台風18号が来たときの濁流に呑み込まれている渡月橋の映像や写真は、子供時分に観ていたTVドラマ『日本沈没』の鏡湖池(きょうこち)に沈む金閣や崩れ落ちる清水の舞台シーンと同等のインパクトがオイラにはあった。
あれから一週間、現在の渡月橋はどのようになっているのだろうか?
罹災されている方々には申し訳ありませんが、今回のオイラは物見遊山。m( _ _ )m
直接嵐山には行きませんよ。トレッキングしながら行くのがオイラのスタイルです。
台風の影響で登山道が封鎖されている場所もあるとか。
京都一周トレイルコースの「西山26~51」の状況も見ておきたいのだ。
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9月22日(日)
▼ 8:16 阪急・上桂駅に降り立つ。
▼ 8:40 華厳寺(鈴虫寺)の入口へ寄り道。
鈴虫寺駐車場の係員のオッチャンらの話が耳にはいる。
「最近、森脇健児走ってへんな」
「テレビで走っとるで」
「前はよう、この道、走っとったのにな。何回も見たで」
走る男、森脇氏は以前、上桂の東海自然歩道をランニングしていたようである。
▼ 「山の神さん」に道中安全祈願。
▼ 8:50 京都一周トレイルコースの最終地「西山51」に到着。
しばしスゥッ・・・(ーoー)y゜゜
▼ 西芳寺谷林道は「通行禁止」のハズが、犬散歩の人やMTBが入っていったぞ。(゜_゜;)
▼ 8:55 さあトレイルコースへ出発だ。
▼ コースに入っていきなり、この場所を一匹のスズメバチが回遊していた。。。。タタタッ。ヘ(;・・)ノ
このコースは2010年1月に歩いたきり。こんな道やったかなあ? 小刻みにアップダウンが多くて疲労困憊したのは覚えているが、風景に見覚えがない。逆に言えば新鮮であるなあ。
▼ 「西山45」にベンチあり。眺望悪し。
▼ 「西山44」と「西山43」の間に、南東方向の眺望良好な場所あり。ベンチあり。
▼ 山中にアンテナ。
突然、阿呆の血が騒ぎ出して、一旦トレイルコースから離脱。(よい子はマネしちゃ絶対ダメ!)
▼ 歩きにくい脇道をウロウロ彷徨しながら急斜面を下ってみる。
▼ 発見! これぞ松尾大社の御神体だった磐座(いわくら)。
神社の許可なく聖域に入り込んでしまったようだ。大山咋神(おおやまくいのかみ)という山の神サマである。粋狂で招いてくれはったんかなあと得手勝手に解釈しつつも、バチが当たらぬよう祈願。
急斜面を下がったり、上ったり。かなりの体力消耗でトレイルコースに戻る。
▼ 「上桂から来た」という男性に追い抜かされてしまった。
▼ 10:05 「西山35」松尾山山頂に到着。
▼ 10:08 「西山33」からトレイルコースを離脱して嵐山・烏ヶ岳方向に歩く。
▼ プチ岩場。
▼ 台風にも負けず道標は健在。
▼ この場所を一匹のスズメバチが回遊していた。。。。タタタッ。ヘ(;・・)ノ
▼ 10:26 嵐山城趾に到着。
▼ この辺りはトレイルコースと比べるとかなり荒れているが、以前来たときもこんな感じだったなあ。
▼ 10:33 嵐山城本丸跡である嵐山山頂に到着。
▼ 台風にも負けずプレートは健在。
▼ 嵐山山頂からの唯一の眺望。
よし、次は来た道をもどり渡月橋をめざそう。
▼ 10:56 「西山33」に帰還。
▼ 「西山33」すぐそばのビューポイントにて。
▼ 渡月橋。
▼ 下山途中に見えた「モンキーパークいわたやま」。
▼ 愛宕山中腹の地肌が露出している場所は大杉大神?
▼ 11:19 嵐山の町中、「西山26」に下山。
台風被害がトレイルコースにあったのかなかったのかわかりませんが、9月22日、「西山26~51」は問題なく歩けました。
▼ 川の水量も普通だし、一見穏やかそうな嵐山公園中之島地区と思っていたら……。
▼ 重機が入って護岸工事中で一部立入禁止状態。
▼ 営業再開しているお店もあったが、ほとんどの店が復旧のため休業中。
▼ 「西山22」を通り過ぎ渡月橋へ。
▼ 橋脚手前の「流木止め」と呼ばれる柱に流木がたまっている。
▼ 橋もボロボロ。
▼ 船が陸に載りあがっている。
▼ 渡月橋を映す国土交通省のライブカメラ。
▼ 五世紀、氾濫を繰り返す葛野川(現:桂川)に秦氏は大規模治水工事を行った。そのとき築いた葛野大堰跡(かどのおおいあと)。
渡来人秦氏が創建した松尾大社の磐座、秦氏が築いた葛野大堰跡。
今日は秦氏の足跡をたどる旅でもある。
当初、嵐山から秦氏の本拠地だった太秦まで足を運ぶことも考えていたのだが、もうヘロヘロ。暑い暑い、汗ダラ状態なのだ。
▼ 12:00 無茶は禁物。今から大阪へ帰りますわ。
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