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旧精神科医療は思想警察なのか?

看護師は果たしてセラピストなのか?

2015年11月02日 | 看護学について


一年前にまとめたものをアップします。

文章は専門的で硬いですが、臨床家、学生にも読んでもらいたい、伝えていきたいと思って書いています。

看護師は人を癒す仕事ではない。ましてやその実態は治療家、セラピストでもない。

では、何の仕事をする人なの?と思われるかもしれない。

 

現代看護の実態は単に、世間や、メディア、医療産業や利権団体が作り上げたものに過ぎない。

ライセンスビジネスに加担する看護利権と病院経営を守るために作られた資格、それこそが現代看護の本質である。決して人を癒す仕事ではないということを知っておかねばならない。

 ここで語彙の整理を行いたいと思うが、私の言う看護には「家庭看護」「現代看護」「治安監護」の3つに分けられる。

 家庭看護では、お母さんが子どもの世話や手当てをすること。

 現代看護は、現在国家資格化されているもの。

 治安看護とは、現代看護の中に含まれるが、特殊な役割で、考え方がおかしい人の矯正のために入所させる施設での監督業務及びそれに付随する仕事、精神病院で仕事をすること。

現代看護が、戦争負傷兵の手当てから生まれた、「戦場生まれ」のアロパシー(西洋医学)とともに発展してきた歴史を持つことから鑑みても、看護の活躍の場は、救急外来、救急周産期、といった野戦医療のみに限局されるのが歴史的経緯から考えても筋が通っているし、その源流に反して発展しようとしている看護分野は矛盾に満ちた理論を平気で唱え教育現場では罷り通っている。

 看護学概論を受講すると、その起源に「アーユルヴェーダ」や「ヒポクラテスの覚書」のようなものをたびたび引用するが、この2冊は、学ぶだけでも非常に難解であり、「良いところ取り」で学ぶには失礼に値する書物である。セラピストから程遠い、医療ビジネスどっぷりの現代看護はこれらの2冊から、引用すべきではない、それは歴史を歪曲解釈しており、失礼であり、一知半解で都合の良い解釈につながってしまう。

現代看護の本質は、疫病を抑制する公衆衛生看護を学ぶがこれは保健所の分野であり、実際はクリミア戦争で負傷兵を手当てするための要員として、赤い十字架「レッドクロス」を錦の御旗にして、戦地状況報告要員として使われただけであり、今まさに病院で行われている、外科的処置、対症療法を軸に発展してきた経緯を無視してはならない。

 原因不明で苦し紛れに薬物療法でその場凌ぎの西洋医学(アロパシー、対症療法)がなされている、高齢者やアレルギー疾患、自己免疫疾患、膠原病のような慢性疾患カテゴリーこそ、看護の活躍する場だと、意味不明のことを言う教育者もいる。その発展の歴史的経緯から見て、現代における看護のスタンスが、アロパシーを正当化することに何ら疑いがない。

原因にアプローチしない治療者、セラピストは、ただの詐欺師に過ぎないが、製薬会社による医療洗脳のおかげで、患者たちは毎日せっせと薬を飲み、薬が切れる前にわざわざ病院まで診察に来る。

薬物依存、まさにジャンキーであるという考え方、は内海聡医師の著書『医学不要論』ユータスマリンズ著『医療殺戮』、崎谷博征著『新医療ビジネスの闇』にお譲りしたい。

 

 看護理論を学べば、戦場医療から自然療法(ナチュロパシー)に変更されている都合の良い切り取りにより生じた矛盾に誰も気付いていないのだろうか?

 現代看護は大々的に「ホメオスタシス」「レジリエンス」といった、人間本来持つ「自然回復力のサポート」と掲げている。現実的な患者はというと、薬物まみれ、外科手術まみれでホメオスタシスと逆の処置がなされている。回復しようと身体が反応症状を出しているのに、患者が「痛いから、苦しいから」と訴えるためだけの理由で、それら症状を薬物で抑え込む。統合された身体、臓器の機能の意味も理解せぬまま、不都合の部位を切除する外科手術を受け、その発生原因に全くアプローチしない、できない。そんなケースに何ら疑問を感じない教育水準の世界である。

 「病気と障害と上手く付き合っていくのが、慢性疾患だから。病気にも意味があると教える」一見筋が通っているように聞こえるが、これではセラピスト失格である。

セラピストは治療してナンボの世界であり、慢性疾患などは存在しないし、障害へのアプローチはそもそも医療の範疇でなく国が担う福祉に任せるべきである。大工とうたっているのに、家が建てられない人にあなたは報酬や敬意を支払うだろうか?

実際、看護師は「国家資格を持つお手伝いさん」なのである。

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