祇園祭は7月1日から始まって31日の八坂神社の夏越の祓まで続く。
その間、京都市内のあちこちでては祇園祭に関するディスプレイが見られる。
山鉾巡行は後祭の7月24日で終わるが、気分ではまだ続いているのだ。
7月31日が来るまではまだ祇園祭期間なのだ。
近所の店のウィンドウにはミニチュアの菊水鉾が期間中、飾ってある。
鉾頭(ほこがしら)を見れば菊水鉾だと分かるが、
ちゃんと名前も書いてある。
山鉾町からは離れた場所だけど、それでも祇園祭の期間には
祭の出る鉾町でなくても京都市内じゅうで祭り気分が盛り上がるのだ。
祇園祭は八坂神社(旧祇園社)のお祭りであるので、
八坂神社へ行くと、階段の脇に「祇園祭」の大きな旗が掲げられており、
祭のさなかであると告げている。
境内では屋台も出ていて山鉾巡行が終わっても賑やかである。
鉾町ではお店の前にミニチュア鉾などを並べてディスプレイ。
ミニチュアといえど、壮観である。
新町通りでは鯉山付近で鯉のタペストリーの巨大幕が出現していた。
ここらあたりは呉服店が並んでいるので、その関連でのディスプレイだろう。
歩いていると巨大さに目を見張るほど目立った。
会所飾りはどこでも巡行時に飾り付ける山鉾の懸装品を並べているが、
役行者山では軸装した役行者山の極彩色の絵を飾っていた。
会所飾りは宵山期間は会所に懸装品を飾っておいて、
巡行する日の朝、早朝に人知れず山鉾の町内の役の人たちが
総出で山鉾に飾り付けるのである。
京都駅ビル内でも祇園祭関係の特別展示がある。
駅の2階ではミニチュア山鉾による立体山鉾地図のディスプレイがあった。
前祭と後祭、一緒に飾ってあるが、精巧に出来ていてかわいい。
位置関係も良く分かる。
京都駅の展示は、「官製絵はがきに描かれた祇園祭」と題して、
昭和に発行された絵はがきをいくつか展示していた。
山鉾を描いている画家はどの人も一流の画家で、
山口華楊(岩戸山)、小野竹喬(橋弁慶山)、
上村松篁(函谷鉾)、福田平八郎(船鉾)である。
どれも味わいがあってそれぞれの画家たちのセンスが光る。
関係ないが💦後祭の宵山の日、行って来たNHK京都放送局で
飾ってあった「光る君へ」のアクリルスタンド😂
きっと1年間ずっと飾ってあるのだろう。
NHK京都放送局も宵山期間は祇園祭仕様だったので…
そして同じくNHK京都放送局で貰って来たチコちゃんたちのシール(笑)
あまりにもかわいいので思わず貰った
かわいすぎて使えない(´・ω・`)
そして宵山を歩いていてもらった戦利品の団扇。
今回は4種類の模様の団扇をゲットした。
(裏が違う柄などがあり全部で6枚ほどだ)
これが欲しいために四条烏丸近辺をうろうろ何度もうろついたのだ。
宵山を歩いている他の人たちが欲しい団扇を持っていると
悔しくてたまらないので、配布される時間や場所などを確かめておき、
もらいに行くのである。
一番欲しかったのが、毎年配られるKBS京都の団扇。
KBS京都は毎年、巡行を放送するので毎年新しい団扇を作成する。
これが宵山での団扇のスタンダードである。
これをもらわなければ宵山へ行った甲斐がない(-_-;)
団扇の裏には山鉾の場所を示す地図が描かれている。
団扇であおぎつつ、裏を見ながら山鉾の位置を確かめ、
今どこにいるかを確かめ、ここがどこかを確かめ、
これからどこへ行こうか確かめられる。
便利な団扇なのである。
宵山を歩く人たちは皆この団扇を持ちながら歩いているので、
自分が持っていない団扇を持っている人を見かけたら
ものすごく悔しくて(;^ω^)嫉妬するのだ(笑)
でも、団扇の地図はとてもアバウトなので
実際にはあまり役に立たなかった(>_<)
役行者山と鷹山はそれぞれ姉小路通、三条通なのに、
同じ通りに描かれていたり。
それでも団扇としての役割は大いに役立った。
暑い中歩き回ってあおぎ続けていたからである。
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