京の話題

12000年以上続いた「平安京」の文化・寺社仏閣・お祭り等を紹介します。

京の話題(平安京その545)そして、武士の発生-1。しかし朝廷は揺らぐことはありませんでした

2013-07-27 11:52:34 | 京の話題

十世紀の中頃、武士の棟梁による反乱が起こりました。

一つは関東の「平将門の乱」(承平5~天慶3年・935~940)で、もう一つは瀬戸内海の「藤原純友の乱」(承平5~天慶4年・935~941)です。

「藤原純友」

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この二つの乱は「承平・天慶の乱」と呼ばれ、周辺の武士を率いて起こした反乱であり、「朝廷」はやはり武士の力を借りて、ようやく抑えました。

十一世紀後半には東北地方で、「前九年の役」(天喜3~承平5年・1051~106年)に、また「後三年の役」(応徳2~~寛治元年・1083~1087年)とよばれる二度にわたる戦乱がおこりました。

この戦乱を鎮めた源氏の「源義家」は、私財で賞を与えたことで関東の武士の信望を高め、東国に勢いを伸ばしました。「源義家」が引きあげたあとの「東北地方」には豪族の「藤原氏」が栄えました。

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この後に、いよいよ「院政」時代が始まりが始まります。