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もはやグレーですらない/千葉県警でも不正経理 県400部署中96%で

2009-09-09 00:07:12 | ニュース
チバがとんでもないことになってるらしい。











千葉県警でも不正経理 県400部署中96%で(抜粋)
2009年9月8日

30億円に上る千葉県の不正経理問題で

県の内部調査に対し

「県警会計課が不正経理を報告していた」ことが

8日、県関係者への取材で分かった。


<県関係者>
①不正経理の報告があったのは

県警や
県庁内の知事部局のほか
教育庁や
公営企業

も含まれ

②県全体で約400ある部署のうち約96%が不正経理をしていた


<県警>
2月以降、県職員3人を公金の詐欺容疑で逮捕し、不正経理発覚の端緒になった











「え、県警?」

と思えないのが

悲しい。



千葉に限らず

警察での「裏金作り」は

あまりにもメジャーだ。



しかし

それにしても

「県全体で約400ある部署のうち約96%が不正経理」

って…。











千葉県 不正経理30億 全庁で5年間 「組織的」認める(抜粋)
2009年9月8日

千葉県は7日

「職員らが事務用品の架空発注などを繰り返し、平成19年度までの5年間に約30億円の不正経理を行っていた」

ことを明らかにした。

県では今年2月から6月にかけて

公金詐欺の疑いで職員3人が相次いで逮捕されたことなどを受け

7月に公認会計士や弁護士からなる外部審査委員会を設置していた。


<県総務課>
①約30億円の不正経理のうち
②職員が個人的に備品購入などに流用した疑いのある「使途不明金」は
③約1億1千万円


<不正経理の手口>
①偽の支払伝票を作成して事務用品の架空発注を繰り返す「預け」
②契約したものとは違う物品を納入させる「差し替え」など


<不正経理>
5年間にわたって県庁のほぼすべての部署で行われていた。


<県>
「不正経理は長年の慣習で、組織的といわれても否定できない」


<都道府県をめぐる巨額不正経理問題>
①岐阜県で18年に、4年度からの12年間で約17億円に上る裏金が税金から作られていたことが発覚
②県警と教職員を除く職員の約57%に当たる4400人以上が処分される事態にまで発展


また昨年秋

会計検査院の調査により

全国12道府県で

「国の補助事業から道府県の単独事業の出張旅費を捻出する」

などの不正経理が行われていたことが判明。

不正額は

18年度までの5年間で

総額約11億円が確認され

このうち半数の自治体では

「取引業者に物品を架空発注する手口で裏金作りが行われていた」

ことが明らかになった。


<千葉県>
①この不正経理発覚を受け、県土整備部と農林水産部で調査を開始
②相次ぐ職員の逮捕を受け、全庁にわたる内部調査に切り替えていた











「不正経理は長年の慣習で、組織的といわれても否定できない」



「長年の慣習」って

ある意味

「組織的」

よりひどい言葉。



悪いと思いながらも続けてたのではなく

「普通のこと」

としてやってたわけだから。



こういう記事が出たとき

いつも思うんだけど

たとえば

「巨額不正経理問題として、岐阜県で約17億円に上る裏金が税金から作られていた」

と発覚した時

この人たちは

どう考えてたんだろう。



「バレチャッタノカ。ワキガアマイナ。」

って感じ?











千葉県職員2人、着服2150万円で料亭豪遊(抜粋)
2009年9月8日

千葉県で約30億円に上る不正経理が行われていた問題で

「私的流用の疑いが出ている約1億1000万円」のうち

詐欺罪で起訴された農林水産部職員2人(いずれも当時)が

「預け」の手口で着服した約2150万円を

「高級料亭でコンパニオンを呼んで遊ぶ費用などに充てていた」ことなどが

公判で明らかにされていた。

県は残る約8000万円についても

遊興費などに使われた可能性があるとして

流用した職員の特定を急いでいる。











たとえば

こんな風に使われてたようだ。



政治の世界では

「埋蔵金」

なんてキーワードが

最近、よく使われるが

これこそ

「埋蔵金」。



県という単位で

「1年に5億」

という金が

「マトモナ事業に使えてたら」

と考えたら

あるいは

5年というタームで

「30億」

が自由になったら。



ハコモノ行政なんて言うが

その地域のために使ってる分

まだ、マシかもしれない。



会社組織にいると

「監査」

なんてものが定期的にある。



資料を用意したり

終わったら終わったで

いろいろ言われたり

メンドクサイ行事なんだけど

こういう事件をみると

「必要なんだ」

てことが分かる。



だって

イヤな取引先に頭を下げて取ってきた契約とか
ボールペン1本を大事に使って浮かせたコストとか
タクシーを使えずに炎天下歩いた得意先回りとか

そういう血を吐く思いで上げた成果が

取締役の芸者遊びで湯水のように浪費されたら

どう思うか?



そういうことだよね。



公の組織にこそ

外部の人間による厳しい審査が











「不可欠」ということなんだろう。
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