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胃癌日記48

2012-11-13 21:01:50 | 闘病

     胃 癌 日 記 48 (番外編パート1‐2)

           ‐スキルス胃癌発見の日(10月15日)から1年の日々‐

              夏季登山、大峰山の弥山・八経ヶ岳

 (近畿地方最高峰の八経ヶ岳から大峰山脈を臨む)

 

 弥山・八経ヶ岳といっても、コースによっては実はなかなか厳しい山行になる。弥山は標高1,895m、八経ヶ岳は近畿地方の最高峰で標高1,915mの秀峰であり、その上アプローチが不便で工夫が要る。「ファミリー登山」と表題に書いてあるが、これは孫も連れてファミリーで行ったと言うことで、いわゆる「ファミリー向けコース」などとガイドブックに書いてある「ファミリー」とは違う。出発地の天川村役場の標高は608mであり標高差1,300m余りを、登山地図のコースタイムでも休憩時間を除いて5時間45分、普通は7時間コースといわれている結構本格的な登山コースである。私は登山計画で休憩を含めて7時間30分の行程を想定した。結果、いろいろあったが休憩を含めて8時間かかっている結構ハードなコースであった。また、大峰登山は「足許を見ながら登らなければならない」と言われているが、ルートファインディングやピークの巻き道もへつり道が多く、気を遣う。小学生が行くには経験が豊富で、体力・気力のある大人が同行し、責任を持ってサポートしなければならない。

 

 さて、そういった弥山・八経ヶ岳に、体力・気力充実の次女、なかなか粘り強い連れ合い、今までの山行は、天王山、大文字山、北比叡の清龍寺まで雪中ハイキング、北比叡から大原大尾山、葛城山のハイキング経験で結構頑張りやで山好きの小学校4年の孫、そして手術後の体力に不安のある、つまり唯一不安含みである私の4人のファミリーで挑んだ。

 

 (狼平小屋から弥勒山へ登る、木の階段道)

2012年8月15日(火)

 

 朝4時10分起床。私が担当の本日の朝・昼食のおにぎりを作り出す。本日は5時出発予定で、7時から登山開始の予定。4時50分には準備は完了したが、誰も起きてこない。私が起しに行くと寝ぼけ眼でようやく起きだし、結局家発は5時45分。自動車に乗り奈良県吉野郡天川村に向かうが、途中道路の様子が高速道路の工事中やらで以前とすっかり変わっており、迷いながら8時15分に天川村役場に到着した。

 

 天候は快晴。但し天気予報では時々曇りか雨とのこと。先日来、昨日まで近畿地方で豪雨があり雨には気を遣う。役場の駐車場で身支度をして、登山届けを提出し、入念にストレッチの後8時35分に出発。天川村役場は標高608mと表示が出ている。これから1,300mの標高差を登らなければならない。身が引き締まる思いだ。

 

さて歩き出して15分ほどして、どうも様子が違う。登山道の取り付きを間違えたようだ。来た道を引き返し、看板のあるところまで戻るとそこが取り付きだった。もう一度気合を入れなおし、9時丁度に登山口に入る。実に計画から既に2時間遅れ。このままだと計画の2時間遅れのまま順調に行って16時30分に弥山小屋着ということになる。

 

 9時、民家の裏道から登山道に入って最初は階段状の急登。途中から山道になり9時35分最初の送電鉄塔に着く。最初急登だったせいか孫が不調。

 

「お腹が痛い、もどしそう。」

 

とか言って実際に顔色も良くない。排便を試みるが結局出ず。何とかあれやこれやと励まして20分の休憩後出発。但し孫の不調は全行程を通じてこのときだけで、後は元気良く登山を満喫しただけでなく、一行のムードメーカー的な役割も果たした。

(以下続く)

 


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