平安期に中国(唐)との国交が断絶して、日本独自の文化が発展しました。もしかしたらこの事が無ければ現在でも日本独自の「ひらがな文化」は無かったかもしれません。
日本独自の「国風文化」の特徴の一つは「仮名文字」があります。九世紀頃から「表音文字」として仮名文字が使われるよおうになると、日本人特有の感情を生き生きと伝えることができました。
国文学が発達したし、十世紀には「紀貫之」が最初の仮名書き日記「土佐日記」を著しました。
「紀貫之」
生き生きと著した「紀貫之」の「土佐日記」(絶対、中国では著わせられない、日本文化です)
他の日記文字には、「藤原道綱」の母の「蜻蛉日記」(かげろう)、「紫式部」の「紫式部日記」、「和泉式部」の「和泉式部日記」
「和泉式部」
その他「菅原孝標女」(たかすのむすめ)の「更科日記」があります。
随筆では「清少納言」が「枕草子」を書き、
「清少納言」
物語では、「紫式部」の有名な「源氏物語」や「伊勢物語」「竹取物語」「宇津保物語」」「落窪物語」(おちくぼ)などが書かれました。
日本文学の、まさに花が開いた時代です。