JCAの激闘!投げ釣り戦記Ⅰ

大物投げ釣り一筋!(2007~2013年)

完成!デルナー用吹き流し仕掛け

2011-04-03 17:53:11 | 仕掛&戦術

先日発案してたデルナー(L型固定式天秤)用の吹き流し仕掛けを早速ではありますが
作っちゃいました。まずはプロトタイプから始めて更に改良を加えていけばいいかな?
な~んて思ってたものの“軽量”という観点からすればわたくしめ自身が描いてたのより
シックリくる仕上がりになったのでこれを最終型とし今後のカレイ作戦に積極的に導入
していきたいと。





全長90cmの仕掛けの長さ内訳はフロロカーボン5号を主軸に「50 : 40cm」でスナップ付
スイベルから50cmまで3本撚りを入れ、その終点にエダス7cm、ここから40cm地点に
先針を直接結んだというスタイル。


簡単に言えばこれまでJCAが愛用してきた1本針仕掛けにショートエダスが付いただけ!
って感じかな?超単純でしょ。(爆)




“軽量”“空気抵抗を最小限に”といったキーワードで遠投仕様にこだわりながらも
カレイに少しでもアピールできるような仕掛け、、、正直、全部を求めると不可能に近い
んですがとりあえず導入した素材的には、





● TOHO「カラミ止パイプ 超!ケイムラ 0.8mm」
● SUNLINE「トルネードVハード 5号」
● Fuji「スピードスイベル 6号」



ハリスはフロロカーボン5号で十分50cmクラスまで対応できるもののこの細さでモトス兼
にしてエダスを設けるとど~してもキャスト時の絡みなどトラブルが懸念されるのでできる
限り硬質かつ直線強度に優れたラインを!となり「トルネードVハード」をチョイス。


エダスに関しても垂直スイベルといった専用パーツを用いるとその分重くなってしまうので
最初はチチワ連結?と考えてましたが、いくら張りがあるラインとはいえ途中でチチワを
作れば糸ヨレがや強度が落ちる事から砂ズリ自体に組み込んでみました。





3本撚りの3本目を編み込む前に折り返し部へ先にエダス7cm(エステル4号)を結び、
そのまま締めてコブに組み込んでしまう方法。


砂ズリを完成させ「スピードスイベル」を取り付けてから結んだ後のエダス余白を折り
返してあらかじめ通しておいた0.8mmパイプ(3cm)を被せればOK!この0.8mm内径
ならジャストフィットでしっかり固定できますが気になる場合は瞬間接着剤などを1滴
垂らしてからパイプを被せれば更に頑丈かな?


また、吹き流し仕掛けのエダス部によく使われる硬質パイプより今回使用している
TOHO「カラミ止パイプ」の方がより軽量で7cmというショートエダスにはこれで十分な
カラミ止め効果が得れます。その上、紫外線で発光する素材ケイムラですしね~!


この方法だとエダスが若干上向きに固定されるのでアオイソメを房掛けしてもそれなりの
張りが保たれハリスに巻き付く事が少なくなります。当然ながらキャスト時最も空気抵抗
となるエダス部なので装飾類は一切無しか入れたとしても写真のよ~な極小ビーズが
いいかと思います。




先針については何の小細工も無くそのまま針を結んだだけ!





仕掛け飛行時のバランスを考えると、この号数&ライトな吹き流し形態では先針のチモト
へ小さな発光玉1個でもいいので入れて先重心にした方が安定すると考えエダスより重め
のマシュマロボールを入れてみました。


もちろんビーズ類や毛バリでも良かったんですがわたくしめが今ターゲットに据えている
敵はど~やら赤系より白、ブルーといった方が実績があるみたいなんでコレで。(笑)


あと、エッグボールとマシュマロボールでは使用前はエッグボールの方が若干軽めな
ものの一旦海水を吸水していまうとかなり重くなるのに対し、全く吸水しないマシュマロ
ボールは重さが常に一定近くに保たれ、また水中でもフロートのように潮流に乗って
ユラユラするのでアピールの面でもいいかな?という事でこっちをチョイス。


最後になぜJCAは“デルナー仕様”と天秤を限定しているかと言いますと、これも完全
個人的なこだわりなんですが、、、キスの引き釣りなんかでアタックしてくるキスのアタリ
を弾かないようにと他のL型固定式天秤よりワンランク細いステンレスアームが用いられ
ているデルナーはカレイ作戦においても有効と考え、その柔らかめなアームがカレイに
与える違和感をちょっとばかしは緩和できるかと。





そして空気抵抗を最小限に抑えた遠投重視設計のシンカースタイルは確かに飛距離が
出てるといった妄想に浸らせてくれますしねぇ。(爆)




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