実家近くから神の山、位山を臨む・・故郷の山に向かひて 云ふことなし 故郷の山は ありがたきかな
先週しばらく入院していた母が逝き、葬儀を済ませてきました。74歳でした。
2ヶ月間集中治療室で頑張り、そして一般病棟に移って一週間でした。良くなると思っていた矢先、体調が急変し、家族の到着を待つことができませんでした。
私が子どもの頃、我が家は裕福な家庭ではなかったため、当時としては珍しく共働きでした。私が物心付いた頃から近くの家具製造工場に勤めていて、定年退職まで働き続け兄と私を育ててくれました。特に次男の私をかわいがっていて、最近でも50近くの私をつかまえて心配ばかりしていました。小学校の頃、夏休み中は昼に工場から戻ってきてくれて二人で昼を食べたことを思い出します。そんなことがとても幸せでした。これといった親孝行はしてなくて残念です。でも、アルバムを見返していると晩年は亡き父と親戚夫婦でいろんなところに出かけていたようですので、少しは自分のための時間もあったと思います。
5年前に父が逝ってからは、持病のリウマチが進行していたこともあってずっと家にいたように思います。おそらく寂しかったんだと思います。これで父と再会して笑っていると思います。
葬儀で家族や親戚や集まって思うのは、故郷はありがたきかな・・・ですね。