遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

「強い」って、なんなのかなぁ

2014-06-27 23:43:03 | たわごと
今日はちょっとスバルに行って車検の見積もりをば、やってもらってきました。走行距離は今のところ88000キロ、次の車検が9年目です。前輪周りとエンジン周りがじんわりガタが来ています。昨年秋に左前輪のシャフトを交換したし・・・そろそろだなぁ・・・。

集団的自衛権 「平和的に解決」追加 政府、自公に最終案提示(産経新聞) - goo ニュース
やっと落としどころが見つかったようです。昭和の発想の野党が言うようなおどろおどろしいことにはならないと思うし、日本が単独で安全保障という方が無謀で現実的ではありません。米国の軍事力はまだ世界最強ですが、政治的になめられていて本来の力は出せていません。イスラエルは、もうクルド族がイラク領内で独立してもいいようなスタンスだそうですよ。そっちの方が、あの地域の安定にはいいということかもしれません。米国がまーったくアテにされてないってことです。今の『集団的自衛権』の解釈拡大も政治的意味が第一と理解しています。だから急に何かするってことでもないでしょう。
政府が24日の前回会合に示した閣議決定案では、「国民を守るためのやむを得ない自衛の措置」として「国際法上は、集団的自衛権が根拠となる場合『も』ある」としていたが、最終案では「場合『が』ある」と修正した。
完全に言葉遊びです。理系の僕にはそうとしか思えない。英訳したり、中国語訳した時に、その「てにをは」がどうなるのかの方が重要なんですが、そこら辺は官僚がやるんでしょ?
自公は7月1日の次回協議で与党合意を確認し、政府は同日中にも閣議決定に踏み切る方針らしいです。昨日の記事では4日だったんですけど、早めましたね。その方がいいという判断でしょう。

国会は閉じちゃったんですが、国際政治日程ではこれからが本番!
中国の習近平主席 来月3~4日に韓国を単独訪問(聯合ニュース) - goo ニュース
ね♪ 4日に集団的自衛権の閣議決定をぶつけるなんて、タイムリーすぎるでしょ。僕はすごくwktkしてたんです。それが1日に前倒し。
中韓は今後の両国関係の方向について協議する一方、北朝鮮の核問題など朝鮮半島情勢と関連した両国の協力を含め多様な事案について意見交換する予定だそうな。ほんまにそれだけで済むんですかね・・・。

7月1日に日朝協議=北京開催、拉致調査の説明聴取―岸田外相発表(時事通信) - goo ニュース
岸田外相はカンボジアを訪問した後に北朝鮮との協議臨むそうです。実は、カンボジアと北朝鮮の間にベトナム訪問も入ってたんですが、それはキャンセル。このタイミングでベトナム訪問だと中国の神経を逆なでしそうです。カンボジアは親中国なんで・・・。でもね、中国の習主席が北朝鮮よりも先に韓国を訪問する直前に日朝協議を北京でやるってのは絶妙な感じがします。中国は、いろいろと気を使ってもらった感じがしてるでしょうが、韓国は気が気でないでしょうな。

そして、今日リムパックが始まりました。8月1日までやるんですってよ♪
中国海軍が初参加、環太平洋合同演習始まる(読売新聞) - goo ニュース
ハワイを舞台にした世界最大規模の多国間の海上軍事演習です。中国とブルネイが初参加。中国海軍は射撃訓練や災害救助訓練などを行うんだそうな。日本の自衛隊は、イージス艦を含む水上艦艇に加え陸自も参加。陸自部隊は水陸両用訓練を実施・・・それ、離島防衛だよね・・・。まあ、ちうごくさんに見せてあげませう。変な気が起きないように。

ウクライナ危機で見たように、戦争は局地での代理戦でさえも出来なくなってきたと思います。ロシアも欧州も米国も、対立はするけど実力部隊は出てこない・・・出せない。弱いからじゃない、むしろ強いからだ。ロシアの軍は国境線に展開はしても中に入らず、あくまでも諜報組織の仕事がメインでした。貿易、経済、エネルギー、産業・・・互いに密接に絡み合っていて、関係国の国民レベルでは「対決するな穏便に済ませろ」という空気。
んで、『国力』ってなんだろうと、答えのなさそうな疑問を考えてみたんですけど、少なくとも中韓は日本の国力が衰えたと思っての最近の極端な行動ですよねぇ・・・新しい指導者の経験不足+役者不足な感じがします。安倍さんはまがいなりにも2回目の政権なので、けっこう上手くやってる。
アジアの「強さ」鮮明、世界銀行番付で再びトップ-邦銀も2位 (ブルームバーグ)
面白い記事が経済誌にありました。ブルームバーグ・マーケッツ誌の「世界最強銀行」年次ランキングで、アジア勢が再びトップとなり、その強さが鮮明になったそうです。一位は香港の恒生銀行。英銀HSBCホールディングスが過半数株を持ってます。驚くなかれ2位は・・・日本の・・・農林中央金庫!
ここでいう銀行の「強さ」は、リスク加重資産額に対する中核的自己資本(Tier1)比率や総資産に対する不良債権比率、収入に対するコストの割合など5つの基準を総合して順位を決定。とりあえずプロの仕事ですからいい加減ではありません。農林中金は昔大量に保有していた米住宅ローン担保証券の不良債権化で09年3月期に約5720億円の損失を出し、上野博史理事長(当時)が引責辞任しました。その後は保守的な投資姿勢に転じ、今年3月31日までの5年間に仕組み金融商品の保有を12%減らし、14年3月期は1557億円の純利益を上げたそうな。強いねぇ・・・TPPで問題にならないのかなー。

「強い」って、なんなんだろ。

本日のお酒:KIRIN CLASSIC LAGER + 立山 特別本醸造 + 石川米焼酎 加賀の露
コメント
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