遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

数字の意味

2014-06-08 22:51:41 | たわごと
昨日、「国民生活基礎調査」ってのに協力しました。厚生労働省様がいくつかの重なりのない部分母集団にわけ、各部分母集団からそれぞれ独立に無作為抽出を行って標本を抽出する抽出法で・・・選ばれたらしいのです。おいら・・・。

でもさ、厚労省の出す数字って、中国並みに信用できないっつーか、「なんだかなぁ」って感じです。下の記事は政府の諮問機関の出したもんですが、厚労省の数字を反映しております。だから、信用できない。w
「50年後も1億人維持」 政府、骨太の方針に人口目標(朝日新聞) - goo ニュース
〈以下引用〉諮問会議内の試算では、女性が生涯に産む子どもの数を示す出生率をいまの「1・43」から30年に「2・07」に回復させれば、60年代でも1億人を維持できる。原案は、この実現に向けて「20年をめどに少子高齢化の流れを変える」と掲げる。ただ、出生率の目標は「出産の強制」との批判があり、盛り込まない。
もうどうにもならない感が満載です。むしろ平気でこれが発表できる神経にすごさを感じますな。僕なら恥ずかしくて出来ません。

基礎年金の水準低下、30代以下の世代にダメージ 年金財政検証(産経新聞) - goo ニュース
5年に1回行われる年金の財政検証の結果です。これも、もうどうにもならない感が満載です。基礎年金の水準低下は5年前の財政検証の際に兆しがあったそうですが、改革は手つかずでした。痛みを伴う改革を、厚労省も政治家も国民も回避したのが大きいのです。だというのに、今年65歳を迎える世代の年金水準は62・7%となり、5年前の年金水準よりも高くなっています。デフレ下で賃金が低下する一方で、年金は賃金ほど下がらなかったためです。アベノミクスのインフレ政策の唯一の長所は政府が出来ない給付水準の削減を自然にやってるところなのかもです。若い世代は脱力するしかないっす。

さて、人口動態統計の結果で地方ごとのニュースを毎日新聞から拾っておきましょう。会員にならないと中の記事は読めませんが、その必要はないくらいにわかりやすいです。(笑)
人口動態統計:県内9年連続「自然減」 1955年以降最大に 厚労省統計 /石川
人口動態統計:昨年県内死亡数、63年ぶり1万人台に 「自然減」も4348人、過去最多 /徳島
人口動態統計:出生率、全国ワースト 19年連続、13年出生数は6177人 /秋田
自殺率:高齢女性、全国の倍 人口10万当たり 健康問題悩み /秋田
人口動態統計:15年連続で自然減 特殊出生率は3年ぶり上昇 /青森

どうせ読めないので、リンク付けてません。タイトルだけで十分♪ もう地方に関しては人口が減ることを前提に政策を練った方がいいです。厚労省につきあう必要ないですよ。

環境省は成果(?)をあげてるみたい・・・
トキ、目標定着数に=1年以上生存60羽超える―環境省(時事通信) - goo ニュース
環境省は8日、60羽以上の個体が1年以上生存し、自然界で生まれた個体が含まれていることを同日までに確認した。野生復帰に向け掲げた「佐渡島内に60羽定着」の目標が達成されたわけです。まあ、良いことです。

数字は数字なんで、余計に意味を付けるのは最小限度にすべきです。文系の人は意味を付けることに意味があるように誤解しています。数字には夢も希望もありません。そこに意味があります。

さて、今日のパラグライディングですが・・・絶賛発達中の雲の下で高度管理しながらソアリングを1本しました。新しい相棒の青七(U-turn PASSION)はよく飛んでくれます。ハンドリングの感覚はEN-D機そのものです。よくEN-Cのテストを通したと思う。楽しいですよ。さすがドイツのメーカー、細部まで造りがいいです。ブレークコードを通してある滑車がゴムで付けられていて、引く方向の自由度が大きいっす(上の写真)。うち向きに引くのと外へ引くのと翼端リア部の引かれ方が違います。まだ使い方をマスターしておりませんが・・・・普段そんな繊細なコントロールしてないんで、猫に小判、ハヤシに高性能かもです。自分で書いてて凹んでしまふ・・・。orz

本日のお酒:KIRIN CLASSIC LAGER + 鹿児島芋焼酎 三岳
コメント
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