この国は1000兆円の「国債」という名の借金を負っている。
だがどの政党からもこれをどうするかの見解というか対策案が聞こえてこない。
消費税増税も大きな問題であるが国の借金は国民が直接借金しているわけでないので
関心が薄いが我々の税金であるから自分たちが知らない間に借金を背負わされていることと同義。
国債に関する記事があったので最後の部分を抜粋で載せる。
大変考えさせられる中身である。
海外からの借り入れで財政赤字を賄っていたギリシャは破綻したが、もしも、通貨統合が行われずに、ギリシャが昔の通貨であるドラクマを使い続けていたら、もっと早くに海外から資金を借り入れられなくなったはずだ。一方で、ギリシャ経済の傷も、もっと軽くて済んだ可能性が大きい。お金の貸し手であるドイツなどと共通の通貨であるユーロを使っていたために、問題の発覚が遅れて、傷が大きくなったともいえるだろう。
海外から資金を借りていない日本では簡単には財政の行き詰りが露呈しないが、これは良いことだけではない。現在は日銀が国債を大量に購入することで、需給の悪化を起こさせないので、さらに問題が表面化しにくい。問題が誰の目にも明らかになったときには、ギリシャよりももっと傷が深くなっているという危険性がある。
これだけ債務が増えても問題が起きていないということは、問題が発生しないという根拠にはならない。自然災害でも大事故でも実際に被害が発生するまでは、ほとんどの人が大した問題ではないと思って対応を怠っていたからこそ、大きな被害が出る。日本の国債が国内で消化されてきたということが裏目に出て、多くの人の目に問題が明らかになったときには、すでに病状が悪化してしまっていて手の施しようがない――こういうことにならなければよいのだが。

