くらのうえ市丸歯科ブログ

お口の健康を守りたい

日本歯周病学会九州五大学 日本臨床歯周病学会九州支部 合同研修会に参加しました。

2022年11月15日 | Weblog
令和4年(2022年)11月6日、長崎県歯科医師会館にて行われた、
「日本歯周病学会九州五大学 日本臨床歯周病学会九州支部 合同研修会」に、副院長の山口と、歯科衛生士主任の小川で参加してまいりました。

久しぶりの現地開催とあり、多くの方が参加されていました。
数年ぶりにお会いする方たちと、色々とお話しをすることもでき、やはり現地に出向くメリットを多く感じました。
前半は、私は歯科衛生士セッションを拝聴しました。
4つの演題があり、そのうち二つの医院は私自身、親睦のある歯科医院さんの衛生士さんでした。発表の内容は、薬物性による歯周炎や歯科恐怖症、アルコール依存症など、歯科衛生士としてどのように取り組んだかというものでした。
歯科医院は歯を治す所だけでなく、その方のライフスタイルにも関わることになります。口腔を通して、全身の健康へとつながることで、人生が変わると感じました。
教育講演では、「歯周炎 その始まりを止めろ」という表題で、フリーランス歯科衛生士の井上 和先生の講演でした。書籍も多く出版されています。

「みなさんは、きれいな歯肉の人が重症になっていくところを見たことがありますか」という言葉をはじめに、問いかけるような講演でした。
歯周病を治療するためには、プラークコントロールだけで良いのでしょうか。新型コロナ感染症が流行することにより、ウイルスや細菌について学ぶ機会も増えてきました。歯周炎との関わりのある細菌レッドコンプレックスを全てなくすことはできません。病気が発症しないようにコントロールすることが大切です。病気になってからでは遅いため、幼少期から適切なコントロールをすることで虫歯も歯周炎にもなることはないという内容でした。

日頃、くらのうえ市丸歯科でも実践している予防歯科ですが、なかなか理解される事は少ないように感じます。
歯科医院には、「悪くなってから治療で通う」ではなく、「今回も悪くなってないですよ、同じ状態ですよ」と言ってもらうために通うが当たり前となればよいなと思っています。
当院に幼少期から通ってくださっている方たちは、二十歳を過ぎてもほとんどの方で虫歯ゼロ、歯周炎ゼロを実践できています。
県外の大学に通う、社会人となり遠くに引っ越しされても、年に数回通ってくださっています。日頃の生活習慣を含めご指導させていただき、丁寧なメインテナンスを行っています。近くで頻繁に通えなくとも、良い状態を維持することが可能となります。

当院では、治療が必要な歯に対しては丁寧な診療を行っております。レントゲンや写真などの資料をじっくりと確認し、お一人お一人の治療計画を立てています。あれ?おかしいなと感じたら早めのご相談を、問題がなくとも是非、良い状態を維持するためにご来院をお待ちしております。

(医)くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病センター
(佐賀県 鳥栖市)
TEL : 0942-81-5410      
歯科衛生士 小川希和子
 






この記事についてブログを書く
« 第65回秋季日本歯周病学会学... | トップ | 三養基・鳥栖地区歯科医師会... »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事