JCAの激闘!投げ釣り戦記Ⅰ

大物投げ釣り一筋!(2007~2013年)

“イトヨリ” フェスティバル ♪ 遠征第百五十一弾!長崎県・対馬 / 三根湾口 (1日目)

2011-09-26 23:39:32 | 投げ釣り戦記!

午後16時25分オンタイムの着陸。


ここは国境の島、「長崎県」「対馬」!、、、って書いてもこのブログではそんなに
珍しくもなくなってきてますね~。(笑)どちらかと言うと、またまたしょ~こりも無くやって
来ました!の方が適切?


師匠が用意してくれた超巨大バンにあらかじめ送っておいた大量の荷物類を詰め込み
目指すは戦場、、、と、その前にいつもの大型スーパーで買い出し&氷を調達しないと
いけなかったですね~。


今回の遠征は我が“マダイ師匠”が全てオーガナイズして下さる事になっておりJCAは
金魚の糞の如くホイホイ付いて行くのみって感じになります。




ただ唯一、師匠にお願いしてたのは命の危険を感じるよ~なおっとろしい場所だけは勘弁
して下さい!と。なんせ巨大マダイ撃沈に何十年も闘志を燃やされている師匠、今回も
そ~ですが難所潜入の為に大型ゴムボートまで持参されており、ありとあらゆる手段を
講じて新規開拓されるお方なんです。


わたくしめも数年前に満潮と共に腰近くまで水位が上がってくる水没ポイント、超ガリガリ
な岩場でゴムボートの半分がパンクしてもなお浮き輪に摑まりながら水深40m以上ある
ドン深海域を渡ったりと普段の生活ではまず経験できないよ~な危険な試練を潜り抜けて
おります、、、でももう二度とあんな経験はしたくないっ!(笑)


そんなお願いを道中の車内で何度も伝えました。




そして師匠が運転して下さっている車が止まったのは?





「三根湾口」


浮き桟橋前でした、、、


どう転んでも間違いなく陸続きのポイントってのは無いだろうなぁ~と覚悟はしていました
が、やっぱり。まっ、足場がフラットなコンクリートってだけでもありがたいと思いましょう。


荷物を護岸に降ろすと同時に師匠は慣れた手つきでゴムボートを膨らませております。


さすがに9月後半となると日が暮れてくるのも早く、さっきまでまだ明るいと思ってたのに
気付けば薄暗くなっちゃてる感じ。師匠に言われるがまま荷物をゴムボートに積み込んで
出発 最初の数メートルくらいまでは海底が見えてたのに一気に真っ黒に!?


そ~です、、、


ここ「三根」「対馬」の中でも代表的なドン深湾。早速ぞっとしてきました。






幸いにも今日は風もそよ風程度でベタ凪、JCAは湾の中心部を叩けるよう護岸と平行に
並ぶ浮き桟橋に上げてもらい師匠は最も湾口側にある浮き桟橋に上陸されます。この
時点ですでにキャップライト無しでは細かい作業はできない暗さになっており、虫を警戒
しつつ急いで攻撃準備を整えます。


みなさんもご存知かと思いますが、ここ最近質の良いユムシが捕れてないらしく多くの
エサ屋で品切れ or 普段より質の落ちるユムシがメインになってます。そんなのもあり
持参したユムシも弱っている、、、っていうか中でも元気な物を選んでもらってきたはず
にも関わらず見た目から微妙、、、まだ生きてるうちに優先して投げてゆきましょう。




あと、この湾は “ヌタウナギ” が多いことでも有名!


マムシやユムシが大好物な奴らはほとんでアタリも出さずにいつの間にか食い付き、
ドロドロの粘液で仕掛けからシンカーまでグチャグチャの団子状態にしてしまうんです。
こやつらの時合いが始まってしまうとタイムシが無ければ太刀打ちできません!


いつ活性が立つかわからないのでとりあえずはユムシとタイムシのみで攻撃開始!
マムシは明日以降に置いておくことに。




ジジッ、、、、、、ジッ、、、


変なアタリ。





予想通りのイトヨリダイ、、、




「三根」は深いがゆえイトヨリの魚影がすこぶる濃い事で知られており昼間にはアマダイ
が出るとも聞いたりします。


先週の五島遠征に続いてここでもイトヨリのお出迎えとは、、、どれだけJCAはイトヨリ
ちゃんに好かれてすのでしょう?(笑)な~んて思ったりして~、、、あははっ、ほんと
「長崎県」の離島って釣れてくる魚が似てますね。




こやつも群れで行動するものの、マダイなどと違って限られた範囲をウロウロする習性が
あるのでピンポイントを叩けば数が出たりもします。わたくしめ的には先週もたくさん撃沈
したので結構お腹いっぱい気味!(爆)他のターゲットよ来いっ!と祈りながらこれまでと
全く違う湾奥方面へフルキャスト。


コツコツ、、、


投げてすぐにこれまた変な微弱アタリ、





またイトヨリ!?


水深がある上、海底は分厚いヘドロの層に覆われているのもありなかなか鮮明にアタリが
出ませんねぇ、、、イトヨリに関してはリリースしてあげたいものの写真でもお分かりと
思いますが、巻き上げ最中の水圧から完全に浮き袋が飛び出してしまいランディング時
にはすでにアウトな状態、、、


何度か海にポイしても浮いたままで図太いイラみたく復活しないので全てクーラーに
キープしていく事に。そんな中、お隣の浮き桟橋で攻撃されている師匠は、、、


ポイッ、ポイ?(笑)






今夜は新月なので真っ暗ですわ。






こういう海底ストラクチャーがなかなか把握し難い戦場に入ると、、、試してみたくなるん
ですよね~。ほら、写真のよ~にPEラインとアトミックスライダー投!最近の作戦では
愛用のPEと半々くらいの割合で導入し、戦場によっては完全ナイロンでやってみたりと
あれこれ楽しんでおりますよん。


キャップライトで照らさないと見えない師匠ではありますが、普通にしゃべって声が届く
距離なんで時々状況を伺ってみます。


師匠、そっちはどうですかぁ?


あかん!イトヨリかエイしかおらん、、、


外道ばっかだといつもなら雷が落ちるのですが、ここでは過去にかなりいい思いをされて
いるらしく師匠も根性で打ち返しておられます。




陸から離れているのもあり比較的蚊が少なくJCAには超快適な夜。午前4時頃になると
この時期特有のパターンでかなり冷え込んできて長袖のミドラーを羽織って戦闘続投、


師匠は?





音がしませんねぇ、、、


ラッキーにもヌタウナギは今のところ全然でユムシに興味を示してくるのはあいかわらず
イトヨリだけ。タイムシも導入しているからなのかも?


どちらにせよありがたい事ですわ。




そして、あっという間に夜は明けちゃいました、、、


がっ!





イトヨリ


どれだけおるねん、、、










There is a man sleeping on the floating pier.


“浮き桟橋の上には1人の男性が寝ております。”


(笑)


天気予報でも本遠征中は快晴続きと出ており、早速太陽が昇ると共にまぶしい日差しが
差し込めてきました。できればそろそろ上がって昼間の小物作戦に取り掛かりたいJCA、
師匠が起きてくれるのを待ちながら引き続き打ち返してると、


ジッ、ジッ、ジッ、、、





まで登場、、、


明るくなるとなぜか活性が上がる傾向にあるソコイトヨリちゃん、お腹に蛍光イエローの
ラインが入ってるのが特徴ですね。イトヨリダイと比べあまり大きくならず味も落ちるので
なかなか市場には並ばない魚ですが綺麗なので目の保養にはなりますねっ。


できればイトヨリダイの方が嬉しいのですが、、、(笑)


午前7時前には師匠も起床されイトヨリしか来ない今回の「三根」に見切りを付けられた
のか?片付けを開始されました。JCAも同じタイミングで撤収準備&クーラーにポンポンと
夜中じゅうほ~り込んできたイトヨリちゃんらを全部出してみると!?





18匹 にもなってました!


関西のスーパーじゃ結構な値段で売られているイトヨリちゃんなので、初日から十分
すぎるお土産ができましたが、、、もうこれ以上はいいかな?




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