SP - (Security Police)セキュリティポリスとは要人警護任務に従事する
専従警察官を指す呼称。決して“KISU SP”や“スピニングB SP”にある様な
(Special)スペシャルという意味は持っていない。
我々が所属する「警護第3係」は主に外国要人、機動警護担当で彼らが我が
日本国に滞在する間の身辺警護を管轄する。SPは非常事態の際には己の身を
犠牲にしても要人を守り抜かなくてはならない、、、
今回我々が警護するマルタイは、
● セイシェル共和国・マヘ村は約13人のクレオール族先住民を束ねるバッジナンバー
原理主義者・ランク・アッタンカー村長だ。マルタイの来日目的はこの度「青森県」下
で開催される水産庁主催の“エラコだよ、全員集合!”フェスティバルへの視察参加
、、、その最中にテロの予告は入ったのだった。
敵と推測される連中は近年、東北のみならず日本全域に渡ってスリーパーを送り込み
飛躍的な勢力拡大を見せる“M・A・K・O”という国際平物組織、おそらく奴らの目的は
フェスティバルで展示される予定の巨大エラコ強奪と公衆の面前でランク村長に白子
をぶっ掛ける事、、、
大勢のSPを連れて歩くのを嫌うマルタイの要請もあり警護は私ともう1人のSPの2人
のみで遂行される事となった。そのもう1人とは地元「青森県」に精通した男、、、
約1年間沈黙を守り続け巷では“眠れる獅子(しし)”、、、いや、“眠れる爺(じじい)”
と今や噂されているあの男だ!
私は彼と合流すべく飛んだ。
私の所属する近畿本部からは想像が付かないような光景だ、、、
これらは全てフィクションの産物に過ぎないるが、昨夜遅くに「白子をぶっ掛ける。」と
いう不審なテロ予告が数回に渡り東北管内各署へ入り緊張感が高まっている。早速
私は空港まで迎えに来てくれていた彼と共に連中の諜報機関があるとも言われている
あの港近くへ向かう村長の警護任務に就くのだった、、、
どうやら昨夜は大豪雪だったらしく都市部の道はシャーベット状、市街地は不気味な光
を放つアイスバーンになっている。いかにも我々の進行を妨げようとしているこの異常
な気象条件、、、果たして2人だけで村長を守り切れるのだろうか?
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