LSD

InlineSkate and FC GIFU and Run

国体

2012年03月06日 | うんちく・小ネタ

炬火台

長良川競技場の炬火台です。
ご覧のように、先の改修時に色も塗り直されたのでしょうか、立派なまま立っています。
この炬火台自体も、数えるほどしか火は灯されてないはずです。
岐阜県は新年度予算で炬火台新設?費用に8700万円を計上するようです。

国体で期間中火を灯した後は、ご覧のように、カバーされた状態で何年も立ち続けるのでしょう。このままでも十分使えます。

炬火台

国体に関する24年度予算です。まずは天皇杯獲得のための強化費などに5億7千万円。

先日まで開催されていた冬季国体。選手達はそれぞれ全力を尽くしたと思います。

そして、その姿は多くの人たちに感動を与えたと思う。でも、多くの県民にとって、そこには順位など関係ないのでは。

岐阜県が天皇杯が何位だったか・・・皆さん知っていますか。

他県から来ていただいた選手に何ら責任はありませんが、地元出身の選手が、せっかくの予選のない地元国体に出場する機会が税金を投入されて無くなっていないでしょうか。

そして、某新聞に「選手達が国体後岐阜に残れるかは、まだわからない」・・との記載。

昨年の山口国体では、わずか数ヶ月で多くの選手が離県したということが報道で問題提起されていたことは記憶に新しいです。

この夏の国体における山口県の天皇杯順位を見ればそれが明確になるでしょう。

そして、上記のとおり、炬火台に8千700万円計上。財源の多くは外部資金などが充てられるらしい。では、外部資金が充てられるから建設しても良いという議論は別ではないでしょうか。

箱物に対する批判が続いている中で、予算の大小に関わらない話ではないでしょうか。

さらに県内を回る炬火リレーには2億円と報道されています。実行委員会が実施する事業だからであろうか、県予算のどこに計上されているかもよくわからない。

他県では「炬火リレーの役割はもうない」「費用対効果」が低い・・などの理由により何年も実施されていない歴史があります。

開会式などの「式典」に約8億円。もちろん、ここに従事する多数の県職員(教員・警官含む)の人件費は通常の人件費に計上されていて、実質の投下額はとんでもない額になるでしょう。

岐阜県では、医療・福祉に関する予算ですら、行財政改革の中で厳しい削減が行われている現状があります。