くらのうえ市丸歯科ブログ

お口の健康を守りたい

九州大学 再生歯科・インプラント研究会に参加いたしました

2013年07月04日 | 外部セミナー

6月13日(木)、九州大学にて再生歯科・インプラント研究会が行われ、院長の市丸と副院長の山口が参加しました。

今回の講師は、東京歯科大学臨床教授の小宮山彌太郎先生でした。

小宮山先生は、日本にインプラント治療を導入したパイオニアであり、世界で初めてインプラント治療を始めたブローネンマルク先生のお弟子さんでもあります。

 

講演は、インプラント治療における、正確な力学的コントロールや精密性に重点をおいた内容でした。

 また、最近の日本におけるインプラント治療について、“医の倫理”を逸脱した治療が散見されること、それが、インプラント治療の信頼のみならず、歯科医療そのものの信頼を失っていることをご講演されました。

 例えば、2007年、神奈川でインプラント治療の死亡事故がありました。十分な術前処置も施されることなく、初診から僅か4日目にインプラント手術が行われたそうです。あまりにも、患者様が不憫でなりません。

 加えて、“1日でインプラントができる”とか、“インプラント専門医”を標榜しているけれど、実は自称“専門医”であるなどの例は、いわゆる詐欺行為であるとご講演されました。

 インプラント治療は、歯がなくなったときに非常に有効な治療です。一方で、一部の“医の倫理”を逸脱した非常識な歯科医師によって、患者様が多大な被害を受けられている悲しい現実があります。

インプラント治療のためには、歯周治療の予防と治療を完了させるなどの、十分な前準備が必要です。

 

今回の講演は“医療は患者幸福のためにある”を、常に第一に、行動するべきである。このことを、改めて知らしめられるものでした。

 当院は、“口腔健康を通して地域住民の社会福祉に貢献する”といった、基本理念を開院した2000年から実践しております。今後も、患者様の幸福のために、尽力させていただくことをお約束します。

 

(医)くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病センター(佐賀県 鳥栖市)

 TEL:0952-81-5410    院長 市丸 英二

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