6月23日に東京で開催されたBio-Ossセミナーに院長の市丸が参加しました。
ミラノ大学歯学部 口腔外科・インプラント学科 学科長のカルロ・マイオラーナ教授を講師に迎え、バイオオス/バイオガイドセミナーが行われました。
インプラント治療を行うときに、骨造成、すなわち骨をどのようにして作るかの講演でした。
骨を作るには、正確な診査診断に基づいて、手術法の選択、使用する材料の選択が大切です。たとえば、骨がほとんどなくなってしまった症例では、まず骨造成を人工骨、自家骨、とチタンの裏打ちがあるテフロン膜を使って、まず骨を作ります。それから、6か月ほど待って、インプラントを入れることになります。
一方、骨の一部が足りないような症例では、人工骨とコラーゲン膜を使って、インプラントを入れると同時に骨を作ります。
現在は、骨を作る技術が進歩したために、骨がないからインプラントができない、といった悩みはほとんどなくなりました。また、骨を必要なところに作る技術を持っていれば、前歯のインプラント治療において、天然の歯と区別がつかないほどの美しい仕上がりになります。
今回の講演に出てきたような手法は、当院でも積極的に使っていますので、知識の確認や整理に非常に役に立ちました。また、日ごろの治療について、マイオラーナ教授と直接ディスカッションできたことが有意義でした。
しかし、日本で行われているインプラント治療は、国際基準とずれているところが多々あり、危なっかしく感じることも多々あります。科学的根拠のない治療法を受けて、御苦労されている患者様も見かけることもあります。非常に残念なことです。
当院の治療が、高い評価を受けている理由は、常に科学的にエビデンスのある治療を導入しているところにあります。情報の取捨選択を客観的に行い、最先端の治療と、流行りの治療を明確に区別して選択していくことが大切なのです。
今後も、国際基準に従った高いレベルのインプラント治療を行っていきます。新たにインプラント治療を考えられている方はもちろん、既にインプラント治療を受けられた方もお気軽にご相談ください。
(医)くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病センター(佐賀県鳥栖市)
TEL:0940-81-5410 院長 市丸 英二