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尚子ロード大会

2005年05月21日 | インラインスケート
あ~それにしても、こう残業が続いていますと、ブログの更新が滞ってしまいます(泣)
ブログよりも大事なことは、尚子ロード大会の準備です。
その尚子ロード大会は、138名の申し込みをいただきました。昨年は110名でしたので、前年比125%!!
本当にありがとうございました。
一番多いクラスはエキスパートの23名ですが、幅の狭い尚子ロードに20名を超えるスキンスーツ軍団が滑走するシーンは想像するだけでも思わず笑みがこぼれます。
参加者リストは準備できしだい公開したいと思ってますが、この23名の皆さんの中には日本を代表するスケーターが女性を含めて5名入っています。この5名を中心に主に東海から関西にかけてのスピードスケーターが入賞を狙って滑るわけです。昨年の優勝タイム38分39秒(小川大介・T・エスタディオ)1周回(2.5キロ)あたりのラップタイムは4分49秒となりますので、このタイムが目標となります。確か昨年の1周目は4分40秒切って回ってきたかと記憶してますが、折り返しコースを考慮すれば、なかなかよいタイムではないでしょうか。今年は、昨年の記録を破って誰が優勝するか!もう目が離せません。
 また、私のカテゴリーでもあるシニアエキスパートも12名のエントリーとなってまして、東海から関西の主要なシニアスケーターはほぼ全員が入っています。また、今回は関東から某有名スケーターがエントリーしていますので、ひょっとしたら昨年の長良川よりも盛り上がってしまうかもしれません。(笑)
 そして、今回の大会の目玉はこのロードではなくて、100タイムトライアルになるような予感です。
 さて、記録は何秒が総合ラップとなるでしょうか。
 アイススピードスケートでも9秒台はなかなか出ませんので、9秒台というのはやはり難しいのではないかと思っています。希望としては10秒台の前半が出ないか・・・ですね。
 スタートからスケーティングに移るまでのタイミング・・腕ふり、ピッチ、そして何より気合い。
 また、チョット気になるのが、スピードスケーターの中に某プロアグレッシブスケーターがエントリーしていることです。ダッシュを見ている限り、あなどれません。初めての競技だけに何が起きるかわからないというのが正直なところです。
ウイールと路面との相性がそのまま結果にもつながりそうだし、こりゃ参加する選手はしばらく憂鬱になるんじゃないでしょうか(笑)
 このような尚子ロード大会ですが、今年、何故こんなに選手が増加したのかということですか、いろんな要因が考えられます。
 その中で間違いなく言えることは「昨年からのワークショップの積み重ね」にあるということです。
 昨年秋に風巻大翼さんををお迎えし、その後先月の合宿型ワークショップまで、延べ5日間をKazaxさんとのコラボにより開催しましたが、その中でスケーターは何をつかんだかと言いますと、もちろん技術的なことや理論的なことは学びましたが、何より得たものは「自分で考える、考えて滑る」ということです。・・・いろんなスケーターのブログを見ますと、そんなことが見て取れます。(僕もそうですが・・)
 そういったスケーターが、さらにどん欲に速くなることを追求する結果が、今回の140名弱のスケーターにつながったと思っています。以心伝心で、ワークショップを受けていないスケーターにまで、そんな気持ちが伝わっているような・・そんな感じが最近の尚子ロードの週末の風景にあります。
 今まで日本のスピード界の構図は、一部の連盟に登録されている選手をのぞいて、指導者不在の状況が続き、その結果、本来ピラミッド型であるべき競技者の構成が、ヒョウタン型(真ん中よりもやや上がくびれて細くなっている)のような形になっていたと思われます。その結果、そのくびれが障害となり、選手の底上げができないばかりか、底辺すらおぼつかない状態になっていた。・・のではないでしょうか。
そこの、くびれを太くしてきれいなピラミッド型にしていく力を持っているのが、我々市民スケーターであり、そのきっかけを与えてくれたのが、昨年からのワークショップだったのではないかということです。
ただ、これもほんの始まったばかりの動きであり、以前にも書きましたが、この「指導者不足」は何ともしがたいものがあります。
先日のアジア大会・・代表選手は厳しい環境の中、持てる力を出し切られたと思いますが、その結果は益々アジアから置いて行かれている日本・・が明確となってしまいました。
僕らが頑張れば、日本代表は速くなる。
頑張りましょう。