銅賞

「寒い風景」　　　　銅賞

　「姫はまだお休み中です」　　植木　繁行（笠間）



「姫はまだ……」なんちゃって、北欧のお城のように見せて中々楽しい。
が、実はここは裏磐梯の美術館です。
でも、こんな見せ方、こんなタイトルはとても面白いし、自由と夢があっていいですね。
フラッシュを使った雪の表現が素晴らしく、寒そうな雰囲気が深々と伝わってきます。

４位

　「寒い風景」　　　４位

　「放射冷却の朝」　　　　　桜井　ケイシ（笠間）



『早朝「海ほたる」より東京方面を望むの図 』です。
よくぞ、良い時間に良いところに立ってシャッターを押す事ができました。
先ずは、この行為を賞賛します。
羽田より飛び立った飛行機とスカイツリーが印象的で、ビル群と上空の紫がかった色調がより強く寒さを伝えてくれます。
ジェット機の轟音が小さく聞こえてくるようです。

今日はこれから、田中謙吉さんのお通夜に参列してきます。

５位

　「寒い風景」　　　５位

　「静寂」　　　　　　野上　弘子（水戸）



前ボケで上から下がっているには枝垂れ梅のようですが、とすれば、三寒四温の候の寒さ表現でしょうか。
この頃の寒さの表現は真冬とは違って雪や氷が多用しにくいのですが、ここではサギと流れる水をうまく使って晩冬の寒さを見事に表現しました。

６位

「寒い風景」　　　６位

　「寒い・・・！」　　　　小松崎　登（笠間）



一目、とにかく寒そうでタイトル通～り！の風景です。
黒い森に雪が舞い散り、手前には風に煽られた葦が揺れていてる（様に見えます）状況で、遠くには雪を冠った石灯籠が並んでいます。
手前の葦の黄色が効いて、厳しい冬景色になりました。

７位

　「寒い風景」　　　７位

　「黒鳥の重力波」　　　鈴木　靖子（水戸）



この黒鳥たちは何をしているのでしょう？
が、ともかくもこの２羽を中心にした波紋が大きく広がってゆきます。
青空と雲を反射した水面が青の影響でジンワリとした寒さを表現しました。
シンプルな被写体ですが、素敵なフレーミングで雰囲気のある作品に仕上がりました。