母は酸素マスクをつけ、酸素吸入をしていた。
・・・・・
先月、入院している施設から電話があり、
母の容体が思わしくないとのことだった。
昨年の年末にも一度連絡があり、
少し様子が良くないという話だったが、
その時からなかなか回復していないという事だった。
面会は出来るかと聞いたら、
コロナで面会が制限されているが、
特例として面会が出来るというというので、
この前、姪と一緒に面会をして来たのだ。
面会制限があるのに特例とはどういうことだろう?
それほど悪いのか、と、心配が大きくなった。
面会をした時、母はベッドに寝ていて点滴もしていて、
意識はなさそうだった。
苦しそうに息をしている。
姪が大きな声で呼びかけると、一度目を開けた。
その時以外は目も開けられず、横たわったままだった。
24時間、あのままで苦しそうにしているだけなのだろうか。
食べ物もほとんど食べられず、寝たままで。
考えたくないが、このままもうあまり長くはいられないのだろう。
・・・・・
家にいると、いろいろ母のことを思うことがある。
料理のこと、洗濯のこと、掃除のこと、
家のキープの仕方、いろんなことを教えてくれたのは母だ。
その母がなんであんなことになっているのか、今。
どうして?と思う。
認知症が酷くなった時は私に手を上げたこともあった。
まず脳が破壊されるのだ。
脳が言うことをきかなくなる。
そしてその次には体が破壊されてゆく。
始めに脳が動かなくなり、そして次には体が動かなくなってゆく。
動く元気すらなくなって行き、
あとはただ寝たまま息をしているだけの状態になってゆく。
こんな理不尽があるのかと。
いつまでもつのか。
分かるのは、かなり良くない状態だということだけだ。
・・・・・
どうすることも出来ない。
このような状態になってしまったからには。
ただ動けない母を見ているだけという無力感が募る。
・・・
姪がこの前、もう一度面会に行って来た。
始めに見た時より症状が進んでいる気がした、と言う。
もう動けずベッドに横たわって苦しそうにしているだけの母。
ベッドで息をしているだけの生き物になってしまった。
私もまたもう一度行こうと思っている。
出来れば毎週見に行こうと思っている。
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