LSD

InlineSkate and FC GIFU and Run

2019振り返り1

2019年12月31日 | 登山

2019年振り返り
登山編
今年は5月から突然登山を始めました。これは、岐阜県の防災ヘリ墜落事故から10年となり、当時から関わった者として、どうしても現場へ行き慰霊したいという気持ちが強くなったからです。
さっそく登山をやっている仲間にお願いして、トレーニングを開始しました。目標は、9月に奥穂山頂へ行くという設定です。
何年もランニングやインラインから遠ざかっていたので、体力は無いし、体重は走っていた頃より15キロ増加していたので、大丈夫かということと、そもそも、4ヶ月で北アルプスを目指していいのかということもありましたが、安全第一で向かうことを前提に開始しました。まずは無謀ながら8月上旬の笠ヶ岳を第一の目標としてのトレーニングでした。
最初は6月1日の百名山の伊吹山1377m。覚えているのは3合目から見た頂上までの距離。もう止めた・・と正直思いましたが、消耗したものの登り切れて、頂上での蕎麦の美味しかったこと。
9日に位山1529mへ。本当は川上岳に行く予定でしたが雨だったので変更しましたが、カッパを着ての良いトレーニングに。22日に百名山の荒島岳1523mへ。標高はそこまでないから大丈夫と甘く見て、さらに雨にも降られ、途中の急登で何回か憔悴し、山の厳しさを知りました。
7月はまず御在所岳1212mへ。頂上のカレーうどんが目標でした。ここでまた失敗というか山をなめてました。前日に宴会を入れてアルコールを大量に飲んでいたのです。本当に危険です。反省。
登りはじめの急登で息が上がり、バテバテに。メンバーに迷惑をかけてしまいました。さらに、ロープウェイが点検日で、カレーうどんも無しといういじめも。
13日に金華山332mから琴塚までの縦走を入れて、7月15日に位山の巨木ツアーを他県の友人を案内して実施。登山口に大事な帽子を放置するという失態。7月23日にその帽子を取りに行き、帰りに舟山1479mへ。
そして、いよいよ8月2日に笠ヶ岳2898mを目指しました。しかも無謀にも笠新道という急登続きの登山道です。朝4時30分に新穂高を出発、6時に笠新道に突入です。
正直、憔悴しました。途中止めたくなりました。こんなに辛いものかと思いました。結局山頂でに9時間を要しました。さらに、到着が遅れたことで稜線で雷雨に遭遇してしまいました。テント場では落雷によりテントが燃えたのを見ましたし、この時期はとにかく早く行動を切り上げないとまずいということを痛感しました。しかし、初の北アルプス。山頂から見る朝日に大感動しました。もうここまで来ると山にはまってしまいました。翌日は大ノマ岳2662m、弓折岳2592mなどの稜線上の山に登頂し11時間かけて下山しました。9日、12日と金華山、25日には焼岳2444mへ。途中知り合った鈴木さんに山頂でお手前を披露していただき、ご馳走になるという、超レアな体験をさせていただきました。31日、9月1日に金華山へ。そしていよいよ9月8日にいよいよ目標の奥穂高3190mに向かいました。ルートは新穂高から白出沢ルートです。早朝3時に出発。ここから2時間林道を進むのですが、結局、全ルートの中でこの林道が一番辛かった・・つまり、身体が寝ているので、動かない、動かない。重太郎橋からの断崖の移動や、人生最大のガレ場と表現した延々続くガレ場を7時間楽しみました。ただ、トレーニングの効果もあり、辛い中でも憔悴することもなく、登ることができました。
笠ヶ岳の反省を生かし、13時には穂高岳山荘に入り、涸沢岳3110mへ。翌日、いよいよ奥穂高岳を目指しました。山荘横の直登を慎重に登り、30分で登頂できました。360度の展望は、もう感動でした。そして、登山を始めた理由である防災ヘリ現場を臨み、慰霊と二度とヘリの事故がないことを祈りました。事故現場はジャンダルム横のロバの耳のところですが、危険な場所であり、奥穂高からにしました。私として区切りとなりました。
3か月少しのトレーニングで奥穂高に登山したことは、無謀だったかもしれませんが、最後はとにかく事故のないことを常に第一に考えました。この間、登山を教えてくれ、遅い私に付き合ってくれた、仲間の所君、そして、大先輩の松葉さんには折に触れてアドバイスをいただき、また登山の本をいただき、それを読んで勉強しました。本当に感謝の言葉しかありません。
奥穂高の目標を達成しましたが、9月は金華山を中心に登り、10月6日に西穂高にピンで向かいました。目標は、山荘のラーメン。無理をしないで行けるところまでと思っていましたが、西穂高岳に登頂。帰りに不安を思っていたところ、朝、知り合ったkawanoさんに案内してもらったことで、とても楽しい登山となりました。下山してその日のFC岐阜ゲームに間に合うということで、岐阜のすばらしさを実感。ここで、北アルプスはもう冬ですので終了し、あとは低山へ。10月は3回金華山、そして下旬に位山と川上岳1625mの天空の遊歩道を縦走ピストン。約24キロを歩きました。昔、父がココの登山道整備に従事したことともあって、とても感慨深い登山となりました。その後今月までに金華山を6回、余呉湖一周、美濃市の天王山などを登頂しました。
まとめますと、7か月で登山日数36日、登頂した山30座、歩いた距離299.7キロ、累積標高21740メートル、消費カロリー72089という結果でした。
急激に始めてしまった登山ですが、これも何かの縁であり、多くの方と出会うことができました。本当に不思議なものです。
とにかく今後も安全第一で続けていきたいと思いますし、記念すべき2019年になりました。





















水無神社へ

2019年12月30日 | 日記

今日の夕方、飛騨一ノ宮 水無神社へ

誰もいない荘厳な空気の中、今年一年のお礼のお参り

とても落ち着いた気持ちになりました
奥宮のある位山には、今年は3回登りましたが、来年はもっと登りたいと思います。