤原秀郷の手で没するのだが。

それはおいといて。この将門の祟りとかが出て来たリするがそこはそれ「名探偵浅見光彦」が

解き明かしていく。

 

そんな中で戦時中召集され上官にひどい仕打ちを受けそのあたりも絡んでくるが

岩手県雫石上空で旅客機と自衛隊機が衝突し乗員乗客162名が亡くなる。

その中に息子夫婦も含まれていた。

「国民を守ると言って莫大な予算を使いながら結局国民を殺した」と憤る。

 

念のため調べると、記憶に新しいところでは

海上自衛隊所属イージス艦あたごが横須賀帰港途次漁船と衝突。

漁船の乗組員親子二名はいまだ行方不明。

2008年2月19日であった。

それ以前にはこれも海上自衛隊所属潜水艦なだしおだったと思うが

プレジャーボートに衝突し30名の死者を出した。日本近海である。

 

先日のNHK番組で防衛予算をめぐり共産党代表が「人殺し予算」発言。

ネットによればその日のうちに撤回したようだ。

だがこうしてみると国民にとってホントに「国民を守るため?」ってなるな。

 

特に集団的自衛権の閣議決定から「安保法制」成立。

「憲法改正」も視野に入れてドンドン危険な方向へ向かっている。

 

因みに岸田文雄外務大臣がこの「日本長銀」行員の出。

祖父の代から国会議員の職にある。

安倍さんとはお友達だな。そういう意味では。

いろいろ調べていて分かった。

一冊の本を読む中でいろんなことがわかって来る。

「日興証券の破綻、拓銀の破綻」などなどバブル期にどれほどのことを金融機関がやっていたか。

未来永劫右肩上がりを信じて疑わなかったのだろう。

だが、長銀の中にも「それはまずい」と異を唱えた人はやはりいたようだ。が、すぐ左遷。

その人の同調者と見られる者も皆跳ばされた。

 

戦時中も苦言を呈する人間は死地へ追いやられた。

時代が変わってもこれだけは変わらないということか。

 

こんな中で「憲法改正」で自民草案通りになったら大変なことになる。

 


反面教師

2016-06-28 13:31:00 | 日記

連日、ワイドショーは英国のEU離脱問題。

離脱に投票した人から後悔の声が。

直接民主主義で国民投票。もちろんあり得るだろう。

「日本国憲法」。衆参両院の三分の二の議員の賛成で発議。国民投票で過半数を得て改正。

こういう条項がある。

 

英国の事態が世界中に大きな波紋を投げかけた。

アメリカではトランプ氏の支持が下がりだしたとか。

日本が一番頭を抱えているのでないか。

相当数の企業が英国に本拠を構えて活動している。

経団連が早速政府に何とかしてくれと泣きついてきた。或いは脅しをかけて来たか。

こういう時のために「献金」しているのだから。当たらずとも遠からずだろう。

「献金額」以上の見返りを懐にしているはずだが。

 

大阪では「住民投票」に訴えて却下された。

どこかで顔を出すつもりだろう。今のところなりを潜めているようだが。

 

しばらくは世界中が注目することは間違いない。