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100%保証します/プロ野球観戦中にファウル直撃 男性が楽天など提訴

2009-04-08 12:45:51 | ニュース
まあ、事故で不利益を蒙ったことだけは理解できるけどね。











プロ野球観戦中にファウル直撃 男性が楽天など提訴(抜粋)
2009.4.7

仙台市宮城野区のクリネックススタジアム宮城で昨年5月

プロ野球の試合を観戦中に

「ファウルボールが右目に当たり、失明寸前の大けがを負った」として

宮城県大崎市の税理士の男性(47)が7日

球場を所有する県と球団を運営する株式会社楽天野球団に対し

約4400万円の損害賠償を求める訴えを仙台地裁に起こした。


<訴状>
①男性は昨年5月18日、同球場の3塁側内野席で家族と試合を観戦中
②楽天の打者が打ったファウルボールが右目を直撃
③右目眼球破裂とまぶたを切る重傷を負い
④今年3月23日まで通院治療を行ったが
⑤以前は裸眼で0・3だった視力が0・03まで低下するなど回復しなかった
⑥男性が座っていた席には防護ネットなどは張られておらず
⑦ライナー性の打球がそのまま男性の目に当たる形になった


<担当の弁護士>
「(男性は)ビールを席の下に置いて顔を上げたら、目の前にボールがあった」


<楽天野球団担当者>
「訴状が届いていないのでコメントできない」
「チケットの裏には試合観戦契約約款として、ファウルボールなどに起因するケガには応急処置以上の対応はしかねるとの記載がある。打球が観客席に飛んできた際は笛を吹くなど、注意喚起は相応に行っている」


<同社>
「クリネックススタジアムではファウルボールなどによるケガはシーズン中数件起きている。」











「100%保証します」というのは

ムリな話。



「臨場感なし」で

実質、ホームランも無くしていいのなら

「観客席をネットで覆い隠してしまえば」

安全だろう。



でも

そんな状況になったら











テレビで野球見るのとあまり変わらないかもしれない。
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ためしてガッカリ/実験参加のエキストラ女性骨折 NHKためしてガッテン2009年4月7日10時55分

2009-04-08 12:23:04 | ニュース
年をとると骨がもろくなり、骨折しやすくなる。

皮肉なことですが、証明されたということか。











実験参加のエキストラ女性骨折 NHKためしてガッテン(抜粋)
2009年4月7日

NHKの健康情報番組「ためしてガッテン」の実験に参加したエキストラの60代女性が

「左手首を骨折して」

全治6週間のけがをしていたことが7日わかった。

NHK広報局は

「このような結果を招いたのはNHKの責任。けがをした方に心からおわび申し上げます」

としているが

事前の安全確認や事故後の対応に問題はなかったという。


<NHK>
①60代のエキストラ4人が3月15日
②東京の放送センターのスタジオで
③転び方を見せるための実験に加わった
④実際の放送には使われず、若者とお年寄りの転び方の違いを明らかにするための手法を探る予備的な実験
⑤4人の足場の周りには緩衝材を置き
⑥ヘルメットやプロテクターを着用
⑦整形外科医も立ち会い
⑧事前にディレクターが試して問題なかったとしている
⑨ほかの3人にけがはなかった
⑩女性が手首の痛みを訴えた後も、すぐに応急処置などをした











問題ないようではあるが

「100%ということはない」。



例えば

「事前にディレクターが試して問題なかった」

というが

おそらくディレクターは

「60代」

ではないだろうし。



「左手首を骨折」したわけだが

転倒して、手をつき

「手首だけで全身の体重を支えるような形になったり」
「手首をひねったりするような骨折」

についてまでフォローするのは

「緩衝材」
「ヘルメットやプロテクター」

ではムリだし

ましてや

「整形外科医」は

「事後の対応用」

だろうしね。












転倒骨折ご用心 お年寄りの寝たきりも招く(抜粋)
2006年09月17日

日本人の死因は、がん、心疾患、脳卒中の順だが

寝たきりなど介護が必要となる原因は

「脳卒中を筆頭に高齢による衰弱、転倒・骨折、認知症」

などが上位を占める。

つまり老衰を除けば

「転倒・骨折」

が2位である。

元気なお年寄りが転んで骨折し

みるみる衰えていく例は少なくない。

服装が重くなる秋以降

転倒事故が増える。

できる限りの予防を心掛けたい。


<九州大学病院リハビリテーション部の高杉紳一郎医師(医学部講師)>
①65歳以上10―20%が1年間に1回以上転倒し
②うち5―10%は骨折
③性別では女性が男性の3倍ほど多い

④折れやすい場所は決まっている
⑤すなわち腕に2カ所、背骨1カ所、腿(もも)1カ所である=イラスト参照

⑥手首の橈骨(とうこつ)末端骨折は転んだ際に手のひらを突くことによって起きる
⑦肩の上腕骨(じょうわんこつ)骨折は同じく肘(ひじ)や肩を突くことに起因する
⑧これらの骨折で寝たきりになることはほとんどない

⑨背骨の脊椎圧迫骨折は尻もちをついて背骨が上下に押しつぶされる状態
⑩しばらく安静が必要だが、多くの場合、2―3週間後に歩くリハビリを開始すれば寝たきりは防げる

⑪厄介なのは、股関節を折る大腿骨頸部骨折で
⑫ほとんどは手術が必要だ
⑬折れた骨をねじで固定する骨接合術や金属に入れ替える人工骨頭置換術が普及してきたものの
⑭運動能力はどうしても落ちてしまう


<ある調査>
①寝たきりの原因となる骨折の7割が大腿骨頸部骨折とされ
②その8割以上は転倒に起因するものだった


また、60代までは

「転んでもとっさに手を突くため」

手首の骨折が最も多いが

運動能力の低下に伴い

70代以上は

「股関節の骨折が急増」する。


<転倒骨折の予防>
①骨を丈夫に
②健脚を保ち
③住まいの環境を整備する

ことに尽きる。


骨を丈夫にとは

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)になりにくくすること。

10分なカルシウム(1日800ミリグラム)や
バランスのとれた食事
太極拳など楽しみながらの運動と
カルシウムを効率よく吸収するビタミンDを活性化させるための、ほどよい日光浴

を心掛けたい。

バリアフリー対策など住まいの整備に気を配るのは

転倒の多くが家庭で起きているためだ。


<厚生労働省の2004年人口動態統計>
①家庭内における事故死は「1万1205人」と、交通事故死(1万551人)を上回った
②特に65歳以上に限ると家庭内事故死「8491人」は交通事故死(4606人)の2倍近くに達した

③家庭内事故には
④風呂でおぼれたり食べ物で窒息したりも含まれるが
⑤全体の約2割(2201人)は転倒・転落


<東京消防庁の調査(04年)>
①家庭から救急車で搬送した?%(記事ママ)
②転倒による負傷だった


転びにくい住まいの要は何だろうか。


<転倒予防医学研究会(代表=武藤芳照・東大教授)の広報委員長も務める高杉医師>
(転倒時の動作)
「つまずいた」(が突出)
「滑った」
「もつれた」
「ぶつかった」

の順

「日本では玄関と階段以外はバリアー(障壁)をなくせる。風呂やトイレに手すりをつけたり、滑りにくい材質にしたり、照明を明るくしたりと工夫しては」


ただ、バリアフリーに配慮しても

部屋を散らかしては元も子もない。

じゅうたんのめくれや

電気コードにつまずいて転ぶ人もいる。

「玄関の30センチの段差を2―3センチに下げればいいかというと逆で、敷居ほどの高さが1番危ない。目立たない段差でつま先が上がらないと転ぶ」。

わずかに盛り上がった階段の滑り止めにつまずき骨折した例もあるという。

スリッパやサンダルも転倒を招きやすい。

健脚を保つには脚力を鍛えるのが1番と思いがちだが

「バランスを養うことこそ大切」

と日本エアロビックフィットネス協会ディレクターで九大非常勤講師の井(い)雅代さんは言う。

なかでもボールを使った体操は

太極拳などとともに高齢者の転倒予防に効果が実証されている。

空気で膨らませたボールに座り

手を伸ばしたり
腰をひねったり
片足を上げたり。

気を抜くとボールはころりと動くので

座り続けるだけで腹筋と背筋の微妙なバランス力がつく。

おのずと姿勢も良くなる。


<福岡市東区名島4丁目の「ソーシャルサポート相談室なでしこ」教室に1年半通う方(86)>
「ひざを痛めて家の中を歩くのも不自由でしたが、つえもいらなくなりました。頭の動きも良くなったように思います」


転倒を避けるため最大限の努力が必要なのはいうまでもないが

不可抗力もある。

高齢者の家族だけでなく

病院や介護施設にとっても悩ましい課題となっている。


<福岡県内のある公立病院>
①脳卒中や肝性・腎性脳症などの患者の部屋にセンサー付きマットを敷いている
②ベッドから下りるとき、スタッフが気付いて目配りできるからだ
③病室に置く簡易トイレは、手をかけた際に動いて転倒する人がいることから
④滑りにくい材質に順次、更新している

(病院長)
「(それでも)月に数件の転倒事故は起きる。」

⑤睡眠薬を飲んだ患者が夜、トイレに起きて倒れたりするためで
⑥完全な防止策は見当たらないのが現状だ


<厚労省の研究班の報告など>
①医療事故のなかで転倒・転落は、点滴や投薬の誤りなどとともに多い
②病院や施設は防止に努める一方で、必要以上に患者らの行動を制限してしまうことがある


<ある病院>
「(入院患者に)売店に行くときなど、病棟から出る際は看護師に伝えて(とお願いしている)。」

「(しかし)いちいち報告するのは面倒」

と部屋に閉じこもりがちになる患者もいる


階段の昇降を禁じる病院もある。

転落を防ぐためだが

退院すれば住まいも街にも階段はある。

歩行練習をしたい回復期の患者には、とかく評判がよくない。

過剰とも思える行動制限の背景には

事故の責任を問われることを防ぎたいという医療・介護側の思いがある。


<ある病院>
①転倒でけがをした患者の家族が警察に通報したことで
②看護師が事情聴取を受け
③退職に追い込まれた


<厚労省>
病院側に過失がなくても患者に事故の補償する「無過失補償制度」の創設を検討している。


九大病院の高杉医師は

この動きを歓迎し

「まずは転倒事故を適用できないか」

と提唱している。











そもそも

「ためしてガッテン」が

転倒事故の検証をしようとしたのは

この記事のような背景があるということだろう。



ヤラセではなく

「きちんと実験しようとしている」ところは

NHKらしく

好感が持てる。



それにしても

年を取ってからの骨折は

本当にリスクが高いようだ。



たかが転んだだけとは

とても言えない。



60代までは

「転んでもとっさに手を突くため」

手首の骨折が最も多いが

運動能力の低下に伴い

70代以上は

「股関節の骨折が急増」する。



つまり

70代以上の骨折では

「寝たきり」になってしまう可能性も大。



今回の不幸な事故は











「70代以上」のエキストラを使わなくて、本当によかったと思う。
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