「ガトーよ、(イ)わしのしかばねを乗り越えてゆけぇ~!」
「デ、デラーズ閣下~、ぬおおおぉ~~~!」
と怒りの最高潮に達したアナベル・ガトー(JCA)は午前4時、出撃しました。
空になったイケスリングの残骸、海鳥たちのフン、海底には無数のL型天秤に
捨てオモリ、、、過去に数え切れない戦士たちが夢・理想を追い求めそして散って
いったこここそが、
“ソロモンの海”
またの名を「大洗沖堤防」。
(い)わしのしかばね = 塩イワシをエサに「星の屑作戦」が今日まさに行われる戦場
でもあります。1日に36名限定で上陸できるここは2日前の午後16時以降から先着順で
予約をし一度に12名しか乗れない小船で3往復。
なんと16時4分に電話が繋がったにも関わらずすでに26番で3番船になる旨を告げられた
我ら、船長さん曰く、一回コールで大人数の予約が入ってしまうと一気にアウトになるって
わけらしいです。
午前7時前上陸。
「イケス前」と呼ばれる超人気スポットは当然の如くすでに先遣隊でびっしり押さえ
られており、確率はかなり落ちるものの過去には実績もあるという「先端部」を目指す
ことにしました。
K谷先生は船長さん情報で実績のある先端少し手前の内向き、JCAは先端内向きで
ついに「星の屑作戦」始動となりました。孫バリにキラキラ光るイワシのしかばねを
セットしてファイヤ~!足もとから10mくらいまでは敷石がびっしり入っており根掛かりが
多発するので注意しながら探らねばなりません。
他にメタルジグというファンネルらしきものを四方八方に投げている将校、マキエカゴと
いうシリンダーに詰めたオキアミ拡散メガ粒子砲をぶっぱなす軍曹など、、、
“ソロモンの海”は欲望に満ち溢れております!
ブルン、ブルン!? ジイイイイイッ、、、?
は、早くも敵襲か!
と思えば昨日に引き続きアナゴの猛攻が、、、
それも80cmクラスまでと巨大化しているではないですか!?今日はあの天空を舞う
タカの申し子「わしにくれ~!」おじいちゃんもおらず、グネグネとローリングしながら
再び欲望の海へと帰ってゆきました。
いや~な予感がよぎります。
「道糸を送り込んでもなかなか底に着かんなぁ~、と思えばコレ!」
とK谷先生が見せてくれたのは、
ブリの子供の子供のまたその子供!
先生もちょっと苦笑しながらリリース、この「星の屑作戦」とは退屈な作戦だと重々承知
で臨んでいるからか、こんな外道が来ても嬉しく思えてくるのが不思議ですわ~。
実は“ソロモンの海”はもう一箇所存在しているようで、当初の予定ではそちらに
入る予定でしたが濁りがひどすぎる状況らしく断念、、、こちらに来たものの「先端部」
一帯は沖から流れ込む濁った水がモロに影響し透明度はゼロ!だから明るくなっても
アナゴが掛かってくるんでしょうね~。
ポカポカ陽気になってきたのでウェアも脱ぎ捨てラフな格好でダラダラ、、、ちょくちょく
仕掛けを動かして誘いをかけてるとJCAにも ブリの子供の子供のまたその子供 が
来ました。(笑)よっぽどたくさいん居るんでしょうなぁ。
あまりにも退屈なので1本の竿はキスの引き釣りをするかのようにズルズルとサビいて
みたりしてると、突然魚らしきアタリが出るではないですか!?
ブルブル、、、ブルブル、、、?
水面に浮かんだ姿を見て一瞬 もしや!と胸が高鳴りましたが、、、
マコガレイ?
それもスレですわ。(笑)
こんな事もあるんですね~!さすがのK谷先生も大笑い。
ほんと「おおあらい」だけに「おおわらい」の連続、、、すんません。(悲)
なぜか今日はちょっとしたハプニングも100倍になって伝わってくるんですよ~。
船長さんの話しによれば先週の1日だけ爆釣日があり、その後もの凄い数の人が訪れた
もののゼロ、、、この3連休の2日間、昨日おとといもアウトのようで作戦の難しさおよび
運というものの重要性を改めて実感しました。でも、今日は最有力ポイントの「イケス前」で4匹揚がったそうなのでこれまでに比べれば良かった日なんじゃないでしょうか!
JCAにとっては今回が初めてとなった「常磐」における「星の屑作戦」、見事目撃者にも
なれず“ソロモンの海”へ無残に散りました。
まっ、そう簡単に狙って釣れる獲物でないので雰囲気を味わえただけでもよしとして、
来年から本格的に力を入れてがんばってみたいと思いました。悔し~~~!(笑)
えっ?ちなみに「星の屑作戦」の最大の標的ってなんだったの?って、、、
ご想像にお任せします。
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