那須川天心選手と対戦したキックボクサーが2人いる。
江端塁選手と志郎選手。
江端選手はKO負け
志郎選手は判定負け。
あの那須川選手に最終ラウンドまでもつれこんだ志郎選手は
勝ちに値する位だと思う。
まず、江端選手の敗因は、リズムを取るために攻撃に入る
際、ステップを刻み距離を縮めて行く癖がある。
この癖がKO負けに直結したと思う。
ステップを踏み、身体が浮いた瞬間に那須川選手がステップイン
で距離を詰められ、主導権を握られ早いKO決着になった。
動画を張ってるので見て欲しいが、江端選手がステップを刻み
身体が中に浮いた瞬間に、那須川選手がステップインし
パンチを放ってるのがわかる。
ステップを踏むと身体が浮いているコンマ数秒の間、相手の
動きに対し反応が出来なくなる。
江端選手のリズムを取るためにステップが、那須川選手の
踏み込みを防げなかった原因。その結果早いKO決着に
つながった。
逆に、志郎選手は多少のステップは踏んでるが、江端選手
ほど大きくなく、相手選手からはタイミングがはかりずらい
ステップだと思う。
那須川VS志郎の試合も張ってるので観て比べてほしい。
あと志郎選手と江端選手の大きな違いは、距離感。
江端選手は、ロングレンジでステップを踏み、攻撃に入って
るのに対し、
志郎選手は、ミドル~ショートレンジの中間位のポジション
を取っていた。江端選手の距離と比べると少し距離が近かった
これは、那須川選手と距離を開けすぎると、踏み込んで来ての
攻撃力が増してしまうので、予め距離を少し縮めていたんだと思う。
それに対し、江端選手は遠い距離からステップインして
那須川選手に攻撃していたので、攻撃を貰ったときの衝撃も
大きくなった。
志郎選手は、那須川選手の攻撃力を半減させる為に距離を縮めた。
江端選手は、遠めの距離をポジションしてしまい、それが
早期KO負けに繋がった。
志郎選手と江端選手を比べると 志郎選手の方が距離のとり方
が上手かったのかなと思う。
結論 那須川選手の様な攻撃力のある選手に対して、距離を
取るのでは無く、距離を縮めた方が闘い易いと言う事だと思う。
Rungkit Wor.Sanprapai vs Shiro【2019.7.21 RISE WORLD SERIES 2019 -58kg Tournament Semi Final】
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【2019.9.16】Tenshin Nasukawa vs Shiro @official