ヘルシンキの羽生

最近すごく早く寝てしまうので、男子ショートの時も、
始まる前に寝てしまった。

その代わり真夜中に目が覚めてしまう…。
そして気になって眠れなくなり、録画を再生してみる。
最後の結果だけ。
ショート、羽生5位、98点。

…
何かミスしたのだろう…
ハビエルが何かインタで答えている。でもどうでもいい。
そして演技も見ずに、薬を飲んで寝た。
でもまた、夜中目が覚める。
何時ころだったろう…
薬を飲んでもあまり効かないのだ。


羽生の演技だけ再生してみる。
ループ、きれいだった。
サルコウが乱れ、コンビとみなされなかったらしい。
アクセル、素晴らしかった。
思っていたより悪くなかった。
ステップも今までで一番良かったような気がする。

ミスしたのだから仕方がない。
思い描く演技ではなかっただろうけれど、
サルコウで膝をついたあと、咄嗟につけた、けれどカウントされなかった、
ダブルトウループで両手を上げたタノジャンプを飛んだ。
それがひどく美しかった。


あとの選手は見る気が起きなかった。
だから見てない。
興味が出ないんだ。
どうでもいいのだ。
羽生のインタビューも見ていない。
彼が何を喋ったのか、何も知らない。


私は、羽生の舞う姿だけを追っているのだ。
あれほどに、心躍る演技は誰にも感じないから。

成績は芳しくなかったけれど、
それでも試合に出て来てリンクに出て来るだけで、
彼の新しいパフォーマンスが見られるだけで心を躍らせてる。


でも、新聞では写真さえ出ていなかった。
トップだったらきっとカラーだっただろう。
ふがいない、という発言が書いてあった。
そんなことないよ…
私にはステキに見えたよ。



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