純愛

無くしてみて初めて気がつく事って沢山ある。
突然いなくなってしまったその人に、自分がとても惹かれていた事に
気が付いた。
でもその人はもういない。遠く離れてしまった。
こんなにショックを受けるなんて、自分でも思っていなかった。
涙が溢れて止まらなかった・・・。

それは、始まる前に終わってしまった。
恋とも呼べない不安定な気持ち。
その人は、私が諦め失くそうとしているものを持っている人だった。
それ故に苦しんで、一人その思いと向き合って消化しようとしている。

私は何の力にもなれなくて、ただ遠くからその人に安らぎが訪れる事を
祈るしかない。
純愛なんて愚かな事だと絶望してしまっていたけれど、やっぱり私は
それを胸に、信じて生きて行きたい。
どんなに笑われたり、いい加減大人になれよと諭されても・・・。
もう二度と会う事も話す事もないかもしれないけれど、あなたに出会えて
良かったよ。
ありがとう。

出来るなら、またいつか一緒に焼酎飲んでお豆腐が食べたいな・・・。