骨折した足を見てもらいに整形外科のお医者さんへ行って来た。
あと一週間。
一週間したら治ってると言われた。
何とか頑張ろう(;_;)。
(それでも腰は痛いが…(T_T))
フィギュアスケート衣装デザイナー伊藤聡美さんも腰痛だそうだが、
死ぬほど痛い注射を打ったとのこと。
もしかして自分も打たなければいけないだろうか?
いやだ。(T_T)それだけはイヤだ~(T_T)
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PANTAが亡くなった時、彼について何か書いておきたくて、
少しばかり書いたが、他の記事に紛れ込ませて触れただけだった。
独立してカテゴリーに入れたわけではなかった。
今もYouTubeで動画をずっと見ていて、
ますますPANTAの凄さ、才能、魅力にハマってしまってる(^^。
そこで改めて記事を立てて音楽のカテゴリーに入れることにした。
書いた記事をまとめただけになるが、YouTubeの動画を見るにつけ、
PANTAは日本のロック…というか、
日本語で歌うロックをごく自然に高い完成度で実現していたと思う。
メロディに日本語を乗せていく才能、
ロックのリズムに歌詞を合わせる才能。
PANTAこそが(もしかしたら)日本語ロックの王道を行く、
日本のロックの金字塔だったのではないか、とまで思ってしまった。
稀代のメロディーメイカーでもあるとも思う。
歌詞は文学的で曲は歌詞によく合ったメロディーラインとリズムを刻む。
それが無料でYouTubeで動画が見られる。
いい時代になったもんだ(T_T)
頭脳警察という色のつきすぎたバンドが出発点だったのが、
今まで誤解をしていた理由かもしれないし、
もっと評価されるべき人だったのでは、とも思うのだ。
9月1日にお別れ会が開かれるそうだ─
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以下、始めにPANTAの訃報を聞いた時に書いた文章から─
まとめ1
↓
ああ・・・PANTAさんが亡くなってしまわれた・・・。
新聞の訃報欄で知った。。
学生運動華やかなりしころ、ロックバンド「頭脳警察」率いて、
過激な内容で学生たちの支持を集めた。
頭脳警察は伝説のバンドだ。
京都新聞
PANTAさん死去
「頭脳警察」ボーカル
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1062607
(1部抜粋)
日本のロック黎明期から活躍したバンド「頭脳警察」のボーカル
PANTA(パンタ、本名中村治雄=なかむら・はるお)さんが
7日午前10時44分、
肺がんのため東京都清瀬市の病院で死去した。
73歳。」
「1969年、ドラマー石塚俊明さんらと頭脳警察を結成。
学生運動の嵐が吹き荒れる中、
「世界革命戦争宣言」「銃をとれ」などが若者らの人気を集めた。
過激な内容から72年のアルバム第1作は発売中止、
第2作も発売1カ月で回収になった。
75年に解散。ソロ活動などを経て、頭脳警察の活動を再開させた。」
PANTAは頭脳警察の過激なころはあまり知らないのだが、
ソロになって、落ち着いてからの方が味わい深かった。
カッコいい男だった。
「裸にされた街」という曲が好きだった…。
なにごともなかったみたいだ
街をいく人の顔は
あれほど深かった傷あとも消して
季節のよろめきに身をまかす
・・・・・
学生運動の熱狂と嵐が去ったあとのむなしさを描いていて、
ああ、これで70年代のあの狂乱の時代は終わったのだ、
そう納得させられた歌だった・・・。
あの曲を聴いては失ったものの大きさに悄然としていた日々。
PANTAは最高の詩人だった。
闇の中を子供の群れが
松明を片手に進む
100、200、300と、死に場所を求めて
誰ひとり声も立てずに
裸にされた街に
乾ききった風が砂ぼこり舞立て
愛しすぎてた街に
色とりどりの朝がまた来る─
YouTubeに動画が上がっていた…
裸にされた街
Panta & HAL - トピック
https://youtu.be/vM6qeJ2h2M0
大好きな歌だった。
何度聞いても素敵・・・名曲中の名曲。
ご冥福をお祈りいたします・・・。
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↓2度目に書いた記事より
まとめ2
昨日、ずっとPANTAの動画を見ていた。
ロックバンド「頭脳警察」は名前を知っていたくらいだったが、
「裸にされた街」はラジオで聞いて知ったのだと思う。
PANTAがソロになってからの曲だ。
もちろん時代が違ったのでライブには行ったことがない、
が、ラジオで聞いた曲に惹かれ、
確か「PANTAX WORLD」というタイトルの、
PANTA(著?)の本をいつだったか買ったのだった。
彼の写真とPANTAの曲の歌詞が書いてある本だった。
それを読んで、「裸にされた街」に衝撃を受けた。
あのように詩的で文学的な、まるで詩のような歌詞だというのに、
抒情的なメロディに完全に乗っていた。
とくに100、200、300と畳みかける歌詞の部分が、
メロディにぴったり合っている。
こんなに歌詞と曲が一体となって心を揺さぶる歌があったのか、
と、そこに強烈に惹かれた。
PANTAの詩人としての才能、そして外見にも惹かれたのだと思う。
頭脳警察=過激、という噂だったが、
PANTAはそんなレッテルを超えていて、レッテルには収まらない、
もっと音楽的にすぐれた、
音楽そのものが素晴らしいのだと、
楽曲そのものが魅力に溢れているのだと
そういう存在なのだと認識を持った。
そしてPANTAは男の魅力に溢れていた。
カッコよかった。
「頭脳警察」の先入観が覆された。
ある時期(ほんの少しの間にせよ)私はPANTAに恋をしていた。
「つれなのふりや」はレゲエのリズムを取り入れていてカッコいい─
やはり曲が完全に日本の歌詞に合っている。
Panta & HAL つれなのふりや
hetareyota
https://youtu.be/ZAzOGY91sbI
「裸にされた街」の歌詞
裸にされた街(PANTA&HALの曲)
なにごともなかったみたいだ
街を行く人の顔は
あれほど深かった傷あとも消して
季節のよろめきに身をまかす
闇の中を子供の群れが
松明を片手に進む
100、200、300と、死に場所を求めて
誰ひとり声も立てずに
裸にされた街に
乾ききった風が砂ぼこり舞いたて
愛しすぎてた街に
色とりどりの朝がまた来る─
祈りを忘れたシスター
言葉をなくした詩人
笑いを拒んだ子供たち
叫びを捨てたRock'n Roller
浮気な時間はいつだって
勝手に流れを変えちまう
ことわりも無しに突然に
追いかけても無駄なことだよ
裸にされた街に
乾ききった風が砂ぼこり舞立て
愛しすぎてた街に
色とりどりの朝がまた来る─
*歌詞を読んだだけでは味わいがなくなってしまうのが残念。
PANTAの歌う歌を聞いてこそ、この詞が生きてくるように思う。
(追記:
「裸にされた街」は始めのフレーズ、
「なにごともなかったみたいだ」という始まりの一節から私には衝撃だった。
この歌詞がメロディに完全に乗っていて、
そしてハッキリとした歌い方で歌詞を聞かせる唱法…、
新鮮だった)
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PANTAが亡くなったと聞いて急にYouTubeで動画巡りをし始めたのだが、
亡くなったことより、
晩年のPANTAがブクブクに太っていたのにものすごくショックを受けた💦。
白髪を長くして後ろで結ぶのはまあ、いい。
しかし頬のたるみは如何ともしがたい。
まるで別人だった。
あんなに精悍でカッコよかったPANTAだったのに、
何がどうしてこんなになったのか…
ショックだった…。
長く病を患って、顔にしまりがなくなったのかもしれない。
自分はやっぱり所詮どうしようもないミーハーなのだ(>_<)。
PANTAの若いころのあのカッコよさに痺れていたのだった…
ただ、70代になっても、病を得ても音楽への情熱は変わりなかったようだ。
亡くなるひと月前にもステージに立っていたという。
PANTAは根っからのミュージシャンだったのだ。
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PANTAが「頭脳警察」を始めた時は学生運動が華やかやりしころで、
学園祭や学生集会などでバンド演奏の機会があって、
学生たちに受けたため、過激な内容の曲を演奏するようになった。
しかし過激な曲は受けるから演奏していたまでで、
本来はもっと純粋なロック、純粋な日本語ロックをやりたかったらしい。
長く「頭脳警察」の過激なイメージに囚われ苦しんだようだ。
歌詞は文学的で詩人という感じだし、
むしろロマンチックな面もあったと思う。
亡くなるまでロック魂を貫いたPANTAはやっぱり生き方そのものがカッコよかった。
ロックそのものというライブがカッコいい。
バンドの佇まいがカッコいい。
動画巡りで初めて知ったがPANTAは左利きだった。
そしてタモリさんの「笑っていいとも」に出演していたのも初めて知った。
(桑田佳祐の監督映画「稲村ジェーン」に出演したころ)
すごく饒舌で早口で、タモリが脱線しそうになるのを、
上手に自分の話に持ってゆく。
長々と喋っていてちょっとびっくりした。
若くてカッコいいころだった。
もう一つカッコいい動画
1980 パンタ&ハル ルイーズ
masatorihouse
https://youtu.be/dcHnvuIiOeo
聞き取りにくく、何を歌っているか良く分からないが、
結構過激な歌詞だ。が、リズムセクションやリフレインがカッコいい。
↓良い記事なので
日刊ゲンダイDIGITAL
https://news.yahoo.co.jp/articles/036946a60cfea916b4b3f00684b433bfe9fd56af
追悼・PANTAさん(頭脳警察)時代に抗い続けた反骨のロック魂
7/12(水) 9:06配信
(山田勝仁/演劇ジャーナリスト)
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