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―枕草子を現代語訳しながらいろいろ考えたことです―
六段の翁丸(おきなまろ)が泪を流したことを聞いた天皇の言葉は、
「あさましう。犬なども、かかる心あるものなりけり」
「犬なども、ー」以下は「あさましう」の内容になっています。この用法は、平安時代の情意性形容詞の連用形のごく普通の用法である。以下「先導批評」と呼ぶ。→渡辺実校注。
「あきれたことだ。犬なんかも、そういう心があるものだったんだね」
難しいことは抜きに、大阪弁で
「びっくりしたな、もう。犬なんかも、そんな気持ちあるんやなあ」
簡単でした。
―枕草子を現代語訳しながらいろいろ考えたことです―
六段の翁丸(おきなまろ)が泪を流したことを聞いた天皇の言葉は、
「あさましう。犬なども、かかる心あるものなりけり」
「犬なども、ー」以下は「あさましう」の内容になっています。この用法は、平安時代の情意性形容詞の連用形のごく普通の用法である。以下「先導批評」と呼ぶ。→渡辺実校注。
「あきれたことだ。犬なんかも、そういう心があるものだったんだね」
難しいことは抜きに、大阪弁で
「びっくりしたな、もう。犬なんかも、そんな気持ちあるんやなあ」
簡単でした。
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