Moving

脱ネガティブを計るべく、浮きつ沈みつ漂う女の戯言日記

流星群

2009-10-23 | セクシャリティ関連
オリオン座流星群が出現ピークとの事で、多い時で観測数が1時間に
50個以上との話。
空からこぼれるように降ってくる様は、さぞかし美しいのだろうなぁ。

「流星群」と聞いて私の頭にまず浮かぶのは、大好きな鬼束ちひろの
初期の名曲。
ちひろはGIDをテーマにこの曲を書いたのではないとわかっている
けれど、初めて聞いた時にFTMの元彼の事が頭に浮かんだ。

 
 呼ぶ声はいつだって悲しみに変わるだけ
 こんなにも醜い私をこんなにも証明するだけ でも必要として

 貴方が触れない私なら無いのと同じだから

 奇跡など一瞬でこの肌を見捨てるだけ
 こんなにも無力な私をこんなにも覚えて行くだけ でも必要として

 貴方に触れない私なら無いのと同じだから


初めて付き合ったFTMの元彼は、自分の身体を見せる事も触れられる
事も苦痛な人だった。
抱きしめたくても抱きしめられない。
自分が求める事で相手を苦しめてしまうというのは、とても切ない
経験だった。
このブログの前にやっていたブログは、そんな想いから「針鼠の
ジレンマ」と名付けていた。

触れられないのも触れて貰えないのも、どちらも寂しい。
でも何より抱きしめたかったのは、身体じゃなくてあなたという人
そのものだったと今は思う。

 

鬼束ちひろ - 流星群