くらのうえ市丸歯科ブログ

お口の健康を守りたい

長崎大学歯内-歯周病学教室同門会・学術講演会で発表しました。

2019年04月04日 | 外部セミナー

2019年2月23日に長崎大学歯内-歯周病学教室同門会・第15回長崎歯周病学講演会が長崎大学病院内の講義室にて行われ、院長の市丸と2人で参加し、わたくしが、講演会で発表してきました。長崎大学歯周病学講座はわたくしと院長の市丸が長年、在籍し、歯周病学に関する研究や歯周病治療に力を注いだ、われわれの歯周治療の原点ともいえる場です。また、昨年、長崎大学では、歯周病学教室と歯内治療学教室(主に歯の神経の病気における研究や治療を専門とする教室)が合併し、歯内-歯周病学教室として生まれ変わりました。そのことにより、今年から歯内治療学教室の先生方が加わり、より活気あふれる学術講演会となりました。今回、新体制、最初の記念すべき講演会で、発表の機会を与えていただいたことは大変光栄なことでした。

発表は、‘セメント質剥離’に関する文献的知見と症例報告を行いました。‘セメント質剥離’は、歯周組織の一部のセメント質が、歯根から剥がれてしまう現象で、急速な歯周組織の破壊を引き起こす可能性があるといわれています。しかしながら、世界でも報告例が少なく、未だ原因や治療方法が明確化されていません。そのため、多くの先生方に興味をもって頂き、個人的には有意義な発表になったと思います。わたくしの他にも、5名の先輩・後輩の先生方が、歯周治療や歯内治療に関する知見や歯科界発展のための将来展望、学生・研修医教育に関する長崎大学での現在の取り組みなどをテーマとした講演をされました。どれも非常に興味深く、エキサイティングな内容ばかりで、多くの刺激を受け、大変充実した講演会となりました。

気がつけば、自分自身、歯科医師としては若手から中堅と呼ばれる立場になりました。今後も、多くの先生方と切磋琢磨しながら、常に学ぶ姿勢を忘れず、自己研鑽に努めるとともに、若手の教育にも目を向け、常に模範となる歯科医師を目指すことで、歯科界の発展に少しでも尽力できればと思います。

 

     くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病センター(佐賀県鳥栖市)

副院長 山口 竜亮

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