６位

笠間小学校校庭で行われた、千賀の浦部屋の出前稽古でのワンシーンでしょう。
ぶつかり合っている緊張の時ではなく、ちょっとした合間の力士達を・・それもメーンにすることではなく・・イチョウの枝、土俵の屋根、夏空を大きく配して「夏」を撮りました。
赤が効いていますね。
そんなことで、暑く気怠そうな昼下がりがうまく表現出来ました。

課題　　「夏」　　6位

タイトル　　「ひと夏の青春」　　飯村　常夫（笠間）

７位

素晴らしいフレーミングで、黒のシャドウ部分を上手く使った締まりのある美しいコントラストの作品が出来ました。
まるでヨーロッパアルプスにある銅像のような雰囲気すら漂っています。
暑さもさることながら、涼しさを上手く感じさせることで「夏」をより強く意識させることが出来ますね。

課題　　　「夏」　　7位

タイトル　　「山頂・熱風・雨雲」　　山口　克治（笠間）

８位

今回は初めて８位に同じ作家の作品を２点載せます。
発見力と表現（タイトルも含めて）を見ていただきます。
丁寧に注意深く被写体を「見る」ことでこんな発見力が発揮できるのです。

上の作品は、そんなヒマワリをちょうど良い具合にボカした大人たちをバックに立派な主役に配しました。
下の作品は、一輪だけこちら向きで、大勢のヒマワリたちは敢えて背側を撮ることで面白い絵が創れました。
世の中には、人でも物でもこんなことがありますが、みんなとは同じでないことは写真に限らず結構チャーミングなことですね。

課題　　　「夏」　　８位　

タイトル　　（上）「わたし、大器晩成型なの」　　
　　　　　　（下）「反抗期」　　　　　　　　築島　雪枝（水戸）

９位

デジタルの時代が来て、カメラのモニターですぐに絵がチェックできるようになり、花火の撮影は随分楽しくなりました。
海上での花火大会ではこんな花火も上がります。
防波堤の向こう側、何種類かの花火をバランス良く重ねることで、きれいな作品が出来ました。

課題　　　「夏」　　９位

タイトル　　「水中花」　　野上　弘子水戸）

１０位

一つの被写体から連想した自分の表現したいことをよりシンプルな形に追い込む・・・エッセンスを取り出す・・・そんなことをこの写真は教えてくれます。
黒いシルエットのトンボと杭、緑の稲田、それだけで桜井君は晩夏のイメージを見事に表現しました。

課題　　　「夏」　　　10位

タイトル　　「晩夏」　　桜井　ケイシ（笠間）