胃 癌 日 記 58(番外編1-8)
-スキルス胃癌発見の日(10月15日)から1年の日々-
夏期登山、大峰山の弥山、八経ヶ岳
(八経ヶ岳西稜から弥山展望、山小屋が見える)
洞川温泉の旅館街を通り、名水「ゴロゴロ水」の採水場を過ぎ、洞川からの大峰山(山上ヶ岳)登山路の女人結界である大峰大橋までミニ観光を楽しんだ。大峰大橋手前の大橋茶屋からUターンし、再び温泉街を抜けて、洞川温泉センターで入浴。ゆっくりと疲れを癒した後、温泉センター入り口にある食堂で「名水コーヒー」を飲み、向かいの店でソフトクリームを買いのんびりと舐めながら、17時5分に出発。「名水コーヒー」は本当に美味しかった。
途中道の駅黒薙に寄って土産を買おうと思ったが閉店していて適わず。やむなく土産なしで、R309、R169を辿り、飛鳥、橿原、南阪奈道路、近畿道を経由して19時30分に我が家へ着いた。
(ゴール地点の登山口の看板)
今回の山行は、体力・気力充実の次女と連れ合いにとっては、楽しく充実した山行、孫には星の観察も含め楽しくも充実し、新たな自信に繋がった山行だったと思う。私にとっては胃癌の手術後8ヶ月、退院後7ヶ月半であり、自分の体力がどれほどダメージを受け、また回復しているかを確認する山行だった。結局「悲しくなるほど」体力が落ちているのをつくづく実感させられた。手術後、松尾山や大文字山と簡単なハイキングに2回行ったが何も「ダメージ」を感じなかった。しかし今回のような結構ハードは山行になると一気に「身体のダメージ」が露呈した。当初考えていた、西穂高岳から奥穂高岳、槍ヶ岳の縦走でなくて良かったと思う。そこで滑落などすれば大変だったのは事実だが、実を言うと『楽しみは後でじっくり味わおう』といった『負け惜しみ』もある。
このままでは決して終わらないぞと密かに腹を括っている。「体力回復」トレーニングに取組もうと思っている。そして来年か何時のときか、自分の山行の歴史の締めくくりとして「穂高縦走」「知床縦走」をやり遂げる、そんな決意も沸々と湧いてきた山行だった。
(もう、登山靴もぼろぼろ)
(終わり)
次回からは「胃癌日記」本編に戻ります。
近日中に「胃癌日記 胃癌手術の日(12月9日)から1年の日々」をアップします。
(再見)
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