くらのうえ市丸歯科ブログ

お口の健康を守りたい

新型コロナワクチンの接種を歯科医師が担うことに賛同します

2021年05月05日 | Weblog

新型コロナ感染の第4波が猛威を振るっており,徹底した感染予防が必要です.コロナウイルス感染症の切り札として,ワクチン接種があげられます.2021年5月3日のデータでは,イスラエルや米国ではそれぞれ,56%,30%の人がワクチンを接種しており,通常の生活に徐々に戻っているようです.一方,日本では,まだ1%程度の国民しかワクチン接種を行っていません.今後,ワクチンの供給を増やし,接種のスピードを上げるとことが,日本において大切だと思います.

 ワクチンの接種の担い手不足が言われる中,歯科医師にもワクチン接種を行わせることが考えられています.私共は,私たち歯科医師もワクチン接種を通して,皆様のお役に立ちたいと考えています.少なくとも,当院の歯科医師はそのように考えています.また,医療機材メーカー3Mの調査では, 77%の歯科医師が歯科医師のワクチン接種について前向きに考えています.

 現在のほとんどの歯科医師は,ワクチンに必要な直接的な技術である筋肉内注射の研修を受けています.また,アナフィラキシー等の偶発症への対応は,歯科治療でも必須ですので,日ごろから十分に対応できるようにしています.ただし,直接的に全身疾患を診断することや治療することは,ほとんどありません.そのため,全身状態の把握に関しては,経験が不十分です.よって,集団接種会場などの医師がおられるところで,接種を行わせていただければと思います.歯科医師にとっては,もう一度全身管理のことを経験し学習するいい機会だと思います.歯科医師のレベルアップ,バージョンアップは,今後の医療や歯科医療の発展に必ずつながると考えます.

 当院のスタッフの半分が2回のワクチン接種を,残りの半分が1回目のワクチン接種を受けました.医療人として,皆様より早めにワクチン接種を受けさせていただいたことに,感謝しています.同時に,皆様を健康にすることに対する皆様から期待と皆様への責務をより強く自覚しております.

歯科医師によるワクチンの接種は,国民,住民の皆様にとって,ワクチンの接種スピードを上げることから,賛成します.私たち歯科医師も,皆様のお役にたちたいと強く思っています.

 

医療法人 くらのうえ市丸歯科

新鳥栖インプラント歯周病センター

理事長 院長 市丸英二

副院長 山口竜亮


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