7/13に行われた新日本キックの興行マグナムで見せた後藤龍治選手の
膠着しない組み付きは、参考になる使い方だと思う。
通常首相撲は、首を差しに行く。しかし、後藤選手はそうではなく
相手選手である宮本武蔵選手の肩を内側から取りに行く様にして、宮本選手の腕
を完全にコントロールした。
それにより、簡単に至近距離(ショートレンジ)に入り
簡単にパンチを入れていた。
この膠着しない組み付きの使い方は、足を使いパンチ主体の選手に対して
有効な構成だと思う。
チームドラゴンの様な足を使い、左右に揺さぶりをかけるタイプの
選手に、この膠着しない組み付きは、かなり有効的。
マススパーで、足を使いパンチ主体の選手に対し、この膠着しない
組みつきを使うと、なにも出来なくなる。
まとめると、パンチ主体の組み立てでフットワークを使う選手に
対して、ボディー攻撃(車で例えるならエンジンの攻撃)もしくは
膠着しない組み(手を内側から差し、相手の腕を取りに行く)を
する事で相手の攻撃を押さえ込む事が可能になる。
①ボディー攻撃
②膠着しない組み付き
この2つが有効だと思う。